室内楽コンサート2つ
今日はこれまたご招待で、弦楽四重奏と木管五重奏を聴いて来ました。
前半は仙台フィルハーモニーの楽員による弦楽四重奏。曲目は下記の通りですが、ハイドンは分かりやすいものの、やや単調な感じ。ウェーベルンは、ウェーベルンの作品の中では珍しい調性音楽ということでしたが、演奏者もまだ弾きこなしていないというイメージ。ボロディンが面白かったかな。でも第1楽章はちょっと長過ぎ、第3楽章はよく知られたメロディで、「やっと知っている曲が出て来た」という感じでした。
奏者たちが普段弦楽四重奏を組んでいるわけではない臨時のアンサンブルということもあるし、特にウェーベルンはこの日のための選曲に際して知った曲ということらしいので、まだこなれていない感じがありあり。今ひとつ表現力が足りないという印象を受けました。
後半は京都市交響楽団の木管の首席奏者たちによる五重奏。こちらも普段から五重奏を組んでいるわけではないだろうと思いますが、そこは首席奏者たちなので、立ち居振る舞いからやはり格が違うという感じがあり、また、オケでも木管セクションのアンサンブルは良くあることだろうと思うので、やはりアンサンブルに慣れているな、という印象を受けました。
曲は「アルルの女」以外は知らないものでした。もっとも「アルルの女」も五重奏用にかなり手を加えた編曲のようで不思議な音もたくさんありました。
従っておそらく全体的に近、現代の作品で、それこそ聴き慣れない曲ばかりとも言えましたが、5本の異なる管楽器の音色の違い、音量の大きさ、技量、曲の面白さ、全てにわたって聴衆を飽きさせない演奏だったと思います。
なかでも、オーボエとクラリネットの女性の演奏は抜きん出ていました。オーボエはそれほど目立たないのですが、ひとたび旋律を受け持つと、その独特の音色で引きつけられました。クラリネットはフルートと対角に座っていて、さしずめ副リーダーという感じ。音楽全体のかなりの部分でリードしていて、音域の広さから、ホルンと近い中音域を受け持ったかと思うと、高音域で主旋律、あるいは第2パートのような役割と、いろいろ活躍していました。まろやからなクラリネットの音色は魅力的でした。
本当は、そのあと大ホールで群響の演奏会があったのですが(有料)そちらは失礼させていただきました。すみません、無料ばかりで……。ありがとうございました。
地方都市オーケストラ・フェスティバル2009 室内楽コンサート
すみだトリフォニーホール小ホール
2009年3月22日12:00
仙台フィルハーモニー管弦楽団メンバーによる弦楽四重奏
ハイドン:弦楽四重奏曲第36番イ長調 作品20-6
ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章
ボロディン:弦楽四重奏曲第2番ニ長調
13:00
京都市交響楽団メンバーによる木管五重奏
イベール:3つの小品
ビゼー:アルルの女 第1組曲
ムチンスキー:木管五重奏曲作品45
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