ラッキーなことに、大阪のオーケストラの公開リハーサルの招待をいただいたので、興味深く聴いて来ました。
もともと公開時間が二転三転したうえ、会場に早めに着いたら、開始時刻が30分遅れるという知らせがあり、どうしようかと思いましたが、中には入れたので、楽員たちが思いおもいに音出しをしているところから観察でき、かえって面白かったです。(ああいった雰囲気好きなのです。)
オケも初めてでしたが、指揮者の児玉さんも初めて聞く人だと思います。なかなかサービス精神のある方で、始まる前に観客に挨拶して結構しゃべり、間の休憩のときもしゃべり、終わりにも挨拶するという方でした。もっとも挨拶の半分以上は、今日の午後にある本公演に「ぜひ切符を買って聴きに来て下さい」というお誘いでしたが……。申し訳ないことに、無料で公開リハだけ聞かせていただき、帰りましたが……。
ここの楽団のやり方なのか、コンマスのやり方なのか、調律を始めるときにオーボエが音を出しますが、次々に他の楽器が音を出すときは、指揮者が「どうぞ」という手招きをしていました。
今まで見たオーケストラだと、オーボエの後は、だいたい決まっていると思われる順番で各楽器が自由に音を出していたので、ちょっと面白いな、と思いました。
大阪で本公演をしたばかりの曲ということで、20世紀の作品も手慣れた演奏という感じでした。音作りの指示というより、いつもと違うホールでの響きを盛んに気にしていたのが印象的でした。
1曲目はクルト・アッテルベリという20世紀前半に活躍したスウェーデンの作曲家の作品で、ホルンとクラリネットがけっこう活躍していました。一番長い曲のため、やはり、細かく止めては指示し、、、でも時間がないので、かなりはしょっていたようです。でも、手慣れているのか、あまり乱れが無かったですね。20世紀の交響曲と言っても、いわゆる「現代曲」の難解さではなく、わりと聴きやすい作品でした。一度ちゃんと聴いてみたいです。(午後の公演聴かずにすみません。)
休憩後にソプラノの佐々木典子さんを迎えてR.シュトラウスの4つの最後の歌。初めて聴きますし、ソプラノは押さえ気味なのか、オケに埋もれて聴こえるし、まあ「合わせ」をしているだけ、という感じでした。指揮者もオケのことだけを見て(聴いて)いるようでした。
さて最後あと15分になってしまったところで、管楽器が退席してエルガーの弦楽セレナードでした。そうです!!!私はこれを聴きたくて行ったのです。(アマデイで演奏する予定)
最後までやってくれるかな、と心配でしたが、なんと、演奏中に指揮者が指示を飛ばすものの、全曲を通して演奏し、挨拶を入れてもぴったり1時で終わりました。まるでジルベスターコンサートのよう。
それはともかく、これは良かったです。それまでが全体に管楽器が派手になる曲だったせいか、弦楽器、特にコンマス等の力の入り方と言ったら……。
いやすばらしいです。予想通り感動的な演奏でした。2楽章は、目頭が熱くなりました。うーん、公開リハを聴いて感動してしまうとは…。やっぱりこの曲、いいです。
秋のアマデイにぜひ成功させたくなりました。しかし…、今日はチェロが8人、コントラバスも6人だったかな。ヴィオラもたくさん(10人?かな…人数の記憶は曖昧です)。ヴィオラ以下がとても活躍する曲だから、今のアマデイの編成では厳しいですね。低音は補強しないと…。
いつも、リハを聴かせてもらうときはもちろん、演奏会もつい「勉強」に行ってしまうようなのですが、今日は逆に、公開リハで、勉強というより楽しませていただきました。無料で申し訳ないです。指揮者さん、楽員の皆さん、スタッフの皆さんありがとうございました。
大阪シンフォニカー交響楽団 公開リハーサル
すみだトリフォニーホール
指揮:児玉宏
ソプラノ:佐々木典子
曲目:アッテルベリ/交響曲第6番ハ長調Op.31
R. シュトラウス/4つの最後の歌
エルガー/セレナード ホ短調 Op.20
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