2009/10/26

CD「こころをあげよ」頒布中

先にお知らせしましたがCDができました。8枚というのは、それだけが別便で先に届き、約一週間遅れて、残りの192枚が届いたのでした。

はい、合唱のきれいな歌声、カトリック聖歌のCDをご希望の方、いかがですか。

Cd2009s

こころをあげよ~カトリック聖歌(合唱編曲版)

Hisamatsu.orgで通信販売しています。

サンパウロ書店(東京宣教センター 四ッ谷)及び
サンパウロネットショップでも取り扱っています。

くわしくはこちらをお読みください。

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2009/10/14

CDについて

企画段階から紆余曲折ありましたカトリック聖歌のCD。7月に録音してようやく先日出来上がりました。………が、今回の企画はいろいろあったことを象徴するかのように、最後(?)にまた不思議なことがありました。

制作会社から「200枚できました。」という連絡があり、日曜日に届くはずだったのですが、届いたのはたった8枚。???訳が分からず、過去のメールを読み返したりしたのですが、8枚、という根拠が全く見当たらず……。会社へ問い合わせて、ようやく原因が分かりました。あちらは3個口にして発送したそうです。残りの2個口が、なぜか遅れて、昨日(火曜日です!)配達になったようです。同じところから、同じときに発送して、同じ宛先なのに、こんなに遅れて到着することがあるのですね。同じ宅配でも、大手の猫さんだと、こんなことは無いと思うのですが…。別の業者なので、受け取りの手配もネットではできないし、時間指定もしづらいので、受け取れるのは明日になりそうです。困ったものです。

……とはいえ、200枚できました。いかがですか?

「こころをあげよ~カトリック聖歌(合唱編曲版)」

指揮:久松祥三 オルガン:浅井寛子 
合唱:ラウダーテ・ドミヌム合唱団

カトリック聖歌集(光明社刊)より選曲し、合唱用に編曲して録音したものです。
合唱編曲:浅井寛子(讃美歌集に収録されているものを除く)

発行:Hisamatsu.org
HO-0901 頒布価格 2,500円

曲目:
601 われ朝まだきより/602 みもたまも/603 こえをあわせ/604 ほめよたたえよ/605 さいわいなるかな/606 くしきぶどうの木/607 しずけき/608 あめのみつかいの/609 ねむれよいとしご/610 よろこべ今日ぞ/611 さかえのみ神を/612 今ぞ勝利の/613 ひせきにこもりて/614 しらべもたえに/615 あおげわが神の/619 うるわしきみはは/620 きよきおとめとて

そして!!!

前作「四季の賛歌」も50枚追加プレスします。合わせてお求めください。
クリスマスプレゼントなどにもいかがでしょうか。

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2009/09/18

浅草バロック ~老舗に響く古楽器の調べ~ 其の二

浅草バロック ~老舗に響く古楽器の調べ~ 其の二
2009年10月26日(月)
19:00開演(18:30開場)
紀文堂総本店 甘味「紀文」
出演:アンサンブル雲水
曲目
 G.Ph.テレマン:4声の協奏曲 ニ短調
         トリオ・ソナタ イ短調
 J.S.バッハ:アリア ニ長調 (序曲 BWV1068 より)
 昭和の懐かしのメロディー
 その他
料金2,500円 (お茶と人形焼付き)
要予約 限定40名
会場・アクセス
東武伊勢崎線・都営地下鉄浅草線・東京メトロ銀座線[浅草駅]下車
仲見世入口 雷門そば 雷門通り
予約問い合わせ:浅草でバロックを聴く会
e-mail:tsubota_ichiko@yahoo.co.jp

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2009/06/13

オルガンと祈り〜オルガン奉献10周年記念

今日は、イグナチオ教会(カトリック麹町教会)のオルガンと祈りに参加して来ました。

いつもはミサ後に祈りの集いのようなかたちで行われますが、今日は6時からのミサの中で行われました。たのしみにしていたのですが、仕事の都合で、福音の朗読から出席しました。

「私のくびきは負いやすく、私の荷は軽いからである」

私の好きな言葉が朗読されているところでした。

説教に続いて、バッハの「愛するイエスよ、我らここに集いて」BWV791
心を穏やかにする優しい旋律がきれいでした。
ミサ曲(通常文)は天使ミサでした。うーん、これはなぁ。気持ちよく歌える人が多いのだと思いますが、どうせラテン語で歌うなら、もっと素朴な旋律がいいなぁ。と、勝手なことを思いながら、結構大きな声で歌いました。

聖体拝領の際には、聖歌隊がグレゴリオ聖歌「Ubi Caritas」を歌いました。
聖歌隊はまたオルガニストグループだったのでしょうか。きれいでした。
そして、その歌が終わるとその旋律をテーマとして、オルガンの即興演奏が続きました。同じテーマを使いながら、変奏されて行きます。私の聞いた印象ですが、サンサーンスかフランクの曲のようなフランス風の感じがしました。(勝手な思い込みです。オルガニストが即興で演奏していたのです。)そして、司祭の動きを見て、ちょうど良い頃に曲を終わらせる……、教会オルガニストの腕の見せ所、という感じでした。

閉祭の歌は典礼聖歌「すべての国よ神をたたえ」。短い曲なので、2回歌ったのですが、2回目は転調して音程があがりました。なるほど、、、これによって盛り上がりました。(音域の狭い私には高い音がキツかったですが。)

そして、その終わった音に続けてバッハのフーガ変ホ長調BWV552でした。
これは見事というほかない演奏でした。後奏にふさわしい華やかさもありながら、荘厳さを失わない気品のあふれる曲で聴き応えがありました。

ちょっと嫌な予感が的中し、ミサの後奏が終わったときに拍手がありました。ミサの後奏に拍手をするのはなあ……という抵抗もありますが、拍手をしたくなるほどの演奏であったというのも確かでした。

短い時間でしたが、心温まるひとときでした。

オルガニストは我らが(?)Allegro assaiさんでした。私は知っていたのですが、今回の企画ではミサということもあり、チラシなどにオルガニストの名前が出ていなかったこともあって、何となく宣伝しませんでした。あのようなすばらしい演奏を聴きながら出席できるミサです。皆さんにお知らせしておけば良かったです。
(ごめんなさい。)

オルガンと祈り〜オルガン奉献10周年記念
2009年6月12日(金)18:00 聖イグナチオ教会主聖堂

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2009/05/25

主の昇天(復活節第7主日)

Virigalilaei

ガリラヤの人よ、なぜ天を見つめて立っているのか アレルヤ
天にあげられたあのイエズスは
天に上るのをあなたがたが見たのと同じ栄光のうちに
またおいでになる アレルヤ アレルヤ

すべての民よ手を打ち鳴らし、
神に喜びの叫びをあげよ

グレゴリオ聖歌の中でも小僧が特に好きな聖歌です。
聖グレゴリオ音楽院時代、年に1度の発表会で生徒はソロでグレゴリオ聖歌を歌うというのがあり、私はこの曲を歌いました。
かなり緊張し、歌う直前に聖霊の助けを願ったことを良く覚えています。

2006年の「本業と副業で音楽を楽しむ会」でも、ユビラテ・デオ聖歌隊という、にわか合唱団でこの曲を歌い、ソロを歌わせてもらいました。

ミサの中で歌えれば良いのですが、日本の教会ではなかなか夢は叶いませんね。

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2009/04/16

ジョスカンのアヴェマリア

知人から「知ってる?」と聞かれたのがジョスカンデプレの「アヴェマリア」でした。
もっとも、ジョスカンの「アヴェマリア」という作品が1曲しかないかはわかりませんが…、調べてみたら小僧の知っている曲でした。

調べてみようと思ったとき、たしかCDがあったはず、と思い出しました。ただ最近は、自分の良く聴くCDは手元においてあるものの、あまり聴かないCDはレンタル倉庫においてあるので、このCDは無いかと思いましたが………、不思議です。ありました。

これです。
Hmc901243
アヴェマリアは、なんと、かつて歌ったことのある曲でした。
グレゴリオ音楽院か、合唱団か…。覚えていません。
でも、こういうのを聴くとまた歌いたくなります。
ここのところ、マンドリンの将来性に期待が持てないことが続いていて、そして、実際、マンドリンの為にあてていた時間に余裕ができてしまったので、もう一度教会音楽も勉強しようかな、と思ってしまいました。

あれ…、スターバトマーテルも入っている。一昨年聴いておけば良かった。サルヴェレジーナも…。

上記CDのご紹介
JOSQUIN DESPREZ (HMC 901243)
Stabat Mater, Motes
La Chapelle Royale
Dir.: PHILIPPE HERREWEGHE

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2009/04/14

CD録音メンバーが揃いました!!

今日、めでたく聖歌の録音の合唱メンバーがそろいました。

ソプラノ:4
アルト:2
テノール:2
バス:2

ソプラノの1人にアルトパートを歌ってもらえれば(編曲によりますが)
とてもバランスよくなります。

もっとも、聖歌の合唱版なので、基本的に主旋律はソプラノだから、
ソプラノが4名というのでも良いかもしれません。編曲ができてから、実際に歌って決めたいと思います。

ふう、これでほぼメンバーは問題なくそろいました。やった〜〜。これでいよいよ演奏に向かって進めます。

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2009/04/13

復活の続唱〜復活節

あえて「復活節」と書きましたが、それは、前晩の復活徹夜祭と、そして、復活の主日の両方を話題にしようと思ったからです。

復活徹夜祭は土曜日の夜(グレゴリオの家では日曜日の日の出前にします……出たこと無いけど)に荘厳に行われます。通常のミサ式次第とは大きく異なり、いろいろなことがあるので、ここでは説明しきれませんので、興味のある方はいくつかの教会のホームページを検索してお読みください。個人のホームページやブログに頼らず、公式なサイトを参照されることをお勧めします。

で、復活徹夜祭の象徴は光です。「キリストの光〜神に感謝」(典341)という言葉で始まります。新しい光の到来です。
復活賛歌(典342)
聖書朗読と答唱詩編(全部おこなうと7組:省略される場合もあります)
アレルヤ唱(典12) この典礼聖歌12番のアレルヤの部分の旋律はグレゴリオ聖歌そのままです。日本語版の歌だと(といっても「アレルヤ」と歌っていますが)アクセントの位置が変わってしまうので、グレゴリオ聖歌と思わない方も多いと思いますが……。
*四旬節の間「アレルヤ」は全く唱えられないので、久しぶりに歌う歌なのです。
 ああ、復活祭が来た、と思います。
諸聖人の連願:音楽の世界では「連祷=リタニー(Litany)」と知られているもののひとつです。ここでは諸聖人に一緒に祈りを捧げてもらいます。
ミサの終わりに司祭が「イテ・ミサ・エスト」に「アレルヤ」を加えます。会衆も同様です。
(日本語でも、「行きましょう主の平和のうちに、アレルヤ」信徒は「神に感謝アレルヤ」と答えます。)

前日までの雰囲気から明るいムードに一変します。

そして、翌朝復活の主日です。

「あたらしいこひつじ」(典4)を歌う教会もあります。
「わたしは復活し」(典345)の方が私は好きかなぁ。でも短いのが難点。

そして、なんと言っても復活の主日の歌は「復活の続唱」です。これにつきます。(小僧の個人的好みです。
私が、典礼聖歌の中で2番目に好きな歌です。

この歌を他の機会に歌うこともあります。
ですが、もっともふさわしく、公式に歌われるのは、この復活の主日日中のミサです。
自分の大好きな歌を、ふさわしい場所、時、このために作られたその機会に歌える喜び、幸せをかみしめました。いろいろな苦難があっても、こんな幸せな気持ちになれるなんて…。

続唱の後はアレルヤ唱そしていつもの典礼に近い形でミサが進みます。
ちなみに本来はアレルヤ唱の後に続唱です。だから「続」唱なのです。今は逆転していますが、まあ、いろいろ事情がありまして。「続唱」=セクエンツィアについては「スターバトマーテル」のところもお読みください。

スミマセン、この「復活の続唱」ことを書きたかったために、今日のブログを書いていたので、後のことは省略します。

今年は久々に聖週間の典礼に全部(ちょっと遅刻したものもありましたが)出られました。良かったです。こういうこと話すと信仰深いと(ときに皮肉を交えて)言われることがありますが、熱心、とかではなく、わたしにとっては安らぎを得るため、癒されるため、すがる思いなのです。そして、実際、今年の典礼では、本当に慰めを得ました。(街の教会の典礼にはいろいろ不満もありますが、やっぱり「よかったなぁ」というのが正直な感想です。

これから聖霊降臨祭までが楽しみな季節です。

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2009/04/10

聖金曜日 気高い十字架の木

今日も典礼に参加して来ました。カトリックの「礼拝」は主に「ミサ」または「聖務日課(教会の祈り)」で、あまり「礼拝」という言葉を使いません。だから、つい、「聖金曜日のミサ」なんて言ってしまいそうですが、今日のはミサではありません。言うならば聖金曜日の「典礼」です。

さて、今日の典礼では、この日にしか歌わない歌が多く出て来ます。そのため、街の教会では歌の練習が十分でないし、第一歌っている人が歌の意味、使われ方を理解していない、あげくに司祭も分かっていない、なんてこともあり、聖金曜日の典礼は今一のことが多いです。

ですが、今年は、昨日に引き続き、なんか「出席して良かったなぁ」と思いました。

●今日の詠唱 典礼聖歌317
「キリストは人間の姿で現れ、死に至まで、しかも十字架の死に至るまで自分を低くして従う者となった
それゆえ神はキリストを高くあげて、すべてにまさる名をお与えになった」
(フィリピへの手紙より)

この歌を歌うことで手紙(聖書)の言葉を暗唱できてしまいます。深い真理を悟らせてくれる思いがします。(小僧の個人的感想です。ご理解ください。)

●十字架崇敬の時に歌われる「とがめの交唱(インプロペリウム)」典礼聖歌333
「民よ、私にこたえよ、わたしはあなたに何をしたか、何をもってあなたを悲しませたか。」

人の罪の深さを反省させられます。神の嘆きです。(小僧の個人的感想です。ご理解ください。)

●十字架賛歌(クルクス・フィデーリス)典礼聖歌336
「気高い十字架の木 すべてにまさる尊い木 その葉その花その実り、いずこの森にも見られない うるわしい幹 幸いな釘 尊い体を担った木」

十字架をこのように讃える……初めはちょっと驚きました。
でも、見るのも苦しい十字架の木も、見方によってはこの様に賛美されるべきものとなる。
不思議です。(小僧の個人的感想です。ご理解ください。)

このように、この日しか歌われないこれらの歌(厳密に言えば他の日にも歌われることがありますが、この日の典礼に決まっている歌、ということに解釈して下さい)が、今日は心に響きました。もっと厳かに歌えたら、もっと良く準備して典礼に与れたら………それはすばらしいけど、今年は、何か、普通に出席しただけでも「出席して良かった」と思えました。

明日はいよいよ復活徹夜祭。これから聖霊降臨祭まで好きな歌が続きます。
はい、あまり詳しくない方は、ぜひ「四季の賛歌」の復活節の歌をお聴きくださいね。

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2009/04/09

グロリア(栄光の賛歌)

今週は聖週間。今日は聖木曜日で、夜教会で主の晩餐のミサに出席して来ました。
本当は午前中にカテドラルで聖香油のミサというのがあったのですが、忘れていて(スミマセン)マンドリンのレッスンを入れてしまったので、行きませんでした。(というか、聖香油のミサは見習い修道士だったときしか出たこと無いかも。)

聖週間というくらいですから、先日の日曜日(枝の主日、受難の主日)から今度の日曜日の復活の主日(イースター)まで一週間かけて主の受難と復活を追って救いの業を記念する(思いおこす)わけですが、日本ではあまりにもクリスマスばかりが注目され、信徒でも、聖週間をあまり大事にしていない感じがするのが残念です。

…と他人のことを言っていますが、自分も、聖週間の典礼に全部参加したのは、はてどれくらいあるでしょう。

さて、前置きが長くなりましたが、グロリアです。なぜこれをタイトルにしたかというと、今日の主の晩餐のミサに出席して、久しぶりにグロリア(栄光の賛歌)を歌ったからです。
いわゆるミサ曲(キリエ、グロリア、クレド、サンクトゥス+ベネディクトゥス、アニュスデイ)の第2曲にあたるグロリアですが、四旬節中は歌われません。(待降節中も歌われません)
それで、今日のミサで歌って久しぶりだな、やっぱりいいな、と思ったのでした。

グロリア(栄光の賛歌)は、もとは聖務日課の賛歌でした。
後に教皇臨席の降誕祭の夜半のミサの賛歌として用いられ、さらに主日や祝日にも歌われるようになって行きました。現在の典礼でもそうです。従って、四旬節中であっても、聖ヨセフの祭日(3月19日)と神のお告げの祭日(3月25日)のミサ、それから叙階式のような盛大や祭儀では歌うことができるようになっています。「天のいと高きところには神に栄光、地には善意の人に平和あれ。」ルカ福音書にある、天使たちが羊飼いに現れて歌った賛歌のことばです。ヘンデルのメサイアで「Glory to God in the Highest 」と歌われるところですね。私の大好きなところです。

ちなみに、主の晩餐のミサでは、洗足式というのがあります。キリストが弟子の足を洗ったという場面を再現するものなのですが、かつて所属していた教会では男性が12名選ばれて、式の中で司祭に足を洗ってもらうのですが、申し訳なくて、みんなやりたがらないのです。だいたい、式に参加している人が少ないので、12名なんて男性ほとんどだった、なんてこともありました。今日は心配していたのですが、選ばれたのは3名それも子供二人と女性でしたので、無事(?)免れました。良かった…。(いえ、本当は「良かった」と言ってはいけないかな。)

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2009/03/26

神のお告げ【祭日】

今日は、天使から聖母マリアにお告げがあり、マリアがそれを受け入れたことを記念する日です。そして、見方を変えると、キリストがマリアの胎内に宿った日ということになり、主を記念する日でもあります。そのため、祝日の中でも最大級の「祭日」となっています。

3月25日、分かりやすいです。12月25日(主の降誕)の9ヶ月前です。
(昔は9ヶ月で子供が生まれると考えられていたからこの日になったと言われています。)

お告げの祝日に当たり、「お言葉通り、この身になりますように」と応えられるようになりたいと思います。

「見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み その名をインマヌエルと呼ぶ。」
ヘンデルの「メサイア」にも出てくる有名な言葉(イザヤの預言)ですね。…私が大好きな曲です。

「インマヌエル」=「神は私たちとともにおられる」という深い意味があります。
 そのことを感じられたら、と思っています。

次いでながら、今日は聖歌CDの制作について、ちょっと希望が見える日になりました。まだまだ不確実ですが…。

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2009/03/17

カトリック聖歌のCD制作始動

去年の秋、先にリリースした「四季の賛歌」(~典礼暦に基づく神への賛美)のCD完売に際し、販売店から追加プレスの依頼がありましたが、売れ残りのリスクを負うのを避けるため追加しませんでした。

それで、次に、「カトリック聖歌のCDが聖母賛歌を除くとほとんどない」と言うことを聞き、それでは、いずれ私の方で制作しようと考えていたのですが、これまで諸事情によりできませんでした。

ようやく、可能性が高まり、準備ができました。

今関係各位に連絡をし、動き出しています。

今年の夏に録音し、秋には発売したいと思っています。

曲はカトリック聖歌集の中から抜粋です。
でも、良く知られた、聞きやすい曲がほとんどで、観賞価値もあり、個人的な祈りを助ける物となると思います。練習、録音ともに楽しみです。そして、出来上がりを聴くのはもっと楽しみ…気が早いか。

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2009/03/01

典礼音楽2題

昨日から今日にかけて典礼音楽関係のことで良かったことと、悪かったことがありました。

まず良かったこと。

今年はカトリック聖歌のCD録音を計画しています。(本当は昨年発案しだいぶ遅れているものです。)その聖歌の選曲がようやくできました。(「選曲した」と言っても、聖歌集の一部、元々ひとまとまりになっているものがCD制作にちょうど良いとわかっただけなのですが。)
そして、それについて、オルガニストの方に相談したところ賛同を得られました。

今後、彼女に多声に編曲してもらって、合唱として録音しようと計画しています。今年の夏前半に録音という予定で進めて行こうと思います。

まだ、録音業者との折衝などはこれからなので、細かい日程はこれからです。
でも出演者に打診などもして行きますので、協力していただける方はよろしくお願いします。

悪かったこと。

今日のミサでした。

所属の教会の聖歌の選び方はがっくりすることが多いのですが、今日は最悪でした。
ミサの最後に閉祭の歌を歌ったのですが、歌詞の半分が「アレルヤアレルヤ」でした。
今日は四旬節第1主日です。「なぜだぁ!!!!!!」私は叫びたい衝動に駆られると同時に気力が全く失せ、力なく聖堂をでました。もちろん歌う気になれません。

しかも、曲集はあるフォーク系(う、こんな表現自体が古いか!)の聖歌集。私が20数年前、教会の青年として頑張っていた頃はよく使った曲集ですが、素人のあまりに稚拙な歌が多く、いまでは、自分としてはとても聖歌集として使う気にならない曲集です。それがこの教会では最近になって毎回1曲は歌うように使われだし、あげくに今日「アレルヤアレルヤ」です(曲名は忘れました。)。あきれました。選曲に関わる人は誰も疑問に思わなかったのでしょうか。

街の教会の聖歌のひどさは今までもほかの教会でも体験して来ましたが、あまりにひどくてやりきれません。教会にはいろいろな問題を抱え、祈りで助けられる思いで来ている人もいるのに、教会でミサにあずかってがっかりさせられることが多いです。ほんと何とかならないものでしょうか。特に音楽、典礼に関しては、ひどいです。

ついでながら、、、、「閉祭の歌」というのは、教会の典礼には正式には含まれません。「イテミサエスト」「デオグラチアス」(「ミサは終わった=感謝の祭儀をおわります。」「神に感謝」)までです。

いつごろからなのでしょう「閉祭の歌」というのが当たり前に歌われるようになって、それがあたかも典礼の正式な式次第のようになっています。これも元々疑問でした。
そんなこんなで、がっくりの一日(一週間)の始まりでした。

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2009/01/13

チェチリアミサの楽譜が届きました

しばらく話題から遠ざかっていた、スカルラッティのチェチリアミサですが、今日、ようやく楽譜を入手することができました。

今まで保留にしていた理由は、楽譜を見て確認してからでないと判断できないことが2つあったからでした。

ひとつは、歌の難易度の問題。
もう1つは、方々調べたものの、ヴォーカルスコアしか入手できず、フルスコアがNovelloのレンタルしか無いということだったのです。

歌の難易度については、かなり厳しいです。まず出演の可能性のある人に相談して行くしかないと思いました。

2つ目の問題については、ヴォーカルスコアを取り寄せてから、オルガン用に編曲された伴奏譜から器楽用のパートを抜き出す(編曲)ことを考えていました。それが可能かどうか不安でした。

ところが…

今日届いたスコアを開いたところ、なんと…、
「ヴォーカルスコア」だと思っていたら、「フルスコア」でした。

合唱部の下に、ヴァイオリン2部、ヴィオラ、コンティヌオ(リアリゼーションつき)の伴奏がすべて書かれたものです。楽譜のサイズが普通のヴォーカルスコアのものだというだけでした。

これで編曲の問題は解決しました。
もちろんパート譜は作らなければなりませんが、これはいつものことだから、時間はかかりますが、問題なくできます。また、器楽の難易度は、昨年のモーツァルトに比較すれば易しいので問題ないでしょう。

そうなると、やはり問題は歌の難易度です。

ソロはかなり難しいですね。
出演者しだいですが、一昨年ペルゴレージを乗り切ったのだからできるのではないか、とちょっと期待しています。

人数的には、ソプラノ4人(うちソロ2)、アルト2(うちソロ1)、テノール2(うちソロ1)、バス2(うちソロ1)が最低必要です。

もう少し良く楽譜を見てから正式な募集要項を発表しますが、「演奏する」という方向で考えていますので、出演希望者は小僧までご連絡ください。

器楽のみの曲に関してはこれから考えます。先に発表した案はかなり見直すと思います。
一応参考までにこちらをご覧ください。

なお、会場は例によって春先にならないと決まりませんが、
日は、10月31日(土)もしくは11月3日(祝)になると思います。

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2008/12/06

今日届いたプレゼント(?)

自分で注文していたので、プレゼントでもないのですが、一部の方にはお話ししていたGregor Joseph  Wernerのレクイエムが収録されたCDが届きました。

この曲、今年の途中に出会い、楽譜も既に取り寄せていて、来年のアマデイのメインにする予定だった曲です。ただ、20分程度で終わってしまうので、もう1曲テデウムも演奏しようか、と考えていたものでした。(テデウムも収録されています。)

レクイエムの方は、弦の小編成だけでオーケストラが組めるし、歌も難しくはなさそうなので、問題はないのですが、テデウムは弦の動きがマンドリンにはちょっと弾きにくいかな、と躊躇していたのでした。

で、録音は持ってはいたのですが、、、、、先日のパソコントラブルでデータが消えてしまい、やむなくCDを取り寄せたわけです。今夜から改めて聴こうと思います。

今日は12月6日聖ニコラオの記念日です。それで、なんかプレゼントをいただいたような気になってしまいました。

 

まあ、上記のようなわけで、しばらく聴いていないうちにスカルラッティのチェチリアミサと出会い、ちょっとはまってしまったのですが、残念ながら、なんか話題にしにくい状況になったので、当面封印します。

【追加】以下は「ミサ」について言っています。演奏会についてはとりあえず「保留」です。
もともと、まだ固まっていませんでしたので。演奏会の曲目の決定はいずれにしても来年早春です。期日、会場の決定は、希望する教会の返事が復活祭過ぎまでもらえないことが多いので、決まるのはさらにあとになります。

あれはあれで、司祭さんたちと相談の上、ミサをするときが来たら(つまり来年とは限りません)、それから改めて演奏することを考えることにします。従って、アマデイで演奏することはないかもしれません。申し訳ありません。
(つまり歌中心で、器楽はそのとき改めて考えることにします。いずれにしても、ヴォーカルスコアしか入手できないので、オルガン伴奏でやっても良いかな、と思っています。)

なお、来年にもし挙行する場合、日曜日(主日)に聖人を記念するミサということになりますので、通常ではできません。司教の許可を必要とします。ミサをするには、司祭、教会(聖堂とその教会の信徒)、そして司教の協力なくしてはできないですね。私一人が「やりたい」といってできるものではない、と付け加えさせていただきます。(信徒の方にはわかりきったことですね。)

ちなみに、西暦2000年に使徒聖ヨハネを記念するミサをしようと、その10年くらい前に式次第を考えたことがありました(何のことかわからないでしょうね?)。そのときは、すぐに賛同者が現れたのですが、実際に2000年が来た頃には、その賛同者と連絡が取れない状態で、、、、時が過ぎてしまいました。西暦2010年12月27日にできるかなぁ。あ、でもその年はメサイア演奏会かも。(メサイアは2011年という案も出ています。)

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2008/12/02

こまった、はまりそう

来年の計画がいまいち立てられないでいます。
来年のアマデイは、メインにする曲だけ随分前から決めていたのですが、そんな調子で、他の曲が浮かばなかったのです。

ところが、、、、このブログで珍しく盛り上がってしまった(?)先日の「アトナリテ・クール」の演奏会。そのときメインで演奏されたA. Scarlattiのチェチリアミサ。演奏をききながら興味が湧いたので、ついに録音をiTunesストアで買ってしまいました。

…良い。すごくいきれい。こまった、、、、はまりそう

来年のメインをこれにしてしまおうか。そうなると後半はこれだけ。フォーレのときのような感じです。前半はまた古楽になるなぁ。じゃあ、もともとメインにするつもりだった曲は、、、、あまり難しくないから、来年の前半にやってしまうか。。。(また無茶なことを…)

今とりあえず楽譜輸入中。これが手に入ってから再検討します。

ただ、いずれにしても、 来年の2月を過ぎないと自分が落ち着かない状況なので、それまでは計画はあまり進まないと思います。アマデイ&ラウダーテ・ドミヌム関係者の方は、2月半ば過ぎまではお待ちください。それまででも進展があれば、このブログで逐一報告しますので。

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【ご案内】クリスマス・チャリティー・コンサート

今度の日曜日、以下のコンサートに出演します。チャリティーとしての入場料(献金)が必要なのですが、、、、、、額がわかりません。あしからず。

第16回 クリスマス・チャリティー・コンサート
日時:2008年12月7日(日)16時開演
場所:カトリック秦野教会聖堂 地図
 (小田急秦野駅を出て、水無川をわたり左折、次の角を右、横浜銀行向かい)
プログラム
合奏:クリスマスオラトリオより(バッハ)
   クリスマス・フェスティバル(アンダーソン)
ヴァイオリン独奏:メロディー(チャイコフスキー)
         カバティーナ(ラフ)
         ハイレカティ(フーバイ)
マンドリン(小僧です):
   ガヴォット(バッハ リコーダーとの二重奏)
   マンドリンと通奏低音のためのソナタニ長調より第1楽章(ジェルヴァジオ)
   夜の鐘(パパレロ)
   鐘の響き(ペルナンブーコ/久松祥三)
聖歌隊:
   新しい歌を主に歌え(佐久間)
   地上の美のために(ラター)
   輝かしく美しい全てのもの(ラター)
   天使たちのキャロル(ラター)
   アレルヤ(サウンド・オブ・ミュージックより) (ロジャース&ハマーシュタイン)
   神のことばは主の上に(新垣)
   まきびと
   あめのみつかいの
   聞かせてください(新垣)
   しずけき
   ハレルヤクリスマス(都倉/新垣)

どうぞおいでください。
なお、満席になると予想されますので、お早めにお越し下さい。

 
 
 

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2008/12/01

「待つ」ということ

待降節(アドヴェント)になりました。「主の降誕を待つ季節」と言う意味になります。

教会の暦では待降節第1主日をもって新年になります。

この日のミサでの司祭さんの説教で「待つと言うのは、ただ、じっと待つという消極的なことではなく、良く準備すること」と言う話がありました。

待降節にしろ、四旬節(復活祭前の季節)にしろ、教会では、大きなお祝いの時期の前に「待つ」季節があり、それは「準備期間」だとは良く言われます。

でも、今回小僧の心に響いたのは、「積極的に準備する」ということでした。

たとえば、もし自分の家にとても大切なお客様が来るとしたら、、、、時間をかけて部屋を整え、「いくら時間が合っても足りない」と思うほど、片付けたり、おもてなしなど、いろいろ「準備する」でしょう。

まして、大切な主のご降誕を待つこの時期、その日まで心をこめて準備する…、、、なるほどと思いました。

(上記は司祭のお話を聞いてヒントを得たことを、自分なりに解釈して書いているので、話の内容とは少し違うかもしれません。)

話はもちろんクリスマスに向けてのことですが、これって、演奏にも言えますね。演奏会を迎えるとき、お客様もお迎えする。そのために準備し、、、準備をしてもしきれないくらいに準備する。そして本番を迎える。お客様をお迎えする。

演奏の準備はもちろん、お客様を迎えるために会場を整え、自分たちも身支度して、お迎えし、そして心からの演奏でおもてなしをする…。いつもそう心がけたいものだと思いました。

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2008/11/25

188人の殉教者の列福

厳密に言うとこれも音楽のことではありません。

昨日2008年11月24日に、長崎で188人の殉教者たちが列福されました。教会が公に「福者」として讃える人々の列に加えたのです。

詳しいことは省きますが、このお祝いのために、全国から長崎に信徒が集まりました。
(観光できた人もすごく多くて、長崎に向かう交通手段はすべて数日前から全く空席がない状態だったということです。)

詳しくは、カトリック中央協議会のホームページをご参照ください。

先日の「オルガンと祈り」でも
『ペトロ岐部と187殉教者列福記念 《命をかけて「いのち」を生きる》』ということがテーマになっていました。

1639年に殉教したペトロ岐部神父をはじめ、その他187人、中には幼い子供も含まれています。私たちの想像を絶する厳しい拷問に耐え信仰を守り通した殉教者たち。

昨日は、彼らに思いを馳せ、現代社会の中にある私たちも改めてこのことがもたらす意味を考える日となりました。

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2008/10/11

東京スコラ・カントールム第50回定期・慈善演奏会(レポート)

知り合いがたくさん出ている演奏会に行って来ました。

大久保駅からすぐにある淀橋教会ですが、反対の出口を出てしまったため駅の周りをぐるっと回るはめになり、5分以上損しました。そしたら、、、、会場の教会には開場7〜8分後についたのに、既にたくさんの行列。中も半分くらいは埋まっていました。相変わらずすごいです。あの教会大きいのに、、、。(この団体はいつものことです。)

で、席は、真ん中で後ろの方だとオーケストラが全く見えないので、打楽器寄りの端の方を選びました。そしたら、頭の上に2階席があるので、音響的にはあまり良くなかったです。ただ、第2部のときに反対側の2階席に少年少女合唱が立ったので、結果的には割と良い場所で聴いたとも言えます。

さて、全体の印象を簡単に。(簡単か?)

ラウダーテ・ドミヌムの少人数合唱に慣れたせいか、あの大人数の合唱は不思議な響きに聴こえました。高音も低音もまろやかです。「先が尖っていない」という印象を受けました。その分、高音域は言葉がはっきり聞き取れない、という気はしました。………ただ、これは、歌い方もあるでしょうけど、あの会場の響きのせいということもあるでしょう。

第1部はバッハでしたが、合唱に対して、オーケストラはとても少ない編成。少ないと言ってもバッハは本来各パート1、2名のオーケストラで良いのです。ただ、合唱の人数がとても多かったので、あのオーケストラの人数は無理だったように思いました。楽器も古楽器ですし。そのためか、合唱もソロも声を抑え気味に思え、カンタータもミサ曲も合唱の出番がはじめと終わりだけなのに、華やかさが少なく、ソロとの対比が弱く感じられました。いえ、ソロも抑え気味だったので第2部に比べるとソロも多少寂しく感じられました。もちろん、大声を無理に出すより、よほどきれいな響きであったことは確かですが。

第2部は、ジョンラターの子供のミサ、という曲。初めてまともにラター曲の生演奏を聴きましたが、、、、ほんとにディズニー音楽のようでした。

オーケストラも現代楽器に替え、人数も2〜3倍。管が数倍になったし、打楽器も入って華やかな音楽でした。

言葉はラテン語と英語が交じり、歌は子供の合唱と大人の合唱とソロが入り交じるという複雑な構成、、、、。ソロは、本領発揮という感じで、4人ともすばらしい歌声でした。東京少年少女合唱隊は本当に美しい。日本にも、あのような合唱隊があるのか、と思い、とてもうれしくなりました。主役の「大人の合唱」も楽しそうに歌っている姿が見られて、ちょっといつものこの団体と雰囲気が違うように思いました。(いえ、演奏会のときの話です。メンバーが普段はどんなに華やか(?)かはまた別問題ですよ。)

私にとって「教会音楽」は、礼拝の音楽です。今回のラターの作品は(いえ実は今回はバッハのミサ曲も)礼拝の音楽の形をとっていますが、礼拝を目的としていない作品のようなので、多少違和感を感じました。

ラターの音楽はとてもすばらしく、演奏もよかったのです。ただ、自分の好み、というか感覚が少し違っていたな、と感じました。

合唱そのものの人数も多く、その上少年少女合唱も加わり、オーケストラも多かったので、お客さんもたくさん集まってとても盛り上がりがありました。(あ、この団体の場合普段でもあの程度の会場はいっぱいになります。)

ただ、その分、演奏会に不慣れなお客も多く…、私語は大きな声で話す。後半は飽きてしまったのかぐらぐらして、いすがきしむ。プログラムを読みながら聞いていて、ページめくりの音を大きくさせるなど、マナーの問題も気になりました。

それから、、、、、、私にとっては、女性のソリストの衣装も気になりました。
合唱と、少年少女合唱と、会場と、音楽に合っていないと思いました。教会音楽のソリストをする以上は、それくらいのことをふまえて演奏してもらいたいものだと思いました。(演奏そのものは、ソリストの中でもソプラノが一番よかったのは認めますけど。)もっとも、オペラ歌手などだったらもっと合わない衣装の人はいっぱいます。その点はずっとふさわしい衣装とも言えますし、あの音楽は「礼拝(の音楽)ではないのだから」、と言うなら、あれでもよかったのかもしれません。あくまで私の個人的感想です。

さて、3日後には私たちも人前に立ちます。練習とはいえ、聴いていただくことに代わりがありません。
お客さんもほんのわずか(10人くらいか?)とはいえある意味では本番です。そう思うと緊張してきます。(偉そうなことを言って後悔…………しないようにしなくちゃ。)

東京スコラ・カントールム第50回定期・慈善演奏会 「響け賛美の歌 〜世代を超えて」

2008年10月10日(金) 19時
ウェスレアン・ホーリネス淀橋教会
曲目:J. S. バッハ 『ミサ曲ト長調』BWV236
   J. S. バッハ 教会カンタータ 『心せよ、神への畏れが見せ掛けにならぬよう』
   J. ラター:子供のミサ

指揮・アルト:青木洋也、ソプラノ:藤崎美苗、テノール:谷口洋介、バリトン:藪内俊弥
管弦楽・合唱:東京スコラ・カントールム
児童合唱:東京少年少女合唱隊 合唱指揮:長谷川久恵

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2008/09/30

聖ヒエロニモの記念日

今日9月30日は、聖ヒエロニモ司祭教会博士の記念日です。
聖ヒエロニモは4世紀に聖書のラテン語訳を行なった司祭です。4世紀半ばに生まれ20歳頃に洗礼を受け、40代にローマで時の教皇ダマソの秘書となり、聖書のラテン語訳に励みました。現在「ヴルガタ訳」と知られている、カトリック教会のラテン語訳聖書の標準的翻訳の基礎を築いたのです。

さて、このヒエロニモが、ここで話題になるのはもうひとつ理由があります。

そうです。小僧たちの演奏会で演奏されるモーツァルト作曲「証聖者の荘厳晩課」KV339は、この聖ヒエロニモの記念日(つまり今日)の晩課のために作曲されたと言われているからです。
(あくまでひとつの説に過ぎません。)

作曲当時、モーツァルトが仕えていたのが、ザルツブルグを治めるコロレド大司教。彼の霊名(洗礼名)が「聖ヒエロニモ」だったので、おそらく、その霊名の記念日には大々的に記念礼拝が行なわれたと推測されます。

「荘厳な」晩課とあるように、規模の大きい礼拝を行なうとすれば、当時の領主であったコロレド大司教と関わりのある日に行なわれたものであると考えられるわけです。

あと数時間で10月です。演奏会までもう1ヶ月とちょっとです。

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2008/09/19

ichiさん出演コンサート情報

ヴィオラ・ダ・ガンバのichiさん出演のコンサートの情報です。

中川つよし リコーダー教室第6回発表会 「アンサンブルの集い」
 9月23日(火,祝)滝野川会館小ホール(JR京浜東北線[上中里駅]徒歩5分

 第1部(初中級クラス)13:30開演
 第2部(上級クラス) 15:00開演

「オリゴの秋」 初・中級受講者による発表会No.24
 9月28日(日)13:30 古楽研究会Space1f

「殿上の音楽」・銭湯の演奏会autumn2008
 第23回古楽in銭湯シリーズ 「中世音楽のタペストリー」


 10月31日(金) 19:00開演   殿上湯

出演者:
 中川つよし(リコーダー 他)
 近藤治夫(バグパイプ、ハーディ・ガーディ 他)
 上田美佐子(中世フィドル)
 坪田一子(中世フィドル)
 名倉亜矢子(歌、中世ハープ)

曲目:
 ランボー・ド ・ヴァケラス(?-1207):「五月の一日」
 作者不詳(13世紀):二つのドゥクティア
 作者不詳(13世紀):王のエスタンピー
 ギョーム・ド・マショー(ca.1300-1377):「私の終りは私の始まり」
 ギョーム・デュファイ(ca.1400-1474):「良い日、良い月」
 ほか

料金:2500円  ※飲み物付

会場・アクセス 殿上湯 東京都北区西ヶ原1-20-12 TEL:03-3910-6426
          JR京浜東北線[上中里駅]徒歩5分

予約問い合わせ:
中川つよしリコーダー教室まで  TEL/FAX. 03-3940-1716(中川)
E-mail : tsuyoshi-fue@ezweb.ne.jp

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2008/09/15

グレゴリオの家のミサ(十字架称賛+悲しみの聖母)

今日は、卒業した音楽院のある「聖グレゴリオの家」のミサに参列して来ました。
昨日の14日が「十字架称賛」の祝日、今日の15日は「悲しみの聖母」の記念日。この2つをあわせた式次第のミサでした。(「十字架称賛」と「悲しみの聖母」については昨年のブログ参照)

実はこのミサは、今日まで行われていた教会音楽講習会の最後に行なわれたもの。「講習会」の中で行なわれるものなので、表立って案内されていないのです。でも、極秘情報(というわけでなく、関係者ならすぐ分かります)によると、司式は前東京教区長S枢機卿、オルガンはAllegro assaiさん、そして、グレゴリオ聖歌によるラテン語のミサ。こうなると、出席しないては無い。ミサなら基本的には誰が出ても良いだろう、と、呼ばれてもいないのに卒業生であることを良いことに(?)ミサにまぎれて来ました。

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2008/08/27

サンタモニカ

「サンタモニカ」というと、どこかの地名を思い浮かべる方の方が多いでしょうか。「サンタモニカ」=聖モニカということで聖人の名前です。今日がその記念日になります。

聖モニカは、聖アウグスチヌスのお母さん。アウグスチヌスが、若い頃に放蕩の限りをつくし、母は多くの涙を流しましたが、イタリアのミラノで、聖アンブロジオ(アンブロジウス)司教と出会い、助けを得ながら、祈りのうちに息子の回心を待ち続け、ついに、アウグスチヌスは洗礼を受けるに至りました。モニカは息子の回心、洗礼を見て、安心したからでしょうか、その年に神のもとの召されました。

アウグスチヌスはその後、司祭、司教となりました。著書の「告白録」「神の国」は哲学の世界でも良く知られています。

母であるモニカは息子アウグスチヌスの回心のために祈り続けたということで、母親の模範のように讃えられるわけですが、実はそれだけではなく、夫も異教徒で、夫の回心にもつくしたと言われています。すばらしい女性ですね。

ちなみに、このモニカの記念日はかつては5月4日でした。現在では、今日8月27日、明日8月28日が息子のアウグスチヌスの記念日となっています。

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2008/08/20

合宿参加者用晩課式次第をつくりました

いよいよ10日あまりに迫って来たアマデイの合宿です。
………が、マンドリンの合奏練習のための準備より、モーツァルトのヴェスペレを使った、本当の晩課体験をしようと、いろいろ準備して来ました。ちょっと凝りすぎてしまい、、、もともと練習時間が少ないのに、さらに、その晩課体験のための時間をたくさん使ってはますます練習時間が無くなると分かり、方向転換しました。

晩課を唱える体験練習のため、と日本語版で作るつもりだったのですが、作っているうちに、やはり、モーツァルトの曲の歌詞が聴こえて来た方が良いし、日本語で唱えるにしてもどうせ簡単な受け答えの(歌う)練習をするのだからその部分はラテン語にして、、、と変わってきました。

さらに、上記のように器楽メンバーに唱える体験をしてもらうのは、日本語版でも時間がかかるのだから無理とあきらめ、それなら、晩課レクチャーのための資料として、また、式全体を把握してもらえるようにと、式次第を全部ラテン語にしました。
(4線の楽譜と、日本語対訳つき‥‥‥すみません、合宿用なので、ここで公開はしません。演奏会出演者専用サイトでダウンロードできます。出演者は合宿に参加しなくてもどうぞ参考までにご覧下さい。)

先に公開した式次第と若干違うところもありますが、すべて楽譜付きで唱えられるものにしました。詩編も楽譜つきにしましたが、合宿では、アマデイの練習の仕上げとして、その詩編部分をモーツァルトの曲で演奏し、他の部分は合唱メンバーに受け答えなどを歌ってもらい、(可能な部分だけで、全部は無理かもしれませんが)実際にモーツァルトの曲を使った晩課を行なってみます。(←昼間ですけど)

合宿先の「恵みシャレー」はもともと祈りの施設で、音楽合宿向きではありません。夜も9時半を過ぎると練習が出来ません。だから、あまり練習時間は取れないと思ったのですが、チェックアウト後も昼までは練習場所を使わせてもらえ、さらに昼食もとれることになり、さらに、さらに、、、、練習場所の延長使用も可能、使用料も格安、、、、、というわけで、思ったより練習が出来そうです。したがって、実際の晩課を式次第に則って行ない、その中でモーツァルトの演奏をするという時間も余裕を持って出来そうです。惜しいなぁ、、、楽器メンバーが少ないし、オルガンもないし、合唱は男声がいないし、、、不完全なのが残念です。これをフルパート揃った形で、一度やってみたいです。

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2008/08/13

証聖者の荘厳晩課式次第(小僧の想定版)

晩課って何?ヴェスペレって何?という方は、まず「ヴェスペレ入門」をお読みください。

モーツァルトの作品が、どのようにして礼拝の中で用いられた(演奏された)のかということは、とても興味深いことであり、また、演奏する上でもそれを知っておいた方が良いと思い、ある日の晩課を想定して式次第を考えてみました。

11月の演奏会では、モーツァルトの作曲した部分だけを演奏しますが、本来の礼拝ではその他にも多くのグレゴリオ聖歌を歌います。「荘厳晩課」なので、「小課」(「朗読」に相当する)も含め、ほとんどの部分が「歌われ」ます。

*以下はひとつの礼拝を「想定したもの」です。モーツァルトの作品を用いた礼拝の「例」と考えてください。

なお、モーツァルトのヴェスペレがザルツブルグの領主、コロレド大司教(伯爵)の霊名の記念日のために作曲されたという説がありますが、それはあくまで「推測」の域を出ません。学術的に証明はされていません。ただ、「荘厳晩課」というタイトルから、大いにその可能性があります。もっとも「荘厳晩課」というのは、後世についたタイトルのようですが…。この辺のことは、何れまた別の機会に書きたいと思います。

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東京スコラ・カントールム第50回定期・慈善演奏会のお知らせ

小僧の関わりの深い合唱団の演奏会です。あれ、こっちの公開リハの直前だぁ、、。良かった、ぶつからなくて。東京少年少女合唱隊も出るというので興味津々。ラターの曲は知らないので、楽しみです。聴きに行くつもりです。

東京スコラ・カントールム第50回定期・慈善演奏会
特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパンのために
「響け賛美の歌 〜世代を超えて」

2008年10月10日(金) 19時開演(18:30開場)
ウェスレアン・ホーリネス淀橋教会(JR総武線大久保駅より徒歩1分)

曲目:J. ラター:子供のミサ
   J. S. バッハ:ミサ曲ト長調BWV236 ほか
指揮・アルト:青木洋也、ソプラノ:藤崎美苗、テノール:谷口洋介、バリトン:藪内俊弥
管弦楽・合唱:東京スコラ・カントールム
児童合唱:東京少年少女合唱隊 合唱指揮:長谷川久恵
入場料 一般前売:3,500円(当日4,000円)、学生券2,000円
お問い合わせ:池田 電話&FAX: 044-852-0225
          E-mail: schola@gol.com
http://www2.gol.com/users/schola/

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2008/08/11

ヴェスペレの(仮想)式次第(作成中ですが…)

モーツァルトのヴェスペレ(証聖者の荘厳晩課)が本来はどのような形で演奏されるのか(もう少し正確にうと「礼拝に用いられるのか」)…それを知ってもらいたくて、自分で仮想式次第を作っているのですが、なかなかうまく行きません。ラテン語だけを並べるなら簡単、というか、もうできているのですが、その訳のところで止まっています。演奏会では演奏されない部分、それも、特定の時(日)の典礼固有の文の訳は、あまり見かけないところもあるので参考資料が少ないのです。とは言え、一応、1つの日本語式次第があって、それを使えばとりあえず日本語になるのですが、口語と文語が入り交じり、文体が全く統一できない。いえ、教会の式次第なんて、つい最近まで文語と口語が混じっていたのが普通ですので、それでも良いのですが、それにしても表現に統一性がないと何か納得できなくて、、、、。

後少し調べをすすめて、それでもだめだったら、とりあえず、「対訳」というより「大意」として、文体の統一はある程度目をつぶって、ラテン語を理解する為の助けを作り、そのあと、合宿で、実際に唱えられるように、現在の典礼と同じところは現在の典礼文に直して、日本語版の式次第を作ることにします。

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2008/06/10

ヴェスペレ入門

さて、そろそろ「ヴェスペレ」について触れる時期が来ました。
対訳は著作権などの問題があるので、公開はしませんが、解説については公開しようと思います。

とはいえ、今回は入門編。教会音楽に携わる方なら、たいていは既にご存知のことだと思います。

■「ヴェスペレ」Vesperaeとは?  「晩課」のこと。
■「晩課」とは?
カトリック教会の礼拝のひとつ。教会の礼拝には、ミサ(聖体祭儀)と聖務日課という2種類の礼拝があります。
その聖務日課は中世から1960年代まで、大体1日8回の礼拝が行なわれていました。修道院で定時間に行なわれるのが常でしたが、一般の教会を担当する司祭も聖務日課を唱えていました。

■8つの聖務日課
1.朝課…深夜に行なわれた。(ならなぜ「朝」なのでしょう?しかもこの朝課の中に3つの「夜課」というものが含まれるのでややこしい)
2.賛課…晩課と並んで、比較的規模の大きい礼拝。早朝に祈った。
3.1時課
4.3時課
5.6時課
6.9時課…以上の4つは小時課と呼ばれ、一日の労働の合間に定時間ごとに祈った。
7.晩課…夕方に行なわれた。聖務日課の中では最大の礼拝。したがって、これの為に音楽も沢山作られた。
8.終課…日没後就寝前に祈った。
     (もっとも、一旦眠りについた後、深夜に起きて、朝課を唱えていた。)
     

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2008/05/29

証聖者の荘厳晩課の参考文献

ヴェスペレ出演者のサイトに対訳の掲載を始めました。まだ2曲だけですが。原稿は出来ているので近日中に全曲載せます。また、解説も書いて行くつもりです。(あ、解説はこっちに載せる予定。)

さて、今回は参考文献の紹介です。

●ベーレンライター版ヴォーカルスコアの前書き
●教会の祈り(あたらしい聖務日課) カトリック典礼委員会 編 カトリック中央協議会刊
●Liber Usualis 聖ボナベントゥラ出版

ヴェスペレ用、というよりは教会音楽では共通のものと言えますが、、、。

●ミサ曲 ラテン語・教会音楽ハンドブック 三ヶ尻正著 ショパン 刊
●中世キリスト教の典礼と音楽 J.ハーパー著 佐々木勉、那須輝彦訳 教文館 刊 (小僧ちょびっとお手伝い 訳者あとがき参照)
●宗教音楽対訳集成 井形ちづる・吉村恒 訳 吉村恒 編 国書刊行会 刊

グレゴリオ聖歌関係の文献ですが、こちらで紹介しています。
http://www.gregorio.jp/books.html

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2008/05/28

ジルヴェスター

思いっきり季節外れの話題ですみません。「ジルヴェスターコンサート」などで使われるこの「ジルヴェスター」という言葉は、「ドイツ語で大晦日のこと」と説明されていると思います。でも、何か疑問でした。「大晦日」に匹敵する言葉の意味が含まれているように思えなかったのです。

先日、ふと、教会のカレンダーを見ていたら、12月31日 聖シルベストロ1世教皇 というのが目に留まりました。「これだ!!」

そうです、大晦日つまり12月31日は聖シルベストロ教皇の記念日なのです。
聖シルベストロ1世教皇 Sancto Silvestro (英語 Saint Sylvester, ドイツ語 der heilige Silvester)

在位314年-335年 シルベストロは、ローマに生まれ、キリスト教迫害時代、教会のために貢献した。313年に皇帝コンスタンティヌスがキリスト教を公認した直後に、第33代の教皇に選ばれ、325年のニケア公会議では、アリウス派の異端を退けた。またローマにラテラノ大聖堂、聖ペトロ大聖堂、聖ラウレンチオ教会などを建てたとされている。

というわけで、聖シルべストロの日=12月31日=大晦日、ということなんですね。

ちなみに、英語の綴りSylvesterで有名なところではシルベスター・スタローンがいますね。
マンドリンの世界では聖シルベストロのイタリア語名Santo Silvestroから来ているのだと思いますが、Primo Silvestriという人が有名ですね。「夏の庭」「ノスタルジー」などが知られています。


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2008/05/24

なぜかフォーレのレクイエム2

先週の日曜日のアマデイの練習のレポートを、と思っているうちに一週間が過ぎました。今日は個人レッスンとアンサンブルでした。結構目一杯で、疲れてしまったので、またまたレポートは書けません。

もっとも、帰ってからホームページ関係の仕事と、ヴェスペレのパート譜への書き込み(指使い)を考えることなどはしました。でもそうこうしているうちにさすがに気力が持たなくなってしまいました。

思考力が無くなって来たので、一昨日入手したCDを聴いてます。それが「フォーレのレクイエム」なのです。なぜいま?実はフォーレが目的では無く、「ヴェスペレ(もちろんモーツァルトの)」で買ったものです。そう、「証聖者の荘厳晩課」と「フォーレのレクイエム」のカップリングです。それだけでも、ちょっと面白いですが、歌っているのが「ザ・シックスティーン」。名前だけは聴いていたのですが、今まで演奏を聴いたことが無かったのです。

このCDを聴いての詳しい感想はまたゆっくり聴いてから書きましょう。シックスティーンなんて16人というわけだから、アマデイ&ラウダーテ・ドミヌムの参考になると思って買ったのですが、なんてことは無い、大分人が加わっていて編成はかなり大きいです。(とくにヴェスペレは演奏者数が多い。)

でも、それでも、そこは核になるのがプロ合唱団、それも古楽の専門家たちですので、声がはっきりしています。本当に良く言葉が聴き取れますし、音程もはっきりしているので、ソロはもちろん、合唱も室内楽を聴いているように各パートがはっきりきこえて来ます。

フォーレのレクイエムも、第3版を使っているようですし、ちょっとなぁ、という感じで聴いていたのですが、、、、、「ピエ・イエズ」はうーん、ソロはうまいような、そうでもないような、、、、でも、きれいな曲です、本当に。そして、そのまま「アニュスデイ」に入ると、、、、ああ、もう止められません。美しいです。このレクイエムはどの演奏を聴いても、つい聴き入ってしまいます。ため息が出ます。
(あ、だから、フォーレのレクイエムとエルガーのソスピリの組み合わせはぴったりなのか……こじつけ)
さすがに、ソロがオペラ歌手の演奏では受け入れられませんが、そうでなければたいていどの演奏でも良いなぁ、と思ってしまいます。

今年はヴェスペレ、なんとか成功させますよ。自分も演奏側なので、そして、コンマスなので、パート譜も念入りにチェックして、指使いも考え、音色やポジションの統一もなるべく図ろうと思っています。こんなことは初めてです。大変だけどやりがいはあります。何年も前から取り組みたかった曲だから。でも、今年が終わったらどうなることか、、、、不安もあります。

ああ、フォーレを聴くといつかまた再演したい。本当は今年やりたかったくらいなのですが。
来年やりたいな、、、、、でも無理だろうな。。。。。

来年は無理でもまたいつかフォーレのレクイエムを演奏したいです。(本当は毎年演奏したい)
「インパラディスム」涙が出ます。自分も楽園に行けると良いのですが。

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2008/05/21

三位一体の主日

先日の練習日(18日)は「三位一体」の祝日でした(主の祝日なので大きな祝い日です)。「『三位一体』って何?」という方も多いと思いますが、ここでは神学的な解説は省略します。「父と子と聖霊である神」ということにとどめておきます。

ミサの叙唱ではこのように唱えられます。
「あなたは御ひとり子と聖霊とともに唯一の神、唯一の主。わたしたちは父と子と聖霊の栄光を等しくたたえ、三位一体の神を信じ、礼拝します。」

で、なんでこの話をするかと言いますと、今度演奏するヴェスペレ(証聖者の荘厳晩課)ですが、6曲すべての歌詞には最後にこの三位一体をたたえる祈りの言葉が出てくるのです。

Gloria Patri, et Filio, et Spiritui Sancto.
Sicut erat in principio, et nunc, et semper, et in saecula seculorum, Amen

(父と子と聖霊に栄光がありますように
 初めの時からと等しく、今も、いつも、世々とこしえに、アーメン)

*和訳は小僧の意訳です。典礼式文ではありません。


曲目解説などでは、時々、この言葉がモーツァルトによって付け加えられたかのように書かれていることがありますが、もちろんそうではありません。教会で公に祈る時には、いろいろなところで、早くからこの栄光唱=Gloria Patri…を最後に加える習慣がありました。現在ではさまざまな典礼の祈りの際に、この栄光唱が唱えられます。晩課でも5つの詩篇唱の終わりに栄光唱を唱えます。さらにMagnificatでも栄光唱が唱えられます。


合唱のメンバーは、ヴェスペレの6曲すべてに最後に同じ歌詞が出てくることは既に知っていたと思いますが、器楽メンバーもこのことを知っておくと良いでしょう。あらゆる教会音楽でよくこの栄光唱が出て来ます。ラテン語に不慣れな人でも覚えてしまうほど良く聴かれますので、練習の際に耳を傾けてください。

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2008/05/11

オルガンと祈り

今週なので再度お知らせします。
なお、「オルガンと祈り」のブログも出来ています。

いつもお世話になっているAllegro Assaiさんのオルガン演奏が聴ける祈りの会です。

コンサートというより「祈りの集い」という雰囲気の会ですので、本来の教会で聴くオルガンの姿(と言うか音、雰囲気)を味わうことができます。もちろん信徒でなくても自由に参加できますので、ぜひいらしてください。

入場料はありませんが、自由献金をお願いしますとのことです。

聖イグナチオ教会 オルガンと祈り 《マリア様にささげて》
パイプオルガンの響きとともに安らぎのひとときを・・・

2008年5月16日(金)19時
聖イグナチオ教会主聖堂

オルガン:浅井寛子
曲目:D. ブクステフーデ:「来ませ、聖霊、主なる神よ」
    J. S. バッハ=C. F. グノー「アヴェマリア」
    L. ボエルマン:ノートル・ダムへの祈り
    S. シャイト:第8旋法のマニフィカート
    J. S. バッハ:わが魂は主をあがめ」によるフーガ
    聖歌「みたまよきたりて」「あおばわかばに」 他

チラシのダウンロード

詳細はこちら

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2008/05/09

証聖者の荘厳晩課の参考音源2

先にご紹介した参考音源は購入しないと聴けませんでした。
これは、今年から音源の配布はせず、簡単に手に入るような曲は自分で入手して研究するくらいの意気込みがほしいという思いからです。

ところが、、、便利な世の中ですね。無償で聴けるものに、私が推薦したくなるような演奏がありました。
(それが良いことか、悪いことかという問題はありますが…)
Youtubeで聴けます。なお、ソプラノソロは必ずしも推薦はしません。

●証聖者の荘厳晩課 KV339

第1曲 Dixit
第2曲 Confitebor
第3曲 Beatus vir
第4曲 Laudate pueri
第5曲 Laudate Dominum
第6曲 Magnificat


それからついでにへいやーさんがご紹介の教会ソナタも紹介しておきます。
(へいやーさん勝手にごめんなさい)

●教会ソナタ15番 KV329

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2008/04/20

ザ・ロイヤル・コンソート2008

既にこのブログで「興味深いコンサート」として紹介していた、ザ・ロイヤル・コンソートの演奏会に行って来ました。昨年につづいて2回目です。

ヴィオラ・ダ・ガンバの音を聴く機会は増えて来たものの、ガンバコンソートにはさほど慣れておらず、まして曲はあまり知りません。今回も全曲初めて聴きました(…初めてだと思う)ので、曲ごとのコメントは詳しくは出来ません。あしからず。

今回は6本のガンバとオルガンとの組み合わせというものでした。
音量的にどうなんだろうと思っていましたが、全体的にはとても解け合って違和感なく聴くことが出来ました。

ただ、1曲目はオルガンのソロだったのですが、何かすっきりせず、音色的にも和声的にも???という感じで聴いてしました。オルガンの調律が悪かったのかな? と思ったのですが、それにしては、オルガニストも調律を担当した人も慌てている様子もなかったので、あれで良かったのでしょうか。とすれば私の耳が悪かったということになりますが、、、。

2曲目は続いてオルガンと6声のガンバでした。なにか、音楽の中に包み込まれているような感覚で聴いていました。この日の演奏はずっとそんな感じでした。ガンバ自体がそれほど大きな音量の楽器ではないせいもあり、こちらに訴えかけるような音楽ではなく、自然にその響きの中にただじっとしている、というような感じで聴け、とても心地よい時間だったと思います。

はっきりとは覚えていませんが、今思い返して、中でも良かったな、というのは、M. ロックの組曲(3声)、後半のジェンキンスのインノミネ(6声)、最後のローズは変わった和声ではありましたが、それだけに印象的だったと思います。

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2008/04/05

浅草バロック

今日は人形焼きのお店の喫茶で行われたコンサートに行って来ました。

演奏者はこれまで何度も聴いている「アンサンブル”雲水”」。演奏も基本的にはいつものバロック音楽ですが、一般の(と言うか、地元の)お客様を意識して、楽器の紹介コーナーを多めに取り、それも楽器の説明だけでなく、その楽器のソロの曲をそれぞれ演奏するなどをしていました。また後半では、「昭和の懐かしのメロディー」と題して、日本の歌曲や歌謡曲なども演奏しました。古楽器で聴く日本の音楽は、結構合っていると思いました。

このアンサンブルは毎年、銭湯での演奏会などを企画していて、ちょっと変わったところでのコンサートは珍しくありません。ただ、銭湯は響きの良さを意識した企画ですが、今日の方は、地域のお客様を意識したものでした。会場が人形焼きのお店ですから、音響に期待するのは無理があり、実際浅草寺のすぐそばと言うこともあって人通りも多く、雑音が心配でした。でも、以外に、余計な音はあまり聴こえて来なくて、音楽に集中できました。

聴き慣れた日本の音楽はもちろん、今回は、バロックの曲の方も半分くらいは別の機会に聴かせてもらった曲だったり、もともと知っていた曲だったりしたので、いつものこの団体の演奏を聴くときよりもリラックスして聴くことが出来ました。

バロック音楽に不慣れなお客様の割合が多いと言うことを意識したのでしょうか。衣装も、若干いつもと違う雰囲気のメンバーもいましたし、中川さんのトークもいつも以上に気さくなじ、他のメンバーも少ししゃべったりすることがありました。

同じバロック曲を演奏するのでも、いつもより、ちょっと早めのテンポかな、と思うところがありました。また、表情付けも若干軽め(浅め?)に思いました。それはそれで、こちらも気楽に聴けるので良かったと思います。

休憩時間にいただいた、人形焼きとお茶がありがたかったですね。
こういうコンサートは好きなので、時々あったらうれしいです。自分もやれたら良いのですが。

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2008/03/23

2つのヴェスペレとミサ

昨日は、復活徹夜祭が行われる日だというのに、ミサにも出席せずに演奏会に行って来ました。
それは、選曲の中に秋に演奏する「証聖者の荘厳晩課」(KV339)が入っていたこと、オーケストラの出演者に知り合いが複数いたことなどが理由です。

「証聖者の荘厳晩課」は有名な割には、そう多く取り上げられないのでしょうか。私はかつて合唱団で歌ったことがありますが、それ以外に2006年にバッハコレギウムジャパンの演奏を聴いた以外は演奏会ではあまり聴いたことがありません。それで、とても興味深く聴いて来ました。

昨日の演奏の特徴のひとつは、430HZのいわゆるモーツァルトピッチ。調も純正調(純正律)にするなど、主宰者/指揮者はかなり研究している人のようでした。ただ、実際の演奏を聴いた限りでは、合唱メンバーにとってそれは厳しいのではと感じました。やはり素人の集団にそこまで求めるとなると演奏者にもかなりの実力が必要です。正しい音程で歌えてこその和声の響きだと思いますから。

言葉の発音も、もう少しはっきりさせてほしかったと思います。もっとも、これは合唱だけでなくソリストにも言えましたが…。ソリストは、オペラ歌手で、教会音楽は専門ではないらしく、歌い方はふさわしいとは言えませんでした。(それでもソプラノの1人とテノールは声がとてもすばらしかったです。)

プログラムの組み方も一考を要すると思いました。
1つの演奏会で、晩課(ヴェスペレ)が2曲とミサ曲1曲。各曲ごとに休憩を入れた3部構成。6時開演で終了は8時半。教会音楽ばかりの演奏でこの時間は、教会音楽に不慣れな聴衆にはかなりきついと思います。実際お客様の中には耐えられずにメインのヴェスペレを聴かずに帰ってしまった人、演奏の途中で具合が悪くなって出てしまった人などがいました。演奏会を開く以上お客様のことも考えてプログラムを組むべきで、主催者側が「これがやりたいから」で長時間のプログラムを組むのはどうかと思います。

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2008/02/26

証聖者の荘厳晩課の参考音源

ヴェスペレの参考に今以下の3つの音源を聴いています。
一番の好みは、最近手に入れたホグウッド&エンシェント室内管弦楽団かな。
N先生もこれではないかな、と推測します。
ソプラノは、去年のペルゴレージのスターバト・マーテルの時もそうでしたが、今度もエマ・カークビーです。これは好みが分かれそうですね。私も、半々です。きれいなのですが、聴いているとモーツァルトより古い時代の音楽のように思えて来ます。それで良いのかもしれないですが‥。

参考音源

41bc5t4fv5l_aa240_
Mozart: Coronation Mass; Vesperae solennes de confessore
指揮:Christopher Hogwood
ソプラノ:Emma Kirkby
アルト:Catherine Robbin
テノール:John Mark Ainsley
バス:Michael George
合唱:Choir Of Winchester Cathedral、Winchester Quiristers
管弦楽:The Academy of Ancient Music
1998年
L'Oiseau Lyre B000004CY4

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2008/01/31

古楽系サイト2つ更新

このブログに時々登場するichiさん(あ、本文よりコメントの方が登場回数が多いかも)の所属される団体のサイトを2つ更新しました。いずれも、次回のコンサートのお知らせです。どうぞごらん下さい。

アンサンブル雲水
 http://www.gregorio.jp/unsui/index.html

浅草バロック〜老舗に響く古楽器の調べ〜

日時:2008年4月4日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:紀文堂総本店
(東武伊勢崎線・都営地下鉄・東京メトロ[浅草駅]下車 仲見世入口雷門そば 雷門通り 地図)
出演:アンサンブル雲水
 リコーダー 中川つよし 
 バロック・ヴァイオリン 上田美佐子
 ヴィオラ・ダ・ガンバ 坪田一子
 チェンバロ 渡辺玲子

曲目:
 J.S. バッハ(1685-1750):トリオ・ソナタ イ長調 BWV1038
               「G線上のアリア」(序曲ニ長調BWV1068より)
 マラン・マレ(1656-1728):3声の組曲 ト短調
 G.Ph. テレマン(1681-1767):4声の協奏曲 ニ短調
 昭和の懐かしのメロディー 他

料金:2,500円(要予約 定員40名 お茶と人形焼き付き)


ザ・ロイヤル・コンソート
 http://www.gregorio.jp/royal_consort/

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2008/01/20

新井道代フラウト・トラヴェルソリサイタル

トラヴェルソの演奏会に行って来ました。古楽アンサンブルの中でトラヴェルソを聴いたことは何度もあるのですが、リサイタルは無かったので、一度聴いてみたいと思って出かけました。

トラヴェルソの新井さんは初めて演奏を聴くので、経歴をさっと読んだ時にはかなりの経験があるように思ったのですが、舞台に出て来たら、けっこう若い!(「おじさんはこれだからもう」という声が聞こえて来る)ちょっと焦り(?)ました。チラシに写真も載っていたのに…。

曲は知らない曲ばかりでしたので、全体の感想だけ書きます。

トラヴェルソの音色そのものは、やわらかくてきれいで私の好みの音がしました。
ただ低い音域になるとこもり気味に聴こえました。低音域での速いパッセージや装飾音符などがはっきりきこえて来ない感じでした。(楽器の特性もあるとは思います。)
したがって、けっこう難易度の高い曲を演奏していたのですが、それらしく聴こえないので、その努力が残念ながら伝わってこないと思いました。

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2007/12/18

聖アンブロジウスとミラノ典礼

これまた期を逸してしまいましたが、12月7日はアンブロジウス(教会では「聖アンブロジオ司教教会博士」と言います)の記念日でした。

アウグスチヌス(聖アウグスチノ)に大きな影響を与えた人として知られた、ミラノの司教です。
司教に叙階されたのが374年12月7日でした。

このアンブロジウスは音楽史的にも重要な人物です。

ミラノ典礼の「アンブロジオ聖歌」とよばれる典礼聖歌の創始者として知られ、ミラノ大聖堂ではいわゆる「グレゴリオ聖歌」とは違い、東方典礼の影響を受けたアンブロジオ聖歌が歌われ続けています。

西洋音楽の歴史は、グレゴリオ聖歌に代表されるローマ典礼に基いたキリスト教音楽の伝統から発展してきました。「ローマ典礼って何?」と言う人も多いでしょう。詳しいことは省略しますが、良く聴かれる「ミサ曲」などはほとんどが「ローマ典礼」のものです。そうそう、歌詞がラテン語だったらほとんどそうだと言ってもいいでしょう。

宗教改革以降、プロテスタントでは教派ごとにさまざまな典礼が行われていますが、多かれ少なかれこの「ローマ典礼」に影響を受けています。

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2007/12/06

聖セシリア

昨日、サンタクロースの話から聖人の話をしましたが、音楽ブログで聖人の話をする時に忘れてならないのが、この聖セシリアです。ちょっと時機を逃してしまいましたが、記念日は11月22日です。

音楽の保護者と言われ、聖人の絵を描いたカードではオルガンを弾く姿が描かれていることがあります。楽器を奏でながら神を賛美していたという言い伝えがあり、音楽の保護者となりました。もっとも、この聖人は2世紀から3世紀頃の殉教者なので、オルガンは弾かなかったでしょうね。

イタリア語ではチェチリアと発音します。ハイドンやグノーの「チェチリアミサ」などは聖チェチリアの祝日のミサのために作曲されたものと思われます。

ローマにある教会音楽の学校の名前もサンタチェチリア音楽院というようになっています。音楽関係者の女性の洗礼名(クリスチャンネーム)に「セシリア」という人が多いのもそのせいです。

教会音楽に興味のある方はこの辺のことも知っておかれると良いと思いますよ。え、あ、もう知っていましたか。

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2007/12/05

あわてんぼのサンタクロース

という歌がありますね。「クリスマス前にやって来た」と続く歌です。
(正しくは「あわてんぼのサンタクロース」でした。失礼しました。)
でもですね、ほんとうは、サンタクロースは今夜来るものです。

「サンタ・クロース」のモデルと言うか「本物のサンタ・クロース」は聖ニコラオという聖人です。その記念日は12月6日です。

ニコラオは270年生まれ、現在のトルコあたりの財産家の家庭に生まれました。成人して司祭、そして司教となりました。両親の死後に莫大な財産を相続したため、これを貧しい人たちのために使ったと言われています。それを記念して、後世のヨーロッパでは聖人の記念日の前夜つまり12月5日の夜に子供たちへプレゼントをする習慣ができたのです。

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2007/11/21

やっぱりバッハは良いなあ

ペルゴレージのスターバト・マーテルは美しい音楽でした。フォーレのレクイエムはこの世のものとは思えないほど美しいです。フォーレのタントゥムエルゴや、アヴェヴェルムもしかり。モーツァルトのアヴェヴェルムコルプス、証聖者のヴェスペレ、特にその中のラウダーテ・ドミヌムも何とも言えない美しさ、、、、演奏はあきらめたけど、メサイアはやはりすばらしい…救いの歴史を体感するほど、天使が見えるほど、、、、。ヘンデルは、水上の音楽も、今回のアマデイでますます好きになりました。マンドリン合奏に向いているかどうか不安でしたが、リコーダーやフルートとの掛け合いで、とても楽しい音楽に仕上がりました。器楽だけの演奏会ならメインに据えても良いほどだったと思います。

さて、そんなにたくさんの名曲の中にあっても、バッハを聴くと、ああ、ヤッパリ良いなあ、と思ってしまいます。子供の頃、作曲家と言えばモーツァルトかベートーヴェンくらいしか知らないし、実際社会的にもこの2人の作曲家が特別扱いされていたような気がしていました。そんな中にあって「ボクはバッハが好き」と言っていました。実際には、「小フーガト短調」が好きだっただけで、あとは「トッカータとフーガ」くらいしか知らなかったのですけどね。

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2007/11/19

歌いたい

昨日久しぶりに所属教会でミサに出席しました(「久しぶり」と言うほどでもないけど、アマデイのことがあって何週間か教会にご無沙汰でした)。

アマデイのスターバト・マーテル演奏会に数名の方が来てくださったのでそのお礼も言いたくて行ってきました。所属教会は、所属しているにしては電車で5つ目の駅にあるくらいはなれています。座るとついうとうと…。

それはともかくミサではいろいろ歌を歌いますが、、、、、はあ。教会の礼拝で歌われる歌は、まず選曲が良くありません。どうしてこんな歌を選ぶの?そして、たまに好きな歌があっても、合唱の良さがなくて、みな同じメロディしか歌わないし、、、、。オルガンは人がいないらしく、、、、。
自分が何も貢献していないので、改革のしようがないのですが、もう少し何とかならないかなあ、といつも思います。それでもほっとするものがあるから通うのですが、、。ああ、教会のみなさんぜひ「四季の賛歌」を聴いてもっと良い歌を、きれいに歌ってくださいよ~~と思うのでした。


そして、なんか、自分も合唱を歌いたくなりました。かつて合唱団で歌っていたころを思い出しました。歌は下手ですが、時には歌ってみたい。美しい、感動を呼ぶ合唱曲を歌う側に回って演奏したいな。

今、アマデイの今後の企画で悩んでいます。合唱つきの演奏会をするのは来年は無理かもしれない。となると、ラウダーテ・ドミヌム合唱団はどうしたらいいの?独自の演奏会を開く?でもメンバーの賛同は得られるでしょうか。

それと、そうなると、それこそ合唱指揮者の指導力が大きく影響するし、今回のスターバト・マーテルだって合唱指揮者がちゃんといたらもっと良い演奏になったらだろうし、、、、自分もあの中で歌ってみたい。男声は常に不足しているからこれでも役に立つかも…。

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2007/11/12

スターバト・マーテル演奏会

スターバト・マーテル演奏会
(アマデイマンドリンアンサンブル&ラウダーテ・ドミヌム合唱団演奏会)

おかげさまで無事終了いたしました。朝から結構な雨が降り、オルガンの運び込みも困るほどだったにもかかわらず、なんと、約120の客席がほぼ満席という予想以上のお客様に集まって頂くことが出来ました。初めは「まずまずの入り」だったのですが、途中からいらしたお客様も多かったようです。私は、1部最後の「水上の音楽」の時は客席に背を向けていましたので、1部を終えて振り返った時に驚きました。出演者皆の緊張が高かったのも無理もないでしょう。

今回の企画を決めた時には、合唱関係からもっと注目されるかと思いましたが、思ったほどでは無く、宣伝不足もあって集客の予想が出来ませんでした。マンドリン関係者には受けるはずも無く、したがって今回もお客様は少ないのでは、と心配していました。それでメンバーには「お客様を呼んでください」と何度かよびかけました。(今回は1人でかなりのお客様を呼んでくれたメンバーもいました。拍手〜〜〜!!)

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2007/11/09

出演者の皆様へ その2

日付が変わって、「演奏会まであと1日」となりました。今更ではありますが、先日の最後の練習で気づいたこと、お願いしたいことなど(=「曲別に気づいたこと」)を書いてみます。

曲別に気がついたことなど(器楽、声楽共通)
(前回の演奏に対して)

■教会ソナタは軽快に
■合奏協奏曲は重くならず、軽快に。第2、5楽章は速度を上げる予定。また、ほんの僅か徐々に速くする。(曲が進むに連れて、だんだんと速度を上げて行く感じにする。)
■水上の音楽
水上の音楽には「ヘミオラ」と呼ばれるの箇所がいくつかあるので、振る時にはなるべくそのように振るつもりだが、今回は演奏上それほど意識しないでも良い。(「ヘミオラ」についての説明は省略)
●第1番(序曲):出だしを歯切れ良く、4分音符は短めに。
●序曲の終わり、半拍の休符をはしょらない。それでいてあまり遅くならない。
●序曲から第2番へは割とすぐに入る。
●第2番は、テンポが遅くなり易いので、遅くならないように。
●終わりの3小節目の第2、3拍は躊躇せずにインテンポで。
●第6番:前回少し遅かったので、もう少し速くする。付点ははずんで、軽快に。
●第16番はもっと速くします。練習の録音では遅かった。
●ホーンパイプの49小節からの中間部は音量を落として。また慌てずに。
 58小節からの付点4分音符と16分音符の組み合わせを正確に。

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2007/11/05

スターバト・マーテルについてその2

その1から大分間が開いてしまいました。
曲についての解説を長々書いていることはできないので、プログラムに掲載するために歌詞の大意をまとめましたので、これを掲載します。

この大意(訳詞)は小僧のオリジナルです。無断転載はお断りします。

なお、訳詞も3行ずつ1連としてラテン語と対にしてありますが、逐語訳では無く、1連全体の訳となっていますので、語順はラテン語と違うので注意してください。また日本語だけを読んでも詩らしくなるように言葉を選びましたので、必ずしもラテン語の原語に忠実な訳ではない場合があります。あくまで「大意」とお考えください。

文末に注意事項を加えましたので、訳詞を読まれた方は参考にお読みください。

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2007/11/04

なぜかフォーレのレクイエム

今日は、アマデイの最後の練習でした。目一杯神経を使って一日練習していたので、くたくたになりました。とは言え、私は、初めの内こそ楽器を弾きましたが、後は前に立っていろいろ言っていただけですからまだ良いです。一日楽器を弾いていたメンバーは大変だったでしょう。午後だけの合唱のメンバーも3時間歌ったのですから大変だったと思います。

家に帰ってから、事情があって音楽を聴きたくなりました。でも、今練習して来た曲はちょっと…。
それで、フォーレのミサ曲を聴いていたのですが、それに続いてレクイエムが流れて来ました。

ああ……、ほぼ一年前これを演奏したのでした。なんて美しい。この録音は、大編成用のもので、自分の好みではないはずですが、それでも美しい…。こんなすばらしい曲。自分に取っては最高の音楽と言えます。「美しい」としか表現できません。天上の世界を思わされます。来年は是非、再演したいです。

……おっとその前に、もう1週間後に迫った演奏会でした。

ペルゴレージの「スターバト・マーテル」も美しいです。かなり良い仕上がりになって来たと思います。また、器楽の曲もきっとお客さまにお楽しみいただけると思います。皆様是非ご来場ください。(ちょっとフォローに無理があるような…

メンバーの皆様 前回同様、今日のレポートは書きません。今週はプログラム作り、曲目解説を書かねばなりません。結構大変なんですよ。練習のことは練習でいろいろ言いましたからもういいですね。本番がんばりましょう。個人練習よろしくお願いします。
「コンプラーーチェーアム」(一部の人にしか分からない……

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2007/10/31

アマデイ演奏会の聴き方など その2

●献金

今回の演奏会では、伝統ある教会の建築物維持のために献金をお願いします。これは全額教会に寄付されますので、お気持ちでご協力ください。昼食代1回分くらいをご寄付いただけるとありがたいと思います。アマデイの演奏に感動したら、思いっきり寄付してください!?

●小僧への贈り物はご辞退します 【参考】演奏会での贈り物ご辞退申し上げます

これはあくまで小僧個人の問題です。他の出演者への贈り物は妨げません。詳しくはこちらをお読み下さい。ただ、出演者へ贈り物をされる場合は、受付に預けるのではなく、事前に本人と連絡を取り、本人に直接渡すようにしてください。受付の人は出演者のことを良く知っている人が立っているとは限りませんので、混乱を招くためにいつもこのようにお願いしています。

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2007/10/28

アマデイ演奏会の聴き方など その1

アマデイマンドリンアンサンブルの演奏会が近づいて来ました。
演奏会についてのお知らせは、このブログのトップページやアマデイのページをごらん下さい。

ここでは、アマデイの演奏会に関連した話題を取り上げましょう。

●教会での演奏会

アマデイマンドリンアンサンブルでは、3年連続して、秋に「教会で教会音楽」の演奏会となります。

2005年は、単に「オールバッハプログラム」と考えていたのですが、バッハの音楽を演奏するのにカンタータにあたらないわけにはいかないというわけで、比較的良く知られたカンタータを「器楽だけで」演奏するつもりで選曲したのでした。ところが、バッハ音楽を演奏するのにふさわしい会場として本当の教会をお借することが可能となったために、こうなると合唱付きでやりたい、という希望が強くなりました。また、その当時は次にメサイアを目指していたこともあり、合唱付きの演奏の準備、と言う意味もあって、どこかの合唱団に出演してもらおうということでいくつかあたりました。その結果、ありがたいことに聖公会東京教区聖歌隊に出演していただけることになったのでした。会場は祐天寺の聖公会聖パウロ教会でした。広い会場、大きなオルガン、それに曲によってはチェンバロも…ひとつの演奏会にオルガンとチェンバロを曲に応じて使用する、というなんとも贅沢な演奏会でした。(普通のオケでも、小さな団体ではなかなかできませんよ。)そして、アマデイに本格的な管楽器が参加するということにもなったのでした。(事前に小規模の演奏会では共演していましたが)

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2007/10/06

アンサンブル雲水(殿上の音楽)

アンサンブル雲水のコンサートに行って来ました。今日はアマデイのメンバー3人も一緒でした。その3人が先に行ってくれて、良い場所を取ってくれたので、今までの中では一番演奏者に近く、また、壁(?)の邪魔が少なく、スピネットは演奏する姿も楽譜も全部見えるし、ヴィオラ・ダ・ガンバもいつもは頭しか見えないのが、今日は演奏する姿もよく見えました。(ichiさん、プレッシャーかけちゃいましたか?)

演奏に先立って、主宰者の中川さんがしばらく解説をしてくれました。ただ、もう少し短くてもいいのでは?まとめてみんな話すと理解しきれなかったり、忘れてしまったりするので、曲間に適当に分けて話してもらった方がありがたかったかな、と思いました。…後半のステージはそうなっていましたが。でも、解説を聞いて初めて、イギリスのもっとも偉大な作曲家と言われるパーセルが36歳で亡くなっていること、そして、先生がJ.ブロウだということを知りました。

第1曲目はパーセルの4声のソナタ第3番でした。

「4声」と言っているだけあって、各パートが独立した動きが多いと言うのが印象的でした。この時代の作品は「トリオ」ソナタでも通奏低音がガンバとチェンバロで担当したりするので、演奏者は4名になります。ですが、今日は同じ人数で4声なので、ガンバとチェンバロ(今日はスピネット)は、別々の動きをすることが多かったです。それが、とても新鮮でした。

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2007/09/26

9月24日の練習レポートと注意点

*ヘンデルの合奏協奏曲について一部修正しました
週末から週明けはこのブログもアクセスが増えますね。練習のレポートを期待されているのでしょうか…。

さて、23日は初めての合唱と器楽の合同練習となりました。今回はレポート兼、練習上の注意ポイントを書いておきたいと思います。

午前10時から器楽のみの練習でした。

演奏会が近づいたからか、あるいは、合唱との合同の練習を考えてのことか、開始時間より前に既に5、6人は集まっていたと思います。なにか意気込みのようなものが感じられました。私自身は30分前に会場入りしたものの、事務的な手続きなどで遅れ、さらに、練習に付随したいろいろな準備のおかげで、結局開始時刻まで自分の練習はできませんでした。

10時ちょっと過ぎに開始、オルガニストさんもすぐに登場。1st2名(+小僧)、コントラルト1名、テノーレ3名、セロ1名で始めました。

●モーツァルト:教会ソナタ 

今日は少し細かく見られました。第1マンドリンの5連符で弾くところがうまく合いませんでした。未だ全体をゆっくり練習しているために、ちょっと左手の動きが速過ぎてしまったようです。

第2マンドリンとほぼ同等の動きをするコントラルトと、バス(テノーレ+セロ+オルガン)のそれぞれの細かい音の動きが不正確だったので正確に出せるように練習してください。どちらのパートもそれぞれ1つの旋律であるという意識を持って、刻んでいるかのようなところも含めて旋律的な歌い方で演奏するようにしてください。

●ヘンデル:合奏協奏曲

1楽章は私のソロが自由に動くところ(アドリブの箇所)の合わせを中心に練習しました。当然ながらソロがちゃんと弾けないと他のメンバーも揃わないですね。小僧も自信を持って弾けるように練習しておきます。すみません。

今回の練習では、あえてソロを省いて、こちらは聞かせてもらうことによって、細かい点を注意するという練習もしました。
細かい音が揃わなかったり、テンポが変に揺れてしまったりということがあるようです。
難易度が高い曲なので、各自が先ず正確に音が出せるように練習してください。

第1楽章の16分音符の連続は、場所によって付点を付けて弾くところがあります。が、似たような音型でも35-38小節は譜面通りです。*赤字部分修正しました

第5楽章(第3曲目)のトリルは4分音符についているときは上から2回、付点16分についているものは省略してください。最後の小節の1拍目のトリルは省略。2拍目は上から2回です。

●ヘンデル:水上の音楽

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2007/09/12

スターバト・マーテルについて その1

スターバト・マーテルを演奏するに当たり、合唱メンバーはもちろん、器楽メンバーにも曲についてよく理解して演奏していただきたいと思いました。昨年までは教会音楽の解説は関係者だけに配布し、非公開にしていましたが、今回は公開することにしました。なお、詩の内容については長編であり、他のサイトで訳文がたくさん公開されているので、ひとまずそちらを読んでください。私の方は後日、演奏会のプログラム作成の過程で作成することとし、今回はその背景や教会暦との関係などについて解説いたします。

●スターバト・マーテルとは

9月15日 悲しみの聖母の記念日のミサの続唱(セクエンツィア)です。元はグレゴリオ聖歌ですが、この詩にさまざまな作曲家が曲をつけたのです。パレストリーナ、スカルラッティ、ヴィヴァルディ、ドヴォルザーク…、まだまだありますね。

「Stabat Mater」の本当の意味は「悲しみの聖母」ではありません。「Stabat(佇んでいた)Mater(母) dolorosa(悲しみの)=悲しみの聖母は佇んでいた」と続くのです。なお、「Stabat Mater」ではじまる詩には、もうひとつ「Stabat Mater speciosa(輝かしき聖母は佇む)」と続くものがあります。幼子イエスの傍らに立つ聖母を歌ったものです。通常「スターバト・マーテル」と言えば、「悲しみの聖母」の方を言いますが。

●9月15日 悲しみの聖母の記念日

カトリック教会の現在の暦では9月15日を「悲しみの聖母の記念日」としています。「祭日」「祝日」「記念日」とランクがあるので、あまり高いランクではありません。しかし、「聖母」の記念日はやはり、古くから大切にされていた記念日でもあります。また、その前日9月14日が「十字架称賛」の「祝日」です。こちらは「主の」祝日なので、大きなお祝いとなります。その二つの祝日と記念日を教会は続けて祝う(記念する)ことによって、主の御受難を改めて想い起こすように導いています。(復活祭から約半年後に想い起こさせる、と言う意図があるとも言われています。)

第2ヴァチカン公会議(1962-65)以前の教会暦では、さらに復活祭の2週前の金曜日(復活祭の10日前)に「聖母の七つの悲しみ」という記念日がありました。その日にもひとつの聖歌として(続唱としてではなく)歌われたようです。

(注)「悲しみ」と訳されていますが、どちらかと言うと「苦しみ」と言うほうが正しいと思います。

●セクエンツィアとは

セクエンツィア(続唱)は現在のミサでは、第2朗読とアレルヤ唱の間で歌われます。もともとはアレルヤの「ヤー」を長く伸ばして歌った旋律(メリスマと言います)に別の歌詞を載せて、独立した曲のことでした。したがって第2ヴァチカン公会議以前の典礼では使徒書簡朗読の後アレルヤに続いて歌われたものです。

中世にはたくさんあったのですが、トリエント公会議(1545~63)でほとんどが禁止となり、「復活の続唱(Victime Paschali Laudes)」「聖霊の続唱(Veni Sancte Spiritus)」「聖体の祝日の続唱(Lauda Sion)」「死者のためのミサ(レクイエム)の続唱(Dies irae)」の4つのみが認められました。つまり、「スターバト・マーテル」は禁止だったのです。ところが、1727年9月の悲しみの聖母の記念日から再び認められることとなりました。(なお、第2ヴァチカン公会議で「Dies irae」は廃止されています。…音楽関係者には結構大きな問題ですね。

●作曲者ペルゴレージ

ペルゴレージは、バロックの作曲家と思われますが、バッハやヘンデルよりも25歳年下です。26歳で亡くなったためバロック時代に含まれますが、そのまま活躍していたら、古典派の作曲家になったかもしれません。したがって、作風はバッハやヘンデルより、モーツァルトを思わせるようなところもあります。

●ペルゴレージのスターバト・マーテル

3行を1連として20連にもなる長大な詩です。ペルゴレージはこれを12曲に仕立てました(アーメンを分けると13曲)。ソプラノとアルトの独唱と弦楽合奏+通奏低音としての演奏が多いですが、部分的に合唱として歌われることも多くあります。この曲は、それまでナポリで演奏されていたスカルラッティのスターバト・マーテルに代わって演奏されるために作曲されたということで、この曲の編成はそのスカルラッティの編成に従ったもののようです。

ペルゴレージは、亡くなる年に、養生のためナポリ郊外のポッツォーリという町のフランシスコ会の修道院に滞在し、そこでこの作品を書き上げたと言われています。(つづく)

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2007/09/09

通奏低音講習会修了

あ、いや「修了」ではなく「終了」ですね。レベル的には「出席しただけ」と言えましょう。

ですが、大変勉強になりました。とても興味深い内容でした。
わたしがせめてもう少し鍵盤楽器を弾けたらどんなに楽しい、と言うか、実際にアマデイやアルマンドの演奏の役に立つであろうと思うともどかしさもありますが、それでも、自分にとっては今後の演奏において、とても役に立つ勉強だったと思います。

講師の先生は、「旋律楽器の人も、自分の演奏する音が、和音のどの音に相当するかを知って演奏してほしい」「それを知って演奏すると表情も変わって来る」あるいは、「それを知った上での表情付けをしてほしい」というようなことをおっしゃっていました。これは、7月の公開セミナーのときに、マンドリンの先生からもいわれたことです。ああ、共通しているなあ、と思いました。そして、今まで自分がそんなことも知らずに演奏していたのか、と愕然とさせられました。

今、「スターバト・マーテル」のギターパートの編曲をしています。これまでで初めて、通奏低音のギターパートを書いています。これまでも、バロック音楽の、ギターパートの編曲をしたことはありますが、「通奏低音」としてというより、単に和音を付けただけ、現代風の和声付けでした。今回は「通奏低音」を意識して、極力バスの旋律を含めながら、ギターらしい和音を付けるという編曲です。最終的にはギタリストにある程度自由に変更して演奏してもらいますが、基本的にはわたしの編曲(ただしくは「リアリゼーション」)です。

話がそれましたが、今回、ちょうど講習会を受講していたこともあり、ギターのリアリゼーションは、講習で学んだことを実践する場となっています。

今回の講習会で2回目からマンドリンを持参し、Gervasioのマンドリンソナタを課題の1つとして演奏させて頂きました。(おかげでわたしはチェンバロを弾くということから解放されマンドリンを弾くことで感謝されました……おい、そこで逃げてどうする

わたしの持参した譜面はマンドリンの旋律と、バス旋律だけの手書き譜で数字もついていません。それに対して初めは先生が即興で和声を付けました。最終日の今日は、受講者に事前にコピーが配られ、各自で和声付けを考えて来て、順番に合わせてみるというもので、それを先生が指導するというものでした。面白いです。全く同じ譜面を使いながら人それぞれに全く違った演奏になります。もちろんうまく行かないことも多くありますが、中には先生が喜ぶくらいうまい和声付けがなされることもあり、こちらとしても、演奏していて楽しくなりました。それと同時に、なるほど、和声を意識することで曲の表情付けも変わって行く(変わるべき)ものなのだ、と実感しました。

ところで、このGervasioのソナタは、初めのCDを録音するときに、準備して来た曲が1曲分くらい足りないと分かり、途中から見知らぬ1曲を選んで追加したものでした。それが練習して行くうちにもっとも好きな曲になって行ったものです。単に「自分が好きになっただけ」だと思っていましたが、今回の講師の先生も、受講者のみなさんも、本当に喜んでくださり、良い曲だと言われました。マンドリンの曲をこれほど他の楽器の方が喜んでくださるというのは、予想外の驚きでした。先生がこの曲の構成などを話してくださるのを聞き、自分が好きになった、というだけでなく実際に本当に良い曲なのだと再認識しました。それと同時に、本当に良い曲であれば、マンドリン関係者でなくても喜んで頂けるということを実感しました。

演奏会では、プロの通奏低音奏者をお願いするので通奏低音の和声付けについてはこれまでも問題ありませんでした。ただ、発表会など、アマチュアメンバーで演奏するときには困るので、リアリゼーションされた譜面が無いとできないと思って来ました。でもこれからは、すぐにはできなくても自分で和声を付けてみようと思います。また、和声を考えた上の主旋律の演奏を心がけたいと思います。

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2007/09/08

ラウダーテ・ドミヌム合唱団

これまで何度か話題にして来ましたが、アマデイと一緒に演奏したり、CD「四季の賛歌」の録音など、私の企画で歌って頂いたグループをひとまとめにして合唱団の名称を付けることにし、その名称が決定しました。

ラウダーテ・ドミヌム合唱団 です。よろしくお願いします。

一応、規定としては、

団体としては昨年のフォーレのレクイエムをもって発足とし、
実際にこの名称を用いた活動としては、7月の聖歌の録音(今月発売予定?)からとなります。
この秋のペルゴレージの演奏でもこの名称を使用することにします。

名前がついたことをきっかけに、近い将来また別の企画(録音か、合唱の独立した演奏会)などができたら、と思っています。合唱団が独自で演奏会をする時(オルガン伴奏などでの演奏)には、アマデイの器楽メンバーも合唱に加わってくれたら楽しいな、と思います。是非よろしくお願いします。

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2007/09/07

9月2日の練習から

アマデイの出演者の中には、先日の練習レポートを期待している方もいると思います。出席した人は、練習のできなどについてわたしがどのようなコメントをするか、欠席だった人はどんな練習だったか、と。そう思って詳しいレポートを書きたいのですが、いつもやたらと長くなるわたしの文章を簡潔にまとめるのは難しいです。

練習のレポートというより、練習の際に指示したことをお知らせするのが欠席者にはありがたいかもしれませんが、覚えていないことも多いし、手もとに資料を用意してでないとできないので、それは大変です。今日は、「出演者向けのメッセージ」ということにしましょう。このブログは出演者以外の人も読むので、あまり練習内容について書くのは、と思いましたが、読まれたらまずいようなことでもないので、書くことにします。

本当は、「ぐちってしまおう」より先に書いたほうが良かったですね。あれではまるで先日の練習で感じたことを「ぐちってしまった」かのようですから。

9月2日の練習は、時間よりかなり前に2名到着。さらに、準備を始めたときにもう1名到着しました。この辺はだいぶ良くなってきましたね。
その後数名増えても、まだ出席者が予定より若干少なく感じたものの、練習を始めました。

● モーツァルトの教会ソナタ

この曲だけは音としてはだいぶ曲らしくなってきた(要するに音が出てきた)ので、けっこう細かい表情付けなどをしました。セカンド(とコントラルト)の対旋律をより強調することを指示しました。

楽譜上の「フォルテ」「ピアノ」と演奏結果としての「フォルテ」と「ピアノ」の違いなども理解するように話しました。

つまり、楽器(奏者)の数が、増えれば、一人ひとりが同じ音量で弾いても強い音になる。パートごとに順々に音が重なればそれでクレッシェンドになる。などを理解してほしいのです。それでいて、共演するオルガンはそれほど音量の差が出ない。ということは、弦がピアノで奏すると、オルガンが目立ち、弦がフォルテになるとオルガンが目立たなくなる。モーツァルトはその辺も計算して作っていたはずです。とはいえ、教会ソナタを実際に演奏していたメンバーはとても少人数だったはずなので、極端な音量の差はなかったはず、ということも考える必要があります。バスパートは基本的に単打(アマデイでは「打ち」といっています)ですが、トレモロを使うとき以上にフレージングを意識する必要があります。楽譜に書かれたスラーを見て、切れ目を感じて演奏するように指示しました。
(この辺までしか覚えていないので、他の曲は簡単に)

● ヘンデルの合奏協奏曲

全パートではないものの、ようやく全パートに近いメンバーが集まっての合奏でした。
(注:全パートであって、全員ではありません。)
ソロとテュッティの掛け合いも判りやすくなりました。まあ、この曲はソロの一人である私が全く弾けていないので、あまりえらそうなことは言えません。とにかく、入りを間違えないで演奏できること、音量の問題、トレモロすべきかどうか、トリルの入れ方など、、、基本的な演奏法の確認がやっとですね。この曲はこれから大急ぎで仕上げて行かないと。

● スターバト・マーテル

もう次回の合唱の練習からは一緒の練習になるので、器楽だけの練習の日以外は、伴奏に回ります。伴奏者が間違えたら、歌も間違えてしまう、と言う責任を負わなければなりません。それを感じてもらいながら練習しました。

8番、12番の後半のフーガは、入りを間違えたら最後、あっという間に何もしないうちに終わってしまいます。楽器を弾く練習だけでなく、曲を知るために音源を聴くなり、スコアを見るなりして勉強してほしいと思います。

当時の譜面には細かいことが書いていないことが多いです。フォルテ、ピアノ指示(楽譜上では「forte」と「dolce」です)がないからとそのまま弾いていては平板になるだけ。指示がなくても表情付けしてほしいところですが、それは無理なので、ヴォーカルスコアを参考に、次回から細かい指示をしたいと思います。

メンバーには申し訳ないものの午前中を30分延長して終了。お昼休みは30分となりました。続いて午後。

● 水上の音楽

リコーダーが1名だけの出席だったので、まずはリコーダーソロの曲を。これは弦も難易度は高くないので、ソロとの合わせ方、表情付けなどを中心に練習しました。でも結構緊張感が高いので難しいです。うまく行ったらすごく良いきれいな曲なのですが…。仕上がりが楽しみな1曲です。その他、オルガンに助けてもらって、管と弦との対比を考えながら、いつくかの曲を練習しました。序曲はしょっぱなの16分音符の扱いが難しい。一応8分音符1つ分に16分音符3つを収めると言うことに決めましたが、他のところに支障が出てくるときもあります。また、8分音符2つが並んでいるときに付点をつけて演奏するかどうか。これも曲によって解釈の分かれるところ。そして序曲の後半のフーガ。難易度が高いのと、入りのタイミングの難しさを克服する必要があります。ホーンパイプは良く知られた曲だけに、お客様のイメージを壊さずに、それでいて、今回の編成の良さが出た演奏になるようにまとめる必要があります。まだまだ、これから、と言うところです。

● 合唱練習

初めはアルトなしで練習。途中からアルトも揃っての練習となりました。
私達の練習では発声練習もしないで、いきなり曲の練習に入るので、1曲目からやるのは得策ではありません。それで、他からはじめました。(もう忘れました。)

音程の怪しいところも多々ある(!)ものの、前回よりだいぶさまになってきたかな、と言う感じでした。特に、不慣れなために力んでいた声が、すこし柔らかくなったかな、と。曲によっては、だいぶ力が抜けてきたように思います。

合唱は、器楽に比べて曲数が少なく、1日の練習で全曲ができるので、慣れも早いですね。器楽と同じで8と12の後半(ヴォーカルスコアでは13)のフーガは難しいですが、何とかなってきました。むしろ、ゆっくりした曲、弱く歌うべき曲などが難しいですね。

後、同じような言葉、同じようなフレーズの繰り返しのところでは、同じように歌ってしまうことがありますが、スコアを良く見ると微妙に書き方が違っていて、表情のつけ方を変えるととても表情豊かになるところなどがあります。注意して歌ってほしいです。

ラテン語の発音はまだあまり細かいことはできていません。が、先日原則については伝えたので、大きく外れていなければ、そのままで良いと思っています。まずは音程を正確に取ることですね。声の質も少し考える必要もありそう。発声の仕方は私は専門ではないので、むしろメンバーの中から歌い方の指導をしてもらおうかなと思っています。(あるいは、適切な指導者を頼むか。)

語尾を揃えることにもっと神経を使ってほしいです。揃える、以前に、語尾の子音を発音していない場合が結構見られます。日本人には難しいことのひとつですね。


合唱の練習はその場その場で細かいことを言っているので、まとめるのは難しいですねえ。

練習を15分程度早めて終わりにしました。片付け始めたところへ1名参上。でも申し訳なかったけど、片付けの時間などを考えて、練習は終わりにしました。ただ、「15分だけでも練習に出たい」と来てくれたその意気込みをとてもうれしく思いました。

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2007/08/24

Gloria: The Sacred Music of John Rutter

少し前にちょっとしたきっかけで買ったCDです。ようやく今聴けるようになったので聴いています。ここ数年、選曲のためか、演奏会の準備のために音楽を聴くことが多く、演奏会と関係なく聴いているのは久しぶりです。とは言え、聴いていると自分でも演奏したくなるのが常でして……。

これを買った理由の1つは、昨年のフォーレのレクイエムが、ラッター版で、ラッターさんの解説を読んだり、彼自身の指揮によるフォーレのレクイエムのCDを聴いてきたからです。

ラッター自身のレクイエムもすばらしいという話を聞きますが、まだCDも持っていなくて、聴くチャンスがありません。今回は、レクイエムではないですが、教会音楽の作品集を買いました。

CDのタイトルにもなっている「Gloria」は3つの楽章に分かれていますが、合唱もオーケストラも大掛かり、金管楽器もパッパカなるし、打楽器も活躍。とてもマンドリンに置き換えて演奏しようと言うのは無理そうです。(もっとも、こう言う音楽が好きなマンドリンクラブは多いので、やるところもあるかも)

それ以外のアンセムには、アカペラあり、ギターとフルートの伴奏の曲などもあります。オルガンと小編成のオーケストラ伴奏の曲もあります。すばらしいです。涙が出てしまうくらいです。

少し前に、フォーレの小ミサ曲、Ave Verum Corpus など女声合唱の美しい音楽に触れ、こう言うのもやりたいという衝動にかられていました。フォーレの女声合唱の曲と、ラッターのアンセムを合わせれば1つの演奏会ができてしまいそうです。あれあれ、、やっぱり自分で演奏するための選曲になってしまったみたいです。

「ラウダーテ・ドミヌム合唱団 命名記念演奏会」でも開きましょうか。それには、器楽が少なくてすむので、アマデイのメンバーにも合唱に参加してもらって……。そうすれば人数も結構いるかなあ。

かつてアマデイで(楽器だけで)演奏した、マレンツィオのO Sacrum Convivium や、ByrdのAve Verumなどのアカペラもやってみたいです。夢は広がるばかりです。

美しい曲に触れると、これ以上の美しい音楽は無い、と思うのですが、また別の美しい曲と出会ってしまいます。本当に世の中には、数えきれないほどの美しい作品が存在するのだ、と実感します。

かつて私も合唱団で教会音楽を歌っていたことがありました。今、そこへ戻ることはできませんが、自分の出会った作品をまた演奏したいと強く思っています。「ラウダーテ・ドミヌム合唱団」が正式に(?)成立して、独立して演奏会ができるようにしたいものだと思います。

Gloria: The Sacred Music of John Rutter
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2007/08/20

練習レポート0819

昨日はアマデイの本来の練習だけではなく、練習前の時間と休憩時間まで削って、私の新編曲のお試し合奏をしました。おつきあいいただいたメンバーの皆様ありがとうございました。今度の新しい編曲はかなり力を入れて作ったので、ちゃんと練習して、公開の演奏会を開きたいものだと思いました。

さて、昨日の練習ですが、、、、

●初めにモーツァルト、教会ソナタ 変ロ長調 KV68

曲が分かりやすいものであるということと、比較的演奏しやすいということもあって、まずまず、とは言え、自分も含めもっと練習して余裕を持って弾けないと、表情を付けたりする余裕が無い…。

本当は合奏協奏曲の練習をしなければいけないのですが、ソリスト(つまり自分です)の個人練習ができていないので、パス。
スターバト・マーテルから抜粋して練習しました。

やる前から分かっていましたが、全曲の練習などできるはずもなく、第1曲目を重点的にやりました。
初めの方は何度も繰り返して練習するのに、あとになると時間がないので簡単にしか練習しないのはいつものこと、、、、というのは内緒です。

ペルゴレージのスターバト・マーテルの中でも特に有名なこの第1曲。やはり美しさもひときわです。また、練習にあたっても、昨年のフォーレのレクイエムや、一昨年のバッハカンタータに比べると、とてもやりやすいです。それは、合唱と音を重ねて演奏することが多いので、合唱無しでもかなり曲が成り立つということが大きいでしょう。それから、弦楽器だけで曲が成り立ち、声部の数も少ないため、少人数で練習しても問題が無いということもあります。曲の難易度も(少なくともこの第1曲は)それほど高くありません。

ということは、、昨日の段階で、もう本格的な練習に入れるはず…ですが、まだ「これから」というところでした。合奏練習に参加したのが初めてのメンバーも複数いましたし。でも、のんびりしてはいられないので、これからスパートをかけないと。

昨日のところは、トレモロするかしないか、どんな感じで弾いて行ったら良いか、など、「弾き方」を中心に確認して行きました。でも一旦は決めても、トレモロするかしないかについてはまだ変更があると思います。練習を始めた頃と、合奏に慣れて来た頃とでは音の感じ変わって来ることがありますし、合唱と一緒に合わせた時の音の混ざり方などでも変わって来ます。したがって、合唱と合わせてから最終決定します。バスパートなどは、ヴィオラ・ダ・ガンバやオルガンと合わせたときの感じでも変わって来ますから。

第8曲のフーガと12曲の後半(ヴォーカルスコアでは13曲)のアーメンのフーガは、譜面を読むという事自体の難しさがあります。じっくり練習して、入るタイミングを掴んでおいてほしいと思います。昨日の練習ではまともに終わりまでいかない状況になりましたから。

●午後はリコーダー2名が参加して水上の音楽。初めて第2曲をソロを入りで練習しました。ほとんどインテンポで演奏しているものの、リコーダー(原曲はオーボエ)のレチタティーボ(ソロ)のような作りになっているため、なかなか合奏(伴奏)がうまく入れません。これは指揮者も勉強が必要だと実感しました。

その他、第6曲、第10曲を練習し、管と弦の絡み合い(掛け合い)などを練習しました。管と弦が同じ音型を演奏するところも多いのですが、発音原理が違うため、得意不得意があり、細かいところの合わせ方に注意が必要だと思いました。もっとも昨日はあまり細かいことはしませんでしたが。

演奏会では最後に演奏するホーンパイプ。水上の音楽の中ではもっとも有名な曲ですが、編曲(編成)が多少違う版を基にしているためか、以外に弾けません。入るタイミングもずれることもしばしばでした。

全体に、練習不足から来る自信の無さが現れていました。今後に期待しましょう。

●さて、その後器楽と交替で合唱の練習でした。

ソプラノ、アルト、バス各2名の出席での練習でした。一通り練習しましたが、まだ音程の怪しいところも多くあり、なかなか難しいようです。

明らかに音の取り間違いもありましたが、当然ながら微妙な音程の狂いもあり、そう言う点では今回も合唱を仕上げて行くのは大変そうです。ラテン語の発音の仕方や、子音の納め方なども、まだまだこれからやって行かなければ、と言う感じです。でも合唱だけの練習は後僅かしかありません。9月の初めの練習にかけましょう。…こちらも効率よく練習するためにできるだけ準備をしておかなければ。

合唱も当然ながら、第8曲のフーガと、最後のアーメンは入りを間違えやすいです。テンポも速いだけに自信を持って入れるようにしておいてほしいと思いました。

なお、ここには書けないメンバー向けの諸注意を近日中にメンバーページに掲載する予定です。

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2007/07/27

即興の名手

即興のすごさと楽しさで、チェンバロの先生の即興演奏のことに触れましたが、いつもお世話になっているAllegro Assaiさんは、何を隠そう、即興演奏の名手です。

10月に彼女の「オルガンリサイタル」があります。彼女のオルガンはそれはまさにAllegro Assaiで、超絶技巧の持ち主。難易度の高い曲もなんのその…、なのですが、実は「私が(あくまで『わたしが』です)」彼女のすごさを実感するのは、ミサでの演奏のときなのです。

礼拝の進行に合わせて即興で音楽をつけて行く…(当然その場その場で演奏時間が変わります)。元のテーマを知っているとそれが即興で変奏されて行くのがよくわかる…。「即興」なのに、まるで先に曲が作られていたかのようにまとまっている、何の迷いも感じられない……。

普通に聴いていたら何日もかけて練習して来たのだろうと思われてしまうような演奏を、その場で瞬間的に行う…、しかも1つの曲としてちゃんとまとまっている…それを体験すると本当におどろきます。

ミサは無料(?)ですし、、、、アマデイの皆にもAllegro Assaiさんがオルガンを弾く、グレゴリオの家のミサに出席して、その演奏を聴いてもらいたいと思います。(四ッ谷のミサもありますが、グレゴリオの家の方が演奏の即興性が高いです。ご希望があれば案内しますよ。)

*Allegro Assaiさん、勝手に話題に載せてごめんなさい。

10月のリサイタルは私は仕事で行けませんが、これをお読みの皆様、ぜひオルガンリサイタルにも足を運んでください。(こんなすごい方が、毎回のようにアマデイと共演してくださっているんですよ。…私がお世話になっているのはアマデイの時だけではないですが。

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2007/07/23

合唱団の名前?

昨年のフォーレでは「アマデイマンドラアンサンブル&合唱団」、今年のペルゴレージでは「アマデイマンドリンアンサンブル&合唱団」と言う便宜上の名前(?)を演奏会のために付けました。この場合は、合唱団独自の名前がなくてもマンドリンと合わせることでひとつの団体名を付けることができたわけです。

CD「四季の賛歌」ではあえて団体名を付けませんでした。
昨日のレコーディングは、「四季の賛歌」の製作過程から話が来た物なので、今回も団体名を付けませんでした。でも、依頼者からは「なんと言う団体ですか」と聞かれるわけです。

次のCD(?)などの企画を考えると、やはり名前があったほうが良いでしょうか。もっとも団体として固定メンバーがある程度いないと、、、、。昨年のフォーレから続いて考えると、CD作成とあわせて複数回共演していただいたかたを「団員」とみなせば、7~8人はいることになり、「団体」としても良いでしょうか。

はじめは、「アマデイ」をつけようかと思いましたが、「合唱」とはやはり合わない気がします。合唱関係者にもインパクトが弱いですね。

「教会音楽」、「典礼」、「聖歌」、、、、などが付くと、「研究会」と続けたくなり、ちょっとわたしの趣旨と違うし、しかも似たような名前の合唱団はたくさんあります。やはり固有名詞(作曲者名など)が付くほうが無難ですねえ。

昨日、ちょっと提案があったのはわたしの洗礼名を使うと言うものです。あ、なるほどその手があったか。

それで考えてみました。

「聖ヨハネ合唱団」…うーん、数百年の伝統がありそう。ネットで調べた限り、この名前の団体は国内にはなさそうです。
「聖ヨハネ聖歌隊」…どこかの教会の聖歌隊にありそうですね。

「使徒ヨハネ合唱団」「使徒ヨハネ聖歌隊」…上の案のバリエーションですが、「使徒」を付けると、他に同じ名前の団体はないと思いますし、インパクトが強いかな、と思います。

「ヨハネ」は使徒・福音記者の場合はあまり肩書きを付けず、「洗礼者」ヨハネのときに肩書きを付けることが多いですね。だから、「使徒」が付いたほうがよりインパクトがあって良いかも。

Johannesとつづってラテン語名の団体名にしましょうか。

うーん、皆様のご意見を。独自の案をいただけるのも結構です。(「ヨハネ」にこだわる必要はありません。)
コメントで投票しましょう!!


追加

本業と副業の会のときには「Jubilate Deo聖歌隊」と言う名前を使っています。これはこれで気に入っているのですが、あくまで内輪のときの団体名です。じつは「ユビラテ・デオ」というのは、他にグループがあるようなのです。それもちょっと問題のありそうな…、というわけで、外向けの団体には付けない予定です。

追加2

コメントではなくメールを1ついただきました。「合唱団」よりは「聖歌隊」が良いようですが、「聖ヨハネ聖歌隊」だとやはり特定の教会の付属聖歌隊でありそう(あるいは、将来にできそう)なので避けたほうが良いかなとのことです。

それから、上の文章で「わたしの趣旨と違う」と書きましたが、「『わたしの趣旨』って何?」という方は、過去のブログをお読みください。

教会音楽専門の合唱団(を作りたいなあ)

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レコーディングでした

(この文章は録音当日の夜に眠い中書いたため、文章の一部を修正しました)
今日は、聖歌のCDのレコーディングでした。まだ、前回の「四季の賛歌」ができたばかりなのですが、あちらは自主企画でしたが、今度の録音は「依頼されての演奏」で、全く別の企画です。曲も指定されたもので、女声4名とオルガンだけというシンプルな構成での録音でした。

知っている曲もありましたが、今回の録音のために初めて取り組んだ曲もあり、全く独自の解釈で演奏する必要があり、ある意味よい勉強になりました。(「独自の解釈」というほどおおげさなものではないのですが、新曲初演と同じで「参考にする演奏がない」という点で「思い切りが必要だった」と言えます。)

前回の録音は朝10時から午後5時半までかかりましたが、今回は単旋律の曲も多く、2部編成や部分的に3部編成もありましたが、構成はシンプルで、また録音する曲数も少ないので、午後2時から録音ということにしました。始まりの時間に手間取り、少し開始が遅れましたが、録音は順調でした。

小さい御聖堂ですが、響きがよく、女声4名の声はとてもきれいに響きました。4人とは思えない響きでした。あれで、編集後のエコーをかけるととても大人数で録音したように聴こえると思います。

【今日の録音のエピソード】

●床が木でできていましたが、とても良く響くので、革靴では足も動かせない、ということで、行儀悪いですが、靴を脱いで録音しました。
●「ハイ本番」で始めると、「がさっ」と外から人の音が入る。…これは何度かありました。
●録音の最後の方で盛り上がって来て、指揮者(わたし)のふりがおおきくなり、「ポキ!?」 
 何ですか、今の音は???
 はい、実は私の腕の振りで骨が鳴っていたのでした。2回くらいありました。すみません。
 音はしても、身体に問題ありません。
 今後録音をされる指揮者の方は、自分の身体から音がしないように注意された方が良いでしょう。 
 (…あまり無いと思いますが…こんなこともあるのですね。ご注意ください)


録音は順調に進みました。2時から始めて、5時までに終わらないと困るところだったのですが、なんと4時半くらいで終了でした。出来上がりを聴くのが楽しみです。

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2007/07/21

フォーレの合唱曲

わけあって、フォーレのCDを久々に聴きました。ラッター指揮のレクイエムのCDですが、レクイエムではなく、他の曲を聴きたかったのです。

Ave Verumは以前聴いてむちゃくちゃきれいだと思っていたのですが、他の曲も改めて聴くとどれもとてもきれいです。かなり訓練しないとあのような美しい響きを作ることはできないでしょうけど、それでも、挑戦してみたいな、と思わせる曲ばかりです。

はあ、、、、、ため息です。ちなみに、聴いた曲は「ラシーヌ讃歌」以外女声合唱用です。

聴いた曲:
Ave Verum Corpus, Op.65-1
Tantum Ergo, Op.65-2
Ave Maria, Op.67-2
Maria, Mater gratie, Op.47-2
Cantique de Jean Racine, Op.11
Messe Basse(小ミサ曲)

John Rutter 指揮 John Scott オルガン
管弦楽:Members of the City of London Sinfonia
合唱:The Cambridge Singers

Cllegium Records (COLCD109)

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2007/07/15

練習、練習、台風が来ても休めない練習

昨日は公開レッスンで疲れましたが、それでも、たとえ台風が来ていても、休めない大事な練習でした。

午前中は、明日の出張演奏のための(兼ピアノ教室発表会のための)合奏練習。午後は今度のCD録音のための練習でした。出張は本番が明日ですし、CD録音も来週の日曜日が録音なので、どちらも今日練習ができないと困ったことになる大切な練習でした。もし台風が直撃していたら、アウト!でした。

練習開始約1時間前に四ツ谷に到着。サンパウロに向かうと交差点のところがちょっとした洪水状態。まともに歩くと靴は完全に水没します。自動車が通ったときの水しぶきのすごさは都会ではなかなか見られない光景でした。それを見たら午後までちゃんと練習できるか心配になりました。

朝食のためにサブウェイに向かうときにその交差点を通ったので、自動車が来ないかヒヤヒヤしながら歩きました。
昨日の疲れもあるし、今日も1日長丁場の練習ということもあって、朝食はポテト付きで少し贅沢にしました。
(あ、時々私の食事を心配してくださる方がいますので、念のため…サブウェイのサンドイッチはお野菜たっぷりで、栄養的には良いと思いますよ。え、ポテトまではカロリー取り過ぎだって?)

10時からの練習にほぼみんな時間通りに集合。ピアノの発表会で演奏するコレルリの練習を兼ねたので、そのためだけに練習に参加したメンバー(Oさん)がいるため、せっかく時間通り来たクラリネットKさんには、別室で練習していただき、コレルリを少し時間をかけて練習しました。とは言え、1人を除きアルマンドで経験済みなので、割とさらっとできたように思います。

はい、Oさんお疲れさま…(隣から「帰らないで!」との叫びもむなしく、Oさんは帰って行きました)。

Kさんに入ってもらいクラリネットを含む曲を順番に練習して行きました。ポピュラー系の曲が多いので、合わせる事自体は難しくはなく、ものによって難易度の高い曲もあるものの、順調に練習できました。たった6人でも(本番では7人)、何か、オーケストラを思わせる響きもあり、我ながら良い編曲だなあ、などと喜びながら演奏していました。

前回の練習でも感じたのですが、Kさんの技術の進歩か、楽器のせいか、私のアレンジが良いのか(おい!)以前よりも、クラリネットとマンドリンの小アンサンブルがとけ込むようになった気がします。音量のバランスも無理がないように思います。……自分で思っているだけなのだろうか。録音して聴いてみたいです。

間に昼休みを挟むよりは、早く帰れた方が良いという意見があり、小休止を挟んで、1時近くまで練習しました。

終わりの方でクラリネットを含まない曲を練習して、最後に、私とギターだけの曲も練習しました。「太陽がいっぱい」ですが、とても良い曲なので、弾いていて気分がいいです。(明日は時間の関係で演奏するかどうかは分かりません。)

それにしても、昨日レッスンを受けたばかりの今日だったので、練習中に昨日言われたことが浮かんで来て、気にしていたら間違ってばかりいました。たはは。明日間違えないように気をつけないと…。

メンバーがすっかり入れ替わって、午後2時過ぎからはCD録音のための合唱の練習。「合唱」とは言っても、女声4名とオルガン1名ですのでこじんまりした練習です。曲もさほど難しくないので、順番に練習して行きました。多少やり直しをするところもあったものの、心配な曲はほとんどなく、順調に練習が進みました。前回1度練習しておいて良かったです。少し余裕を持てました。5時までの予定でしたが、少し早めに終わりました。帰りに、本番の会場である修道院に案内しましたが、約束せずに行きましたので、残念ながら誰もいないらしく中に入ることはできませんでした。でも、場所を確認できただけでも良かったと思います。

帰りは傘をささずに歩けるほど。心配していた雨もたいしたことは無く、無事に終わることができました。良かったです。帰りの電車では眠かった……。

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2007/07/08

即興のすごさと楽しさ

今日は4回連続の「通奏低音講座」の2回目でした。前回言われていたので、マンドリンを持って行きました。前回の講座の後復習をしていなったので、昨日と今日で慌てて復習。とはいえ鍵盤の弾けないわたしは、頭の中で和音を思い浮かべたり、5線に書いたりと、「理論」的なことしかできません。しかし、「通奏低音」の醍醐味はやはり即興ですね。

「通奏低音」というと、「低音」と言う名のために「バスの旋律」を意味するものと誤解している人が多いのですが、バスの旋律も含め、それに即興で和声を付けて行くことが含まれます。むしろ、そちらの方が主と言っても良いでしょう。もちろん今回私が受講している講座もそれです。

別名「数字つき低音」と言われるくらいで、バスの旋律に「4」「46」(ほんとは縦に並ぶ)などの数字が書かれていて、奏者(この場合、チェンバロ、オルガン、時にリュートやギターも)はそれを頼りに即興的に和声を付け、場合によっては、主旋律に対して、対旋律や、和声の経過音なども入れて行くのです。(あ、もちろん私はできません。だから講座を受けているのです。大学時代から何度となくこの手の講座を受けているので、時間をかければ和音を5線に書くことくらいはできますが

そして、この「即興的に」と言うところがポイントです。マンドリンのような旋律楽器も装飾音などを即興的に付けますが、それと似ています。バロック音楽では「楽譜に書かれていないことをいかに演奏するか」、それも、毎回同じではなく、演奏するたびに、違った即興をどのように行うか、が演奏者の実力を測る1つの目安になるのです。というか、聴く側は「今日はどんな風に演奏してくれるか」を楽しみにしていたわけです。

私は学生時代音楽史を学んでいたので、「バロック時代はそうだった」ということは知っていましたが、それは過去のことで、『現代では「即興演奏」なんてやらない、また、そんな即興ができる人は一握りの天才だけに違いない』と思っていました。

でも、バロックや、教会音楽を演奏する人たちは、この「即興」は今でも当然のこととしてやっているわけです。この鍵盤劣等生の小僧でさえ、「グレゴリオ音楽院」時代に、即興の授業も受けて実際にやりました(初歩の初歩の初歩の、、、、でしたが)。

そして私と共演してくださる、通奏低音奏者の方はみな多かれ少なかれ即興演奏をされるのです。(特に、一番共演の多い方は、「即興演奏講座」の講師をされています)

話がそれましたが、今日2回目だった「通奏低音講座」では、もちろん先生は即興で和声をつけます。そして、その「即興」を楽しんでいる、ということを実感しました。楽譜に書かれた通りに弾くのではなく、その日の楽器、会場、人の入り具合など、響きによって同じ曲でも違うように演奏してるそうです

講座の終わり頃に、マンドリンと合わせるということを行いました。先生はマンドリンと合奏するのは初めてだそうで、しきりに感心していました(「音がかわいい!」と言われました。私ではありません。マンドリンの音です。……分かってるよそんなの)。

小さい曲を弾いた後に、ジェルヴァジオのソナタの1楽章を初見で演奏してくれたのです。「初見」でですよ。それも手写譜で見づらい上、「数字」が書かれていないのです。(当時の譜面は「数字つき」のはずですが、作曲家自らが演奏していたことも多い時代なので、数字すら省略してあることも多いのです。

にもかかわらず、先生はいとも簡単に、というか「楽しそうに」和声を付けながら、私に合わせてくれました。こちらも先生の演奏がうれしく、楽しく………調子に乗って、テンポが速くなり、最後は指が廻らなくなるという事態も起きましたが、いやはや、打ち合わせ無しだったのに、すごく楽しい演奏ができました。

書かれたものをその通り演奏するのではないからこその楽しみ、、、、いいですね。あんな風に弾けたら楽しいでしょうね。マンドリンだって和音は出せるのだし、通奏低音の勉強をして、いずれは、自分でもバスの旋律を見て即興で和音を入れて、他の旋律楽器や歌の伴奏などをできるようになりたいものだと思いました。もちろん、バロックの編曲にも役立てたいし、実際の演奏をするときも、それをふまえて演奏できるようになりたいものだと思いました。

先生も講座の中で言われていました。「旋律楽器の人も、自分が弾いている音が、この和声の中の何の音に相当するかを意識して弾くと全然違って来ますよ」と。(ちょっと言葉が違ってるかもしれませんが、そのような意味のことを言われました。)これは今まで意識が足りなかったと思います。改めて考えて演奏するようにしたいと思います。

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2007/07/06

スターバト・マーテルの参考資料

ペルゴレージのスターバト・マーテルの演奏にあたって、参考になるものをまとめて紹介することにしました。まだ少ないですが、ご参考までに。

1.使用楽譜
 ●器楽用スコア(編曲の基にしているもの):オイレンブルグ/全音 新原典版
 ●ヴォーカルスコア:Desmond Ratclife編曲による混声合唱版 Novello社

2.録音(CD)
 ペルゴレージのスターバト・マーテルはいろいろ録音が出ています。
 参考に聴いていただくと良いですが、さまざまな演奏法がありますし、装飾音符の演奏の仕方は特にいろいろあり、今回の演奏と異なるものも多いと思います。
ですので、録音を聴いてもそのまままねせず、あくまで楽譜に基づいて練習してください。
なお、最も多い演奏は、合唱ではなく、ソプラノとアルトのソロと弦楽オーケストラです。
ソロと合唱版もいくつかはあります。今回の混声合唱版の録音は(私の知る限りでは)ありません。

私が参考に聴いている録音は、
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Academy of Ancient Music, Christopher Hogwood, Emma Kirkby & James Bowman

(iTunesで買った)
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と演奏者がよくわからない(フランス語らしい説明がよくわからない) 少年合唱による演奏CDです。

3.参考文献:ミサ曲ラテン語 教会音楽ハンドブック(三ヶ尻正著、ショパン刊)

また何か参考になるものを見つけましたらお知らせします。

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2007/07/03

聖歌の練習メモ

7月1日の新たなレコーディングのための練習をした際に、注意したこと、あるいはその後に気づいたことなどをまとめたものです。初めに書いたもののあとに、更に不明な点が判明したのでそれも追加してあります。

いずれも、当事者にはメールでお知らせしてあるのですが、「小僧がこんなこともしている」、あるいは、「合唱の注意点は、合奏とはずいぶん違うなあ」と器楽関係者に知っていただく良い機会かと思いますので、あえて掲載させていただきます。

(初めのまとめ)

前回の練習で気づいたことやその他のことをお知らせします。
出席者の方でお気づきのことがありましたらお知らせください。

楽譜は、曲についている数字の順に並べてください。いくつかの曲集が混ざっていますが、気にせず数字の順番にしていただくと、練習のときに曲を探しやすいです。
なお、77の「神よあなたの道をしめし」と140「全世界に行って」は1枚にコピーされていますので、
例外的に95「心を尽くして」と順番が逆になりますが、そのままで結構です。

1.聖体 「すぎこし」「とがも」などの「が行」は鼻濁音で。(他の曲も基本的には鼻濁音)
  Soloは男声が歌います。(が、今回は皆で練習しました)

8.ガリラヤの海は夜明け 「かぎ」も鼻濁音。「ついてきなさい」のところの音の跳躍で、歌詞が途切れないように。高い音が強すぎないように注意してください。

9.いのってください、マリアさま 小さい音符の歌い方については不明な点を作曲者に問い合わせ中です。2ページ目の1小節は不明ですが、それ以外の小さい音符は基本的にそのリズムに匹敵する歌詞があるときだけ歌ってください。小さい音符がないときのアルトの音程がわかりにくいですが、(作曲者の回答があれば変更もあり得ますが)基本的には、伴奏譜の音を参考に下の声部を歌ってください。
*2回目の連絡を参照してください。

10. マリアの歌 「主のすくいに」ほか何度か出てくるラからレに跳躍するところで、高い音が(レ)が強すぎないように。少し控えめに歌っていただけると良いと思います。

77. 神よあなたの道をしめし ほか、詩篇唱のある曲は「ソロ」で歌うか「全員」で歌うかは問い合わせ中。一応全員で歌えるように練習しました。曲によっては1音なのに長い音符がついているものもあります。  基本的に詩篇唱は語るように歌ってください。言葉が延びないように。
詩編と答唱の境目もあまり長く間を開けない予定です。詳しくは練習の際に。

140. 全世界に行って 1番のときは、詩篇唱の「神をほめよ」で、すぐに頭に戻ります。遅れないように。「アレルヤ」は2番の後だけ歌います。

150-151 遠く地の果てまで 詩編をどれを歌うか未定ですが、一応150の1〜3で行くつもりです。

376 天の元后 よろこびたまえ 「アレル(ヤ)」をスタカートで。かなり低い音が出て来ますが、ソプラノは出なかったら無理せずに。(アルトだけになっても何とかなると思います。)

395 主よわたしが悩む時 3声に分かれるところは、した2声をアルトで分けてください。
 (他の曲でも3声に分かれていたら基本的にそのように)
 「ともにいてください」の「ください」のところ、伴奏とアルトでは音が違っていますが、
  ここはアルトの譜面通りで良いと思います。
  8分の6拍子にうまく乗って歌ってください。なるべく2拍子感覚で。

410 よろこびうたえアレルヤ これも8分の6拍子にうまく乗って。高い音が多いですが、強くなりすぎないように軽く歌えると良いと思います。一番下の段は特に注意が必要です。16分音符もさらりと歌ってください。1番の終わりにフェルマータせずにすぐに頭に戻りますので、注意してください。
2番の最後も延ばしますが、あまりリタルダンドせずに。

(追加)

祈ってください...マリアさまの歌い方について判明しました。

1ページ3段目の3小節め2番の「にんたいを」は、ソプラノは「た」を<レ>にしてください。
(つまり「ファ-ファ-レ-レ-レ」となります)

2ページ目1段目の1〜2小節目の小さい音符は歌える人がいる場合分かれてください。
つまりどちらでもよいとの事です。ただし、メロディーではないので、その際に、メロディーが弱くならないようにとのことです。オブリガートと考えてくださいとのことでした。
ですので、次回の練習の際にソプラノを2つに分けて歌っていただいてためしましょう。
場合によってはアルトも2部に分け、ソプラノ1人、「ラ」ソプラノと、アルト各1人「ミ」、アルト1人「ド」にするのも良いかと思っています。

次の同ページ1段目3小節目アルトは、1、2、4番も小さい音符<ド>でお願いします。
*伴奏譜のように歌うということですね。

同ページ2段目1小節目、アルトは4番以外は<ファ>で歌ってください。
*これも伴奏譜のように歌うということですね。

(1曲追加)

練習後に1曲抜けていたことが判明し、追加になりました。

典礼聖歌の398番 「その人は幸い」

この曲は全部が詩篇唱の歌い方になっています。
なるべく延び延びにならないように自然に歌えたらと思います。(もちろん、音楽的に延ばした方がいいところなどはそうしますが、不要なところで止まってしまうことを避けたいと思います。)

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2007/07/02

今日の一日

(もう日付が変わってしまいましたので、ほんとうは「昨日」)

ちょっときびしい一日でした。
あさ、家を出るのが遅れた上、必要があって蔵前の倉庫に寄り、マンドラコントラルトを持って四ッ谷まで向かったので、到着が予定よりだいぶ遅くなった。到着後、練習開始までに必要があって弦の張り替えをしたが終わらず、、、。(使うのは午後なので、昼休みになんとか間に合わせました。)

11時から出張演奏の練習。最近演奏したもの、当日だけでも弾けそうなものはカットし、他の曲を練習しました。

午後はアマデイの秋の演奏会の練習。準備不足だったのと、時間も短かったこともあって、充分な練習ができたとは言えませんでした。(出席した方々ごめんなさい)

水上の音楽(序曲、第2曲を除く)、合奏協奏曲、教会ソナタの練習をしました。

3時からは新たなレコーディングのための合唱練習。これは3名出席の上、曲の下調べをしておいたので、ごく一部分を除き、全曲、それもそれなりに細かいことまで注意しながら練習できたと思います。

5時に終わって片付けをしたらへとへとでした。でも、そのあと、録音会場になる修道院を訪問して、お聖堂を拝見して来ました。帰りはふらついてしまいました。

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2007/06/27

マウロ・スクィッランテ氏 マンドリンセミナー&公開レッスン

以前にもお知らせしましたが、このセミナーと公開レッスンの内容が正式に発表されました。
以下は、公式ホームページからの引用です。(リンク先は公式サイトのトップページです。「関連イヴェント」のコーナーにこの記事があります。)

なお、私自身、この公開レッスンを受講するつもりです。私はこの企画に間接的に関わっており、お手伝いしています。下記に問い合わせ先(事務局)のメールアドレスを記載していますが、小僧までお問い合わせくださっても結構です。(メールの分かる方はメールで、あるいはここへのコメントでもどうぞ)

『マウロ・スクィッランテ マンドリンセミナー&公開レッスン』
日時:2007年7月14日(土)13:15-17:00
会場:北区滝野川会館201リハーサル室
内容:13:15-14:30 講義
「バッハやテレマンなどのヴァイオリンのための独奏曲のマンドリンによる演奏法」
14:30-17:00 公開レッスン
料金:講義聴講+レッスン受講 10.000円、聴講のみ 3.000円
定員(先着順):レッスン受講3名(一人45分程度)、聴講20名
レッスン受講:受講曲自由、伴奏者同伴(ご希望の方はこちらでピアノ伴奏者を用意致します。伴奏代3.000円。)。
備考:英語か伊語による講義。通訳付き。
問合せ:「スカルラッティ音楽祭2007」実行委員会 
お申し込みはこちらから。

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2007/06/21

CDの頒布が開始されて

Websiteの方で大騒ぎしていますように、ついにと言うか、ようやく、3月に録音したCD「四季の賛歌」が頒布開始になりました。

開始後まだ一週間も経ちませんが、これまでのことを振り返ってみたいと思います。

■選曲基準と楽譜の用意

出演者募集の段階で既に選曲を発表していました。それは以下の基準で選びました。

1. 季節ごとになるべく平均的な曲数にする
2. 詩篇唱(1つの音程で語るように歌う部分)のない、賛歌を中心にする
(実際にはそれだけでは無理なので、詩篇唱も数曲選曲しています。)
3. 比較的平易な歌であること
(いわゆる「合唱団」とか「聖歌隊」だけが歌うようなものではなく、一般会衆が歌いやすい曲であること)
4. もちろん美しい曲
5. 単声部でなく2声部以上
6. 高田三郎氏以外の作品も取り入れる(典礼聖歌の標準的な曲のほとんどは高田三郎氏によるものです)

曲は、合唱経験者にとってはそれほど難易度の高くない曲を選びましたし、わたしは自分で選んだくらいなので、曲は知っているものばかりでした。とはいえ、繰り返し回数等、楽譜だけでは判断しにくいものもあり、その調査に手間取りました(その辺、クラシック音楽と違い、楽譜の作り方が良くないな、と思いました。)

練習のために楽譜を用意してみたところ、数曲単旋律のものがあり、選曲から外しました。
また実際の練習が始まるまで、混声4部でできるかどうか不安だったため、2声でもできるように2声の編曲の楽譜と4声用のものと両方用意しました。普段、4声で歌うことが少ないので気づきませんでしたが、実際4声で歌おうとすると、典礼聖歌の譜面は見づらく、歌いにくいと思いました。教会で4声で歌うことをあまり考えいていないのだな、と思いました。

■録音に至るまで

録音までも大分長い道のりでした。(初めは、昨年のフォーレの演奏会と並行して準備を始め、クリスマスに合わせて発売してクリスマスプレゼントに使ってもらおう、等と考えていたのです。…全く無理でした。)

昨年の録音計画を断念し、年明け後に改めて計画を始めました。初めは登録メンバーがそれなりにいたのですが、いざ練習を初めて見ると人が足りなくなり、練習の都合も合わないためなかなか人の揃わない状態での練習となりました。

かろうじて4声で録音できそうと分かり、練習を重ねました。曲数が24曲もあったので、1つ1つの難易度は高くなくても練習は大変でした。全曲練習できた日もありますが、できない日もありました。日本語の平易な歌だから、と割と気楽に考えていた部分もありました。実際にやってみると、日本語だけに普段使っている言葉の影響で、発音が人それぞれ微妙に違い、また、しゃべる時と歌う時とでは違った発音にしないと効果的でない、あるいは美しくないので発音を直したり、と、、、思っていた以上に大変でした。(これは録音当日まで苦労しました。)

そしていよいよ録音当日。実際に収録してみないと1枚のCDに収まるか分からないので、もしかしたら収録されないかもしれないと思いながらも24曲録音しました。

比較的平易な曲とは言え、中には歌いづらい曲、体力のいる曲などがありましたので、難易度の高い曲を元気なうちに、と録音しました。(録音当日のことはこちらを参照してください。

■録音以降

録音がやっと終わり、打ち上げして万歳、後は出来上がりを待つばかり、、、、とは行きません。
ジャケットのデザイン、印刷物の原稿等が全くできていなかったのです。
経費節約のため、自分ですべてを準備し始めましたが、やはりデザインのセンスは今一のため、ジャケットの表紙の部分だけ人に頼みました。……これも思った以上に難航しました。

そんなこんなでようやく印刷データはできたものの、どういうわけか、録音の編集が思っていたより遥かに時間がかかり、頒布開始が1月くらい遅れてしまいました。

待っているというのは結構つらかったです。ようやくサンプルができ、メンバーにも聞いてもらいました。思ったより良く撮れていると言う出演者の声がありました。ちょっと安心。更にそれを頒布用に直したものができるまで待ち、一部ができて試聴したものの、最後に仕上がるまでまた待たされました。こちらではどうしようもない状況でしたので。もういつまでもできないのでは、という不安さえありました。と思いながらも、ようやく先週できたわけです。

■頒布を開始、今後の願い

できてみると出演者の中には待ってました(!というわけではないのかもしれませんが)と周りに宣伝してくれたらしく、あっという間に注文が増えました。企画段階で、数ヶ月で制作枚数は売り切れるだろうと予想はしていましたが、こんなに早く注文が増えるとは思っていませんでした。

まもなく、四ッ谷のサンパウロ書店にも置いてもらう予定です。また、これまで聴いてくださった方から伝わって、このCDが段々知られてくれば、もっと出て行くでしょう。「売れ行き」も大事ですが、このCDを作った目的の1つ、「これらの曲を教会でももっともっと歌ってもらいたい!」という願いが叶えられることを願っています。

なお、このCD制作のおかげで、別のところから更に録音を頼まれました。女声合唱のみの小編成ですが、来月レコーディングです。こう言った演奏活動が増えることも願っています。また、その新しい録音が発売になることで、この「四季の賛歌」も一緒に知られるようになるともっとうれしいと思っています。

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2007/04/28

ザ・ロイヤル・コンソート 2

大分遅くなってしまいましたが、先日のザ・ロイヤル・コンソートの演奏会でのちょっと別の観点からの感想です。

先ず、演出面ですが、全部ではないですが、ほとんどの曲の演奏の際、会場は真っ暗、演奏者のところだけにスポットライトがついての演奏でした。まるで作曲された当時、電気のない宮廷でろうそくの灯のもとで演奏しているような雰囲気が出ていました。ただ、、、、演奏が終わって出演者が立つと、人によっては顔に光が当たらないので、暗闇に立っているみたいで表情も分からず、拍手するが方からからすると、ちょっと惜しいな、と言う感じでした。

次に配布されたプログラムですが、前述のような状況のため、暗くて解説が(どころか曲目も)読めないので、知らない曲で、今何を演奏しているのかさえ分かりにくいのは残念でした。

そうかと思えば、少し明るい状態での演奏のときは、プログラムをめくろうとする人のガサガサした音が目立ちました。プログラムが薄めの紙で、なおかつ大きかった(A4)のが原因でしょう。

さて、そのプログラムですが、演奏者の他に、解説を書いた方の名前があるのですが、その人がどういう人で、どういう関係で曲目解説を書いているのかの説明がありません。だから、「一体この人は誰?」と思ってしまいました。

演奏を聴いて気づいたことですが、トレブルとアルトは膝に挟んで、というより膝に乗せて弾くには楽器の大きさが小さめなため、弓を弾くのが難しそうに思いました。特に出だしは弓の圧力加減によって、雑音が出やすいようです。それだけにうまく出たときの美しさもまた格別でした。音量が上がってくるとやはり音色が変わってしまうようなところもありました。それぞれ難しさがあるのだな、と思いました。

「ポリフォニーの輝き」というだけあって、多くの曲は各声部がそれぞれ対位法的に動くような曲でした。複雑な声部の絡み合い、それぞれのパートが対等に語り合うという雰囲気でした。

バッハよりは他の作曲家の方がやはりしっくり来ている感じでしたが、さすがはバッハ、自分が聴き慣れている作曲家のせいもあって、特に曲の終わりにきれいな長調の和音で終わるところ等はとても心に響きました。でも、曲は今回のために編曲したらしいので、他の作曲家の作品に比べて若干不慣れなようで、少し緊張気味の演奏でした。とは言えフーガはバッハの本領発揮と言う感じで、その緊張感がまた良かったと思います。多少乱れがあったのも緊張感を増したかもしれません。

アンコールは、曲名が聴き取れませんでした(ギボンズのガリアードと言われたような)。それまでの対位法的な動きの曲と違い、全パートが同じようなリズムで動く曲で、活き活きとして、明るく楽しい音楽でした。本編の最後がバッハで占めていたので、演奏者も少し緊張気味だったのが、アンコールでは実に楽しそうに弾いていました。あれだけ楽しそうだと聴いている方も楽しくならないわけないですね。すごく良かったです。(ああいうのをもう少し聴きたかったというのが本音かな。)

おっと、長くなって来たので、ガンバ・コンソートとマンドリンアンサンブルの比較についてはまたの機会に。(これから合宿に行って来ます。)

ザ・ロイヤル・コンソート2007
イギリスのコンソート音楽とJ.S.バッハ
ポリフォニーの輝き
2007年4月17日 19:00 日本福音ルーテル東京教会
出演:ザ・ロイヤル・コンソート
トレブル:上村かおり アルト:坪田一子 テノール:森川麻子 バス:譜久島譲 福沢宏

M.ロック:4声の組曲第3番より クーラント、エア、サラバンド
O.ギボンズ:5声のインノミネ
E.ヘヴィン:3声のブラウニング
W.バード:5声のブラウニング プレリュードとグラウンド
M.ロック:4声の組曲第1番 ファンタジア クーラントエア サラバンド
J.S.バッハ:3声のフーガ(BWV888)、4声のフーガ(BWV878)、5声のフーガ(BWV849)
H.パーセル:4声のファンタジア第5番、第7番、第12番
J.S.バッハ:3声のフーガ(BWV890)、4声のフーガ(BWV1080)、5声のフーガ(BWV867)
アンコール(不明 ギボンズ:ガリアード?)

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2007/04/18

ザ・ロイヤル・コンソート

今日は私の管理するサイトで応援している「ザ・ロイヤル・コンソート」の演奏会でした。「応援している」なんて言っていますが、実際にはホームページのお手伝いをしているだけのことで、演奏は初めて聴きました。もっとも、5人のメンバーのうち2人は、これまでにもそれぞれ別の団体で演奏しているは聴いていますので、実力のほどは分かっています。なので、それらの人が5人も集まったらどんな演奏を聴かせてくれるのかと楽しみにしていました。

ガンバコンソートというのは、知ってはいましたが、実際にちゃんと聴くのはほとんど初めてです。このコンソートはヴィオラ・ダ・ガンバの同族楽器アンサンブルです。ヴィオールコンソートなどとも言いますね。今日は、トレブル、アルト、テノール、バスが2つの5部編成でした。(なお、この辺の楽器などの名称はちゃんと調べないと、いろんな国の呼び方=英語、イタリア語、フランス語が混じってしまっているようです。)

さて、曲は初めて聴くものばかりでしたので、細かい感想は省略します(と言うか、書けない)。
先ず初めの印象は「音がきれい」でした。あれ、とても月並みですね………。何と言うか、透明感のある音と言うべきでしょうか。といっても、細い一筋の音、という感じではなく、むしろ、輝きのある音と言うべきかと思います。倍音が多く、会場が響く教会だったということもあると思いますが、楽器の共鳴する音、会場の残響などが合わさって、コンソートの音色を作っていた感じでした。その「豊かな響き」が「輝き」という表現になりました。あ、今日の演奏会のタイトルが「ポリフォニーの輝き」でした。でも、それをまねたのではありませんよ。

ロマン派以降の音楽にありがちな、ヴァイオリン属の、表現の幅は大きいものの時にはどぎつい感じのする、また甲高い音がやたら出てくる音楽とは大分違って、落ち着いた、静かな音楽に浸ってほっとして聴いていられる、そう言った音楽だったと思います。

ガンバのことはあまり詳しくはありませんが、音量もヴァイオリン属より小さめですし、最高音を受け持つトレブルもヴォイオリンより若干音程が低いのでしょうか。あるいは、単に、あまり高音域を出さないだけのことなのかもしれませんが、キンキンしたところが無いのが、聴いていても心地よかったです。

また、演奏者も力みが無く、自然な身体の揺れが音楽と一体感を出していました。

曲の終わりに音を無理に止めていないのか、あるいは、楽器が共鳴しているのか、あるいは会場が響いていたのか、曲の最後の音が終わってもしばらく残響が聴こえていたのがとても印象深かったです。

たった5人のアンサンブルでこれほど豊かな響きができるのはすばらしく、またうらやましく思いました。

ステージの作り方、プログラム(印刷物)、など、思うところはありました。また、演奏に関しても、もう少し別のコメントや、マンドリンアンサンブルとの比較というか参考になるところ等も書きたいと思いますが、今日はここまで。それらは次回にさせていただきます。次回をお楽しみに(?)

ザ・ロイヤル・コンソート2007
イギリスのコンソート音楽とJ.S.バッハ
ポリフォニーの輝き
2007年4月17日 19:00 日本福音ルーテル東京教会
出演:ザ・ロイヤル・コンソート
トレブル:上村かおり アルト:坪田一子 テノール:森川麻子 バス:譜久島譲 福沢宏
O.ギボンズ:インノミネ
M.ロック:4声の組曲より
H.パーセル:4声のファンタジア
W.バード:5声のファンタジア
J.S.バッハ:3、4、5、声のフーガ ほか
(詳細は後日掲載します。)

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2007/03/31

過密音楽スケジュール その2 3月18日編

時間が後先になってしまったので、今更と言う感じですが、18日の一日も過密スケジュールでしたので書いておきます。

この日は同じ週に、聖歌のCDの録音と教室の発表会が控えていたので,その両方の最後の練習日でした。

朝、行きの電車の中で、発表会にアンサンブルで演奏するヘンデルのソナタの装飾音を考えていました。頭の中で考えただけで,練習のときにぶっつけでやります。まさに「即興」。(ちょっとちがうか)

9時半頃セッティング
キーボードも用意したので,内緒で(?)オルガンの音で、「汝、三位一体に…」の練習をしました。本番ではスピネットですが、教会音楽なので、オルガンの音も良いと思いました。(もともとオルガン曲か?)

10時 個人レッスン開始
発表会前とはいえ、基本練習のレッスンを欠かしません。良いことですね。でもそれだけに細かい弾き方等、問題点も指摘しました。30分後にチェンバロ奏者も参加して、発表会のソナタの練習をしました。多少の問題は残っているものの、前回よりお互いを聴けるようになって来たかな、と。自分の好きな曲を生徒が演奏してくれるというのはうれしいものです。

11時 ギター奏者も加わってヘンデルのソナタの練習
低音に厚みが増したので、対旋律がはっきりしてより良くなりました。最後の練習なので仕上げにかかりたいものの、まだ練習不足は否めませんでした。こちらを参照

でも、練習を録音して聴いた限りは、まあまあかなと。聴いてみて速い楽章にトレモロはしない方が良いと思い、本番のときにはトレモロは3楽章のみとしました。やはり、演奏は客感的に聴いてみるものだと思いました。

12時 歌のソロ、リコーダーとの合わせ練習
ヘ音記号の部分をマンドラで弾くのに、そのままで行けるかと思ったら、全然だめ、しかもマンドリンしか用意できなかったので、雰囲気が大分違ってしまいました。すみません。

ちなみに本番では、ちゃんと譜面を書き直しました。そしたらなぜか、マンドリンで弾いた方が雰囲気が良さそうなので、マンドリンにしました。

12時半 今度はマンドリン2重奏の練習
これまでに2回合わせの機会を持っていただけに、少々難易度の高い曲ではありますが、聴き応えのある演奏ができそう…。でもまだ不安はあり…と言う感じでした。

13時 歌とミュージックベルの練習
ベルは初めて加わった方もいて、当日まで全員揃わない状況ではありますが、なかなか楽しみになりました。歌は、すでに2回目のため、大分慣れて良い感じでした。

あれ、昼休みを取る時間がない…。時間配分を間違えたか…。

14時 アンサンブルアルマンドの全体合奏の練習
3曲とも練習しました。まだまだのところもあるものの、少し良くなって来たかな、というところ。でも、本格的な練習に入れるのは、発表会が終わってから、と言う感じでした。
16時半ころまで、練習時間を延長して練習しました。

ここで、ようやく休憩時間が取れました。(もちろんそれまでも練習の合間の休憩は少しありましたが
昼休みに食事もしていないのですが、おなかがすいたというより、疲れてふらふらだったので何か食べないとこのあとの聖歌の練習ができない、と急いで、必死に(?)食べました。

17時CD制作のための合唱練習開始
この段階でかなり疲れていたので、練習が心配でしたが、始まっていしまえば心配は消えました。

難易度の高い曲を中心に、また発音しづらいところ等をチェックしながら練習を進めました。
一部、練習を録音しておいたので、あとで聴いてみると、練習時に取り決めたことが必ずしもCD録音にはふさわしいものではないと思えるところがあり、本番当日に変更したものもありました。メンバーには迷惑をおかけしましたが、練習を録音しておいたおかげでより良い本番となったと思っています。

練習前の予定では、(その時疲れていたからではなく、前からの考えでは)難しい曲の確認だけやって早めに切り上げるつもりだったのですが、思いのほか細かいところまでチェックしながら練習したため、結局ほぼ20時まで目一杯練習してしまいました。本当に疲れました。でもとても充実感のある練習でした。(その後の一週間についてはまた後日

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2007/03/27

過密音楽スケジュール その1 CDレコーディング編

発表会のスケジュールやその前の練習日程も結構きつかったのですが、その発表会と同じ週に、聖歌のCDのレコーディングもあったわけです。そのレコーディングの一日を追ってみましょう。

9:30 サンパウロに到着
 録音に使用するオルガンの搬入がすでに始まっていた。手伝いと同時に、会場のセッティングも行った。
10:00ごろ 出演者集合
 オルガンを会場に慣らす目的と、合唱の発声等を兼ねて、数曲軽く練習する。その後一旦中断し、オルガンの調律をお願いする。
 *通常はオルガンセッティング後にしばらく会場に慣らせ、その後に調律してから練習、本番となるが、今回は時間お関係で無理をお願いしたために、このようなスケジュールになった。
 
11:00 録音開始
各曲ごとに練習、録音を繰り返す。本来なら、時々録音を聴いてチェックするべきだが、時間がないので、どんどん進めた。もちろん録音技師や出演者が演奏中にチェックし、OKして初めて次ぎに進めて行った。初めに大物、難物を録音したため、間に休憩を挟み、5、6曲録音したところで昼休みとなった。(すでに13:00)

14:00 録音再開
出演者が元気を取り戻したところで、歌いにくい曲を中心に収録を進めた。
最終の練習日に決めた言葉の発音や曲想も、その場で演奏してみてうまく行かなかったところ等は変更して録音した。

ようやく難曲を収録し終えたものの、曲数はまだ多い。先は見えて来た、とは言え、17:00の終了予定までに本当に終わるのか、という不安がよぎる。

時間がないとは言え、疲れてしまっては良い歌が歌えない、1時間ごとに休憩を取り、ひたすら録音。あと4曲(うち2曲は小品)となったところで、すでに16:30を過ぎていた。メンバーにもかなりの疲労が見える。17:00までに終わらなくても、とにかくゆっくり休んでから最後の収録に取りかかろうと10分休憩。最後の気力を振り絞って録音した。

最後の1曲もなかなかOKにならず、4、5回歌い直してようやくOK。もっとも、中頃に録音したもので気になっていたところがあったので、録音を聴いてチェック。でも問題はなさそうと判断し、めでたく録音終了となった。(17:30ごろ)
出演者みんなの、ホッとしたのと疲れたのとがまざった何とも言えない表情。しばらくして記念撮影をした時、ようやく明るい笑顔が戻って来た。

合唱メンバーは録音中は立ちっぱなしで歌い続けた。声を出さずに手を振っていた私とは疲労度が違ったはず。疲労が少なかったはずの私でさえ、終わり頃には集中力が落ち、振り間違えてメンバーには迷惑をかけてしまった。また、練習のときの取り決めを、本番のときになって変更する等の迷惑もかけてしまい、申し訳なかったと思う。普段何気なく発音している日本語なのに、歌になるとどう発音して良いのか迷うことしばしば。音程はもちろん、音色、発音等、皆の個性をうまく合わせなければならない。合唱の難しさを実感した今回の録音だった。

音の編集はエンジニアに任せるので、演奏面はこれで終わり、これからは印刷物の制作に取りかかる。CDの出来上がりまであと一踏ん張り、出来上がりを楽しみにしている。良いものができたと思っているので、多くの方々に聴いていただきたいものである。

(ちなみに、会場を片付けたあと、打ち上げに移動し、最後までいたメンバーはなんと22時半まで飲んでいたことは既報の通り。その辺のパワーはさすが。)

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2007/03/22

レコーディングでした

今日は1日レコーディングでした。
マンドリンではありません。聖歌のCDの制作のためです。これまで時間をかけて練習して来たものですが、やはり録音となると、人数がいるだけに乱れも起きやすく、やり直しになることもしばしば。一時期は今日中には終わらないのでは、と心配したものの、予定曲数をなんとか終えられました。
朝10時には、練習開始、収録が終わったのは17時半、いやはや大変でした。いえ、大変だったのは歌ってくれた合唱メンバーでしょう。私の方は足と手が疲れただけです。でも、、、、そのあと22時半まで飲んでいました。これもすごいですね。詳しくは後日。

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2007/03/19

古楽演奏の喜び

アルマンドの合奏の話ではありません。同じアルマンドでも発表会で演奏するほうの限定メンバーの話です。今までなかなか一緒に練習することができず、ほとんど3名での演奏とあきらめていました。
それで一旦は、昔3名で組んだグループ名「ムーミン」にしようと考えていました。ところが今日、低音に1名加わったのです。低音に一人入るだけで、低音の旋律がはっきりしてとても良い響きになりました。「通奏低音」というだけあって、低音の重要性は、近代の音楽とは比較できないほどです。それを実感しました。

ところで今朝、もう本番まで僅かなため、練習所までの電車の中で3楽章ラルゴのための装飾音を考えておきました。練習の時それを実践してみると、結構良いです。何もつけないで演奏するよりずっときれいになりますし、間がもたなかった問題も解消されます。なにより「バロックらしく」なります。

古楽演奏の喜びのひとつは、装飾を入れたりすることで、作曲者の作品をより個性的な演奏に変えて行くことができることです。ある意味での自分だけのオリジナルを作って行ける、そんな喜びがありますね。それがうまく行ったとき等は、他では味わえない何とも言えない充実感があります。

残りわずかな期間で、より良いものにするためにもっといろいろと考えて行きたいと思います。

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2007/02/26

今日の一日(音楽ライフ)

10時15分前 四ツ谷到着
朝ご飯を食べていなかったものの、時間がないのでサブウェイによってテイクアウト。サンパウロについて食べようかな、と思ったら個人レッスンの生徒さんがすぐに到着。失礼してレッスンを遅らせて食事。ごめんなさい。
10時すぎ レッスン開始
11時 レッスン終了 その後副業の練習予定が、、、、、都合により中止
12時 発表会で演奏するヘンデルのソナタの練習 
ようやく曲らしくなって来たものの、練習不足だらけ。
それなりに練習して来たつもりでしたが、メタメタでした。もう日がないので、ちょっとがんばらねば。
12時半 アンサンブルアルマンドの練習
管弦楽組曲第1番全曲 時間がないので、とりあえず一通りさらいました。
その後 カンタータ42番シンフォニア うーん。スコアを忘れたので細かいところは見られませんでしたが、まだまだこれから(って、まだ始めたばかりだから当たり前か)。

14時 入れ替わりで聖歌の練習開始
途中10分ほどの休憩を入れたものの、あとは17時までひたすら歌ってもらいました。3月21日に25曲くらいをレコーディングするため、しかもあと2回しか練習が残っていないので、今日はなるべくたくさんの曲を練習しなくては、と思っていました。それでいて、これまで詩篇唱のところは省略していたことが多かったので、それも録音する部分は全部歌う練習をして確認しました。さすがに、もう何度目かの練習なので、スムーズに歌えたので、曲によっては繰り返して練習したところはあるものの、効率よく練習して、、、、なんと全曲歌い通しました。 なかなか全員が集まらない、というか出席率があまり良くないのが困りますが、仕方ないです。録音までなんとか勉強して、良い演奏のCDを作りたいものです。

17時練習終了
いつも片付けが遅いのが常ですが、今日はいつもにもまして荷物が多かったので、片付けは大変でした。おかげでサンパウロを出たのは17時半。疲れました。帰りの電車は熟睡。携帯も落としてしまうほどでした。

さて、今日のマンドリンですが、、、、

せっかく参考音源も聴いてもらえるようにしてあるのに、メンバーのみんなは「参考」にしてくれているのでしょうか。ちょっと疑問を感じました。

楽器の練習時間が取れなかった人が何人もいるのは当然です。でも、音を聴くくらいはできるはず。聴いていたらあのようには演奏しないでしょう。私が「参考」音源というときには「参考にすべき演奏」をお知らせしています。だから、そのように演奏してほしいのです。ある意味「まねしてほしい」のです。

人によっては、「参考音源を聴いてまねてはいけない。オリジナリティが無くなる。」などという人もあります。でも私は、プロメンバーは別として、アマチュアなら良い演奏を聴いて「同じように」演奏してみてほしいと思います。だって、絶対同じようになんて演奏できません。どうやっても「自分の」演奏になってしまいます。だからそれで「オリジナリティ」は出せますよ。

まずは「まねる」ことからで良いと思っています。

5月の演奏会は「アンサンブル アルマンド」です。アルマンドは「バロックから古典派までの音楽を中心に演奏する室内楽マンドリンアンサンブル」です。なぜ、メンバーはかなりかぶっているのに、「アマデイ」ではないのでしょう。それは、上記のような理由からです。「アマデイ」は久松の教育アンサンブルの面をもった、マンドリンアンサンブルで、演奏分野は定めません。一昨年のようにバッハももちろん演奏します。バロック様式も「教育的」に指導はしますが、バロック様式で演奏「しなければいけない」分けではないし、できなくても良いと思っています。

でも、アルマンドは団体自体がバロック・古典を演奏するものなので、事情が違います。
だからこそ、本番では「バロック音楽をバロック音楽らしく」演奏できないとちょっと指導者の資質を疑われてしまいます。私にとっては大きな問題なのです。

3月からいよいよ、アルマンドは本格的練習に入ります。ただ音を出すだけでなく、「バロック様式に則った」演奏になるように指示しますので、そのつもりでいてください。

「バロック様式って何?」……アルマンドのメンバーなら聞く前に調べてください。

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2006/12/26

2つのメサイア(本編)

予告編、なんて変なブログを書いたのは、日にちが開くと気力が無くなって書かなくなりそうだったので、あえて、宣言することで、書かないわけにはいかないようにしたのです。でも、もうだいぶ日が経ってしまったので、記憶が曖昧になってしまっている部分もあります。

というわけで、なるべく簡潔に書きたいと思います(これが私にはとても難しい)。
……と思いましたが、とても無理です。とても長いので、興味のない方はお読みにならない方が良いでしょう。

まず12月12日の立教大学です。
ここの演奏会はもう何回も聴いています。聖公会の大学ですから、やはり単なる音楽会ではなく、ミッションの1つとしての演奏会となっています。そして、今年はこれまで19回もの間指揮をして来られた佐藤功太郎さんが亡くなったため、聖歌隊の隊長であるスコット・ショウさんが指揮者となりましたので、これまでとはどう変わるか、というのが私にとって大きな興味となっていました。(お二人とも本来は「先生」とすべき方ですが、今回は「さん」にさせていただいています。)

佐藤功太郎さんはちょうど私が初めて立教のメサイアを聴き始めた頃に指揮を担当するようになったと思います。オペラやオーケストラで活躍されているプロの指揮者でしたので、音楽のまとめ方はすばらしいものでした。ただ、私は、メサイアにはやはりキリスト教の精神が生きた演奏を望むので、指揮者やソリストが一般の音楽家であることに違和感を感じていました。それだけに今年は指揮者が聖歌隊隊長でもあるスコット・ショウさんに代わったことは、結果として良いものになったのではと思います。

ただ、演奏聴いての感想としては、残念ながら期待したものには届きませんでした。演奏解釈はいろいろなところで代わり、それはそれで良いと思いました。中には私の好みとは大分違う解釈もありましたが、それは指揮者の解釈であって、どれが正しいとは言えませんから、そのことについてとやかく言うつもりはありません。それより気になったのは、、、、

オーケストラが細かいミスが多かったと思います。特にレチタティーボの時に、歌の後に出るところでうまく入れなかったことが目だちました。これは、オーケストラの問題というより、指揮者の指示の問題ではないか、と感じました。テンポもかなり遅めのところと、とても速いところがあり、その差が大きく、演奏者の実力を超えてしまっていると感じるところがありました。

ソリストは、昨年と全く同じメンバーで、聴いた感想も、昨年とほぼ同じでした。

ソプラノは、その中でもまだ光るものがあり、格の違いを見せましたが、他の3名は、私に言わせればどうしてこの人たちが毎年選ばれるの?というくらい、あまりふさわしいとは言えない人選だったと思います。

昨年のブログでも書きましたが、学校のイヴェントという雰囲気が何年か前までより強くなってしまい、部外者にはとても違和感のある企画になりつつある感じがします。わたしは、もともとハレルヤコーラスに聴衆が起立する、ということに疑問を持っていて、昨今は、そのようなことが減る傾向にあるのに、立教ではわざわざ起立を促し、一緒に歌うことを奨励しています。とても違和感を感じますし、プログラムの説明も、研究が足りない感じがします。長年の学校の伝統に則った企画であるにもかかわらず、その精神が学生には伝わっていないのではないか、また、あまり「伝統が生きていないのでは」と感じました。

もちろん学生の中にはメサイアに熱心に取り組んでいる人もたくさんいるでしょう。また卒業しても何年も参加している方もあり、そういった方達がとても熱心に演奏されていて、それこそが、私が毎年のように立教のメサイアに足を運んでいる理由ではあります。

今年は、指揮者が代わったこともあり、大分演奏が代わり、合唱の方も勝手が違う感じで、まだ、ぎこちないところもありました。これが数年経てばまた違ったものになると思います。新しい指揮者の方は、かなり厳しい方と聴いていますので、来年以降、更に良い演奏へとまとめて行ってくれるのではないか、と期待しています。

さて、そんなわけで、「メサイア」には「キリスト教の精神」を求める私なので、それを感じさせないような「メサイア」演奏会には、あまり興味がありませんでした。でも、昭和音楽大学の演奏会は昨年すでに30回になっていたので、かなり伝統もあり、一度は聴いてみたいとも思っていました。そして、あるきっかけで、今年ついに聴きに行きました。

オーケストラ、合唱はもちろん、音楽大学の学生(+院生、卒業生、研究生)です。ソリストは、卒業生のプロ、もしくは、大学院生や、研究生等から選ばれた人たちです。毎年2回以上の公演を行い、ソリストはダブルキャスト(またはそれ以上)になっています。なお、オーケストラのコンミスは先生でした。

はい、このメンバーで演奏するのですから、うまくないわけはありません。‥‥あれ、どこかで使ったフレーズのような??

打ちのめされるほどのすばらしさでした。合唱はプロの卵ばかりですから、音量的に大きすぎるのでは、と心配したら、ちゃんとセーブもできる。言葉はもちろん揃っている。音程に怪しいところがない。何よりも全体に良く揃っているので、パートごとにとてもはっきりきこえ、ソプラノとアルトが両端に分かれているのでステレオ効果があり、バスとテノールもはっきり違うパートとして聴こえて来ます。オーケストラもそうでした。オーケストラは編成も弦と最低限の管楽器だけなので、とてもすっきりしていて、メサイアにふさわしいと思いました。

「キリスト教精神」等全くない、はずの演奏なのですが、音楽に圧倒されました。不覚にも(?)ハレルヤコーラスでは感動してしまい、この曲の後に「拍手をしたい」衝動に駆られました。(ありがたいことに、拍手をした人がいたので、つられて結構拍手も起きました。)

もっとも、指揮者はとてもロマンチックな演奏で、大振りだし、私の好みでは全くありません。シンフォニアの出だし等恐ろしく遅く、カールリヒターのドイツ語版のCDの演奏を思わせるほどでした。弦もビブラート多め、装飾は最低限しかなく、ソリストたちも殆ど装飾をカットした譜面通りの演奏、そう言うところは全く私の好みではありません。

バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏についてのコメントで「完璧すぎ」というような表現をしましたが、昭和音大の演奏にもおなじような印象を受けました。違いは、バッハ・コレギウム・ジャパンのときの音楽は、まさに典礼そのものの音楽であり、作られた目的が礼拝での使用であったということがあります。そのため、まったく「キリスト教精神」が感じられない演奏ではとても違和感を感じたのです。でも、「メサイア」はもともと、劇場での演奏を考えて作られたものであり、題材はキリストであっても、多少娯楽的な要素があります。また、ヘンデル自身ソリストにオペラ歌手を起用していたこと等からしても、「典礼音楽」とは一線を画すものがあるのでしょう。したがって、「キリスト教精神」が感じられなくても良い演奏ができるのだと思います。

立教の感想と違うじゃないか、それに、一般の学生が主体にやっているものと、音大が企画したものを比較しても仕方がない、と、自分でも思いました。でも、精神を大事にしているはずの立教に感じなかったものが昭和音大では感じられ、しかも、バッハ・コレギウム・ジャパンでさえも感じなかった感動をここで感じたのは一体なんなのか、といろいろ考えさせられました。

それは、やはり「曲に取り組む意気込み」ではないかと思ったのです。立教はもちろん学校を挙げてがんばってやっています。でも、チャプレンまで参加して行っている行事の割には、どうも学生にその精神が浸透していないのでは、と感じるのです。それに比べると昭和音大の方は、音大の演奏会だからうまくできて当たり前、「すごくうまい」のでなければならない。ソリストは、たくさんいる候補者の中から選ばれていますし、ダメなら次回から簡単に他の人に代わられてしまいます。全体として大学の威信を掛けたような演奏会なのです(これは私が勝手に思って書いています、昭和音大に知り合いはいませんので、憶測です)。だから、やはり、メサイアに書ける意気込みが違うのです。それを感じました。

ただ、やはり「精神的」な面は足りません。こちらのプログラムでは、解説は大学の先生が担当していましたが、メサイアについての研究はかなり浅いと感じました。例のハレルヤコーラスの起立問題に付いては、この先生も「立つのが正しい」という姿勢で書いていましたが、その根拠がとても曖昧で、憶測で書いているという文章でした。そのせいか(?)実際にハレルヤのときに起立したのはごく一部の聴衆だったのが、ちょっと笑えてしまいました。

それこそ「プロ集団」と言っても良い団体のメサイアですから、逆に批判も厳しくしたくなりますが、これほど良いメサイアを生で聴いたのも初めてだったので、すっかり「やられて」しまいました。そして改めて「メサイアはむずかしいな」と思わされました。

第45回立教大学メサイア演奏会
2006年12月12日 18:15開演
東京芸術劇場 大ホール
指揮 スコット・ショウ
ソプラノ佐竹由美/アルト栗林朋子/テノール小貫岩夫/バリトン(バス)久保和範
チェンバロ  山田貢/オルガン 崎山裕子
合唱 立教大学グリークラブ/立教学院諸聖徒礼拝堂聖歌隊/一般参加合唱者
演奏 立教大学交響楽団/立教学院諸聖徒礼拝堂オーガニストギルド

第31回メサイア
2006年12月19日 18:30開演
サントリーホール
指揮 星出豊
ソプラノ光岡焼恵/アルト吉田郁恵/テノール冨田裕貴/バス大石洋史
合唱 昭和音楽大学合唱団
管弦楽 昭和音楽大学管弦楽部

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2006/12/21

2つのメサイア(予告編)

先週と今週と、1週間違いで2つのメサイアの演奏会に行きました。それについてのレポートも書きたいし、他にもたまっているネタ(?)があります。ですが、申し訳ありません、他の用事に追われて、どうしても時間が取れません。

クリスマスの教会での演奏用の楽譜作り(今年は少し手を入れました)、アンサンブルアルマンドの小編成版の譜面作り、それから、発表会の準備、アルマンドの全体合奏の準備、などなど…。年中こんな状態です。作業がどうしてもこの時間になるので、ブログは後回しなのです。
(って、今書いてるじゃないか、というのはおいておきます。)

ご承知のように私の文章は長いです。なので、書くときも(書き始めれば一気に書いてしまうのですが)30分なら良い方、1時間くらいかかってしまうのです。このごろは体力の衰え(?)から、あまり遅くまで起きているわけにも行かず、申し訳ありませんが、ブログは遅れ気味です。

いいわけも長いですねえ。

上記2つのメサイアは、宗教色のはっきりした団体と、全く無宗教で、音楽に専念した演奏の団体との聞き比べになりました。詳しくは後日公開します。お楽しみに。(ごめんなさい。)

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2006/12/02

フォーレレクイエム演奏会のCD

11月3日のフォーレの演奏会の録音CDができました。今回は出演者に50枚作って、出演者配布後に余ったら一般の方にも配布、ということを了承されているので、もし、出演者以外の方でほしい、録音が聞きたいと言う方はメールでご連絡ください。連絡いただいた方全員に配布できるかどうかは不明です。在庫切れになってしまったときはお許しください。
なお、あくまで記録用の実況録音ですので、修正はしていません。雑音やミスも多少ありますが、ご容赦ください。

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2006/11/21

アンサンブルアルマンド

2007年5月26日(土)かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホール
で、「アンサンブルアルマンド」の演奏会を行います。

アンサンブルアルマンドとは、、、私が主宰し「バロックから古典派までの音楽を中心に演奏する、マンドリンと他楽器のアンサンブル」です。

現在のところ、下記の選曲が候補です。
曲によっては出演メンバーが限定されます。逆に全体合奏だけ出演したい、という希望もOKです。
メンバー募集中です。詳しい募集要項は近日発表します。

●募集楽器:
マンドリン、マンドラ・コントラルト、マンドラ・テノーレ、マンドロンチェロ/リュート、マンドローネ、ギター、ヴィオロンチェロ、チェンバロ/スピネット、オーボエ、クラリネット、ファゴットまたはバス(およびより低い音の出る)リコーダー

●曲目候補:(A)出演者数限定による室内楽
テレマン トリオソナタヘ長調
ヘンデル 組曲
カンチエロ トリオト長調
チェチェーレ シンフォニア ト長調
コレルリ 室内ソナタOp.4-2
その他

●曲目候補:(B)全体合奏
協奏曲1曲(曲目未定)
バッハ:管弦楽組曲第1番

●練習
前半の室内楽はおもに土曜日(久松マンドリン教室アンサンブルクラス)の一環として行います。
場所はすみだ生涯学習センター ユートリヤ(曳舟)ほか
後半の全体合奏は、主に日曜日午後、サンパウロ宣教センターチャペル(四ッ谷)ほか
両方を同じ日に行うときもあります。
チェンバロ合わせのときは、目白のギタルラ社他でも行います。

以上です。どうぞよろしくお願いします。参加希望者はメールでご連絡ください。

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2006/11/05

すばらしい演奏をありがとう

フォーレの演奏会が終わりました。
来場者数は、プログラム残数から推測して約200名程度。拍手の多さ、演奏のできからすると、今までのアマデイの演奏会としてはすべて新記録(?)と言っても良かったかもしれません。
ご来場いただいた皆様、有り難うございました。
ご協力いただいた方々、有り難うございました。
出演者の皆様、おつかれさまでした。

今日は、移動が多かったので、録音を何度も聴きました。もちろん細かい失敗(事故といいますね)もありますが、全体としては本当にすばらしいでき。お客様の拍手にそれが反映されていたと思います。
フォーレの終了後は、ソリストを中心に立ってもらったこともあり、拍手が長く続きました。

昨日のフォーレの演奏の際には、レクイエムの7曲というのは、1つ1つ性格が違うので、1つが終わるたびにうまく行ったことを確認して、ほっとし、そして次に向けて集中という切り替えを繰り返しました。長かったような短かったような……、でも、いつもですが、あっという間に終わってしまった感じです。

終わってじっくり余韻に浸りたいところですが、17日の出張演奏の準備があるので、今夜もこんな時間です。その準備と、また、他にも仕事がたまっているため、メンバー各位に録音を聴いていただく準備ができず、申し訳ありません。もうしばらくお待ちください。

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2006/11/02

とうとう明日です

このブログを始めたのが1年前でした。そしてその直後にフォーレのレクイエムが話題になり、そうこうしているうちにこの曲が有力候補になったのでした。それでも、会場も決まらないし、合唱メンバーの登録が初めは少なく開催が危ぶまれましたが、なんとか企画を進めて5月に会場が決まり、今日まで準備をして来たのでした。

明日の演奏会で演奏する曲です。

1.パーセル:シャコンヌ ホ短調(原曲:ト短調)

「パーセルのシャコンヌ」として有名な曲です。
ただ私は初めブリテンの編曲した弦楽オーケストラ版で知っていて、後から古楽の演奏を聴き、まるで違う曲のように思えました。
今回はマンドラコントラルトを中心としたアンサンブルに合わせ移調してあります。

2.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番

フォーレの為にコントラルトを中心としたアンサンブルをすることになった段階で器楽曲を考えるとこれしかなかった、というのが本当のところです。去年オールバッハをやったばかりなので、ちょっと躊躇しましたが、最もふさわしい曲として演奏することにしました。
……しかし、難しかったです。(もっと簡単な曲だと思っていました)

3.エルガー:ソスピリ

パーセルの曲とおなじようにイギリスの弦楽オーケストラの曲を調べていて見つけた曲でした。弦楽とハープ、オルガンという編成は、今回の編成にぴったり。というわけで選びました。もっともコントラルトで演奏するのは全く不可能な音域なので、最高音域のメロディをマンドリンソロとし、マンドラアンサンブルとのコンチェルト風に仕上げました。これは、期待できますよ。他ではコンチェルトにはしないと思いますし。

4.フォーレ:レクイエム

これについては、もうたくさん書いてましたね。それでも書き足らないくらいです。

1年前はまだ良く知らなかったのに、知ってからは、最も好きな曲となりました。
この最も好きな曲を演奏することができる喜び。
ふさわしい時期に、ふさわしい会場で、ふさわしいメンバーによる演奏ができる。
マンドリン合奏をやっているだけだと、普通は絶対にできない演奏ができるなんて、やはり特別な力が働いていると考えざるをえません。お客様の期待度も今までの演奏会とは数段違うようです。今日も問い合わせがありました。
  
今日は外を歩いているときも緊張してくるほどのプレッシャーを感じました。明日は緊張に負けず、むしろ適度な緊張を良い演奏への集中力に換えて、お客様の期待に応える演奏にしたいものだと思います。

明日の演奏にご期待ください。

祈りを込めた演奏をささげることができますように。

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2006/11/01

11月になりました

いよいよ11月、レクイエムの演奏まで2日となりました。
ここで、以前演奏会の出演メンバーに配布した解説に載せられなかった「なぜフォーレのレクイエムをこの時期に演奏するのか」ということについて触れておきたいと思います。
(このことは、演奏会のプログラムに載せるつもりが、やはりスペースがなくカットしてしまいました。)

おそらく、多くのメンバーは単に秋の演奏会だからと考えていたのではないでしょうか。教会は日曜日に聖堂をお借りすることはほとんど不可能なため、祝日となると3日しかないから、と思っていた人も多いと思います。もちろんそれもありますが、、、、。

今日11月1日はカトリック教会の典礼暦では「諸聖人の祝日」です(正確には「祭日」)。すべての聖人、殉教者を記念する日です。教会の暦の中でも「祭日」はかなりの大きなお祝い日です。
そして、11月全体が「死者の月」、あす11月2日は「死者の日」と言われます。ですから、本当はレクイエムは明日の2日に演奏したいくらいだったのですが、平日に演奏会を開くのはかなりの困難を要するため、翌日の3日にしたわけです。
(それに2日にしていたら、聖路加病院聖歌隊の奉唱とぶつかってしまいますから…)

フォーレのレクイエムは特定の亡くなった方のために作曲されたわけではないですから、いつ演奏しても良いわけですが、ならばなおのこと、すべての死者を記念する「死者の日」に演奏するのはもっともふさわしいと言えるでしょう。

もちろん、アマデイの演奏会であって、教会行事を行うつもりはありませんので、演奏者にそこまで意識してもらおうとは思っていませんでした。ただ、私は、フォーレのレクイエムを演奏するとなったときからそのことは考えていました。(だから、日程を決める際に10月より11月を優先しました。)

初めてレクイエムを演奏するこの年に…

尊敬する、岩城宏之さん、佐藤功太郎さんという二人の指揮者が相次いでなくなりました。
その死を悼み、心の中で祈りながら演奏しようと思っています。また他にも知り合いで亡くなった方もあります。その方達、そして、「すべての死者のために」永遠の安息を祈って演奏できたら、と思っています。

「主よ、永遠の安息を彼らに与え、
 絶えざる光で彼らを照らし給え」

(注)繰り返しますが、これは私の心の中の想いをあらわしたものであり、演奏者にそのような意識を持ってもらうことを意図した物ではありませんので、誤解のないようにお願いします。

追伸、11月4日がフォーレの命日であるということは後から知りました。
これも偶然とは言え、時期的にもぴったりでした。

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フォーレと来年

フォーレに関して

1.プログラムに1点校正ミスが見つかりました。……がっかり。ごめんなさい。
2.「東京教区報を見た」という方から問い合わせがありました。
  今年は、広告に関して去年のバッハより反響が大きいです。
3.弦を張り替えました。
 (これに関しても失敗が2点。内1つは自分に対する失敗なので良いのですが、
  もう1つが……ごめんなさい。)
  でも、とにかく張り替えると音が違いますね。
  と、同時に「いよいよ近づいて来た!」ということを実感します。
4.せっかくだから、オルガニストさんと2人で作ったCDを会場で販売しようと
  思っていたのに在庫がない。またまた失敗。
  明日連絡して、業者に持って来てもらおうか迷うところです。
5.練習しました。
  自分は2曲しか弾かないのに…まだ準備不足を感じます。だめだあ。
6.舞台で着るワイシャツをクリーニングに出したままでした。
  舞台用は1つしかないので(お恥ずかしい)、明日取りに行かないと。

来年

1.来年の計画が少しずつ具体化して来たので、手帖を買いました。
  毎年同じですが…
  わたしは、見開きの左側に一週間、右側にメモのあるもので、
  なおかつ、今時珍しい「日曜始まり」タイプでないとだめなので、
  高橋書店の手帖を利用しています。
2.来年の演奏予定:
  1月 オルガンとのジョイントでロビーコンサート
  2月 栃木女子高校の芸術祭で指揮
  3月 マンドリン教室発表会(兼「本業と副業で音楽を楽しむ会」)
  5月 アンサンブルアルマンド と他にもう一つ入るか?
  10月 松本市での合唱団演奏会に出演

 時期未定(秋?) メサイアまたはフォーレの再演?、聖歌CD制作、
  あれ?4重奏の楽譜出版の話しはどうなったのだろう。もう1年も遅れている…。
  他にもいろいろやりたいんですけどねえ。

なんてね、、、その前いよいよ迫って来ました。
日付が変わったので、フォーレまで後2日です。

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2006/10/30

フォーレ最後の練習

昨日(29日)はフォーレの演奏会前の最後の練習でした。
残念ながら都合の悪い方が多かったですが、それでも、各パートは何とかそろい、また賛助のハープ、ヴィオロンチェロも参加してもらい、オルガンとも一緒にあわせることができました。

ハープが入るとフォーレの演奏は格段に雰囲気が上がりますね。あのなんともいえない優雅な響きはすばらしいです。この日の練習では、かつしかシンフォニーヒルズの練習所にあるハープを借りたのですが、小さめのハープながらも音量は十分。マンドリン合奏にはあれくらいのほうが良いのでしょう。本番もたぶん同じ程度の大きさだと思います。

ヴィオロンチェロも入り、音量のバランスを心配しましたが、マンドリン属が少なかった割には、チェロが決して大きすぎるような音にならず、低音をしっかり支えてくれた感じでした。本番ではマンドリン属は増えるし、マンドローネも2台あるから、もう少し、チェロの方にも遠慮なく弾いていただけるでしょう。

あの練習室は本当によく(?)音を吸い込んでくれるので、合唱の声は人数の割りにとても小さく聞こえました。でもあの練習室は2回目なので、音が小さく聞こえても驚きませんでした。サンパウロでの練習や、本番のアンデレ教会の響きではきっとずっと大きく響くだろうと想像できますから。

むしろ響きがない部屋だっただけに微妙な音程のずれなどもはっきりとしてしまったので、その辺もチェックできました。

心配な箇所がないわけではありませんが、この期に及んで心配ばかりしていても仕方ありません。後は当日にかけるだけです。当日の練習をいかに効率良く行うかも、成否に関係するので準備はまだまだ怠らないようにしたいと思います。

泣いても笑っても(?)もう後は本番の日です。今週の金曜日ですからあっという間です。
プログラムも刷り上りました。あと作らなくてはいけないのは、当日の掲示物くらいかな。
一日のスケジュールを作ったら、朝9時半から、終演後の茶話会パーティまでびっしり。
息つく間もない一日になりそうです…まあ、演奏会の日はいつもそうですけどね。

演奏会まであと、4日。

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2006/10/15

一山超えて、さらに頂上を目指して進行中

1週間のご無沙汰でした。
先週の続きで今日も教会で聖書朗読担当。今回は気合いを入れて行きましたので、そこそこのできであっただろうと自負しています。
ただ、この役目(ミサでの聖書朗読)は、ときどき人様からお誉めにあずかることがありますが、決して天狗にならないように、と常に気をつけています。

さて、この一週間、更新を怠ってまいました。それも、先日大きなイベント(?)があったにもかかわらず。

相当出来が悪かったのだろうと想像された方も多いと思います。その前の練習についての話題から想像つきますよね。
何のことか分からない方はあまりいないとは思いますが…、先日の公開リハーサルです。

ですが、かなり不安もありましたが、割にうまく行ったと思っています。実際に演奏した感じでも、録音を聴いても。
もちろん失敗も多々ありました。でも、約1ヶ月後に本番を迎える会場で、お客様の前で、一応ノンストップで演奏すると言う練習ができただけでもかなりの成果だったと思います。やはりハプニングはありました。それが本番への教訓になりました。なお、開演予定時間を過ぎても(そしてお客様が入場されても)まだ「練習」を続けたところなんて、本当の意味での「公開リハーサル(練習)」になってしまったところはご愛嬌ということで。

今回の演奏のできについては、賛否両論あるでしょう。あまり芳しい評価は頂けなかったかもしれません。でも、私としては、これが現在の実力だと思っています。本来のアマデイは決してすご腕集団ではなく、どちらかと言うとあまりうまくないアンサンブルです。ただ、目指すもの、取り上げる曲、ステージ構成等はかなり気を使い、いつも「一般の音楽団体の演奏会」の雰囲気になるように心がけています。そこが通常のマンドリンクラブと違うところではあります。だから、マンドリン(属楽器)の演奏(能力)だけを見たら、当然たいした楽団ではないのです。でも、主なお客様の対象がマンドリン関係者ではなく、一般の音楽関係の方々ということにしているので、マンドリン関係者の評価より、一般の方の評価をより重要視しています。今回は公開リハーサルということもあり、あまりその辺の評価は聞こえて来ません。本番の後にその評価が分かると思います。

昨年のバッハでは、合唱は1つの団体に出演を依頼し、したがって、合唱の下準備はその団体の指揮者にお任せしていました。その合唱指揮者は私にとっても「先生」にあたる方でしたので、安心してお任せし、当然ながらすばらしいご指導で、結果とても良い演奏ができました。

今回は、器楽も寄せ集め(はい、本番ではアマデイの正規メンバーの2.5倍程度になります)、合唱も臨時に組んでの演奏ということでかなりの困難がありました。練習するたびに一喜一憂と言う感じでした。それから考えれば、先日の公開リハーサルは自分としては、「こんなもんでしょう」と言う感じです。あとは、本番を目指して準備し、最後の練習、当日のゲネプロへと向かうのみです。先日は合唱メンバーからの提案で、公開リハーサルの後に更に合唱のみの練習をして細かい点をチェックしました。おかげで今まで曖昧だったところをはっきりさせることができたと思っています。もう、あとは(間に補強練習を入れることにしたとは言え)本番までの練習はわずかです。そのわずかな練習でなるべく良い効果を上げるためにもそれまでの自分の準備を怠らないようにしたいと思います。私自身が楽器を弾くのが少ないのでその点は助かっています。でも弾く曲の難易度は結構高いのでまだ苦労していますが。

さてさて、本番はどうなりますか。本番まで20日を切りました。締めてかからないとと思っています。
(実はこういうときに限って、複数の仕事が入って来て切り盛りするのが大変という事態に陥っています。……だからブログの更新もままならないのです。でもがんばりまーす。)

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2006/10/08

教会の典礼と聖歌CD作成

今日は臨時にミサでの聖書朗読を頼まれていたのに、朝家を出るのが遅くなってしまい、小走りで教会に飛び込み何とか間に合いました。全く準備もせずに聖書朗読をするという愚かなことをしてしまいました。来週も担当なので来週こそはちゃんとやらないといけないと反省しました。

今日のミサでは、「マラナタ」と「ごらんよ空の鳥」が歌われました。両方とも私の好きな歌です。ただ、「ごらんよ空の鳥」の方は若干言葉が優しすぎて、フォークっぽく感じ、以前ほどは喜んで歌えなくなりました。新垣壬敏氏の作品は教会では結構人気があります。そして最近はあちこちで合唱の指導をされているようです。私も、好きな曲は何曲もあるのですが、彼の作品は時にメロディーに半音階進行が多用されたり、音域が広かったり、、、名曲であったとしても信徒が普通に歌うには歌いにくい旋律が使われていたりします。教会の典礼で歌うにはあまり適していない曲も多いと感じています。専門の合唱団向き、と言う感じです。

私の企画しているCD制作ですが、新垣氏の作品も入っていますが、「信徒が歌いやすい曲」というのが前提なので、どうしても少なくなってしまいます。

この計画は、実は今見直し中です。方々に話しをしたりしていたら、この手のCDが既に結構発売されているということが分かったからです。ただ録音して制作しただけでは売れにくいということが判明しました。とは言え、やはり作っておきたいという気持ちもあります。アマデイの演奏会が終わったら再検討したいと思います。

ところで音楽ネタにこだわるこのブログで、なぜ聖書朗読を話題にする、と思われた方もあるでしょう。でも、私が卒業した音楽院では当然のように、教会の典礼を勉強し、朗読も担当します。「朗読の仕方」を学んだこともありました。なぜなら、教会の音楽、特に典礼音楽は教会の典礼そのものとは切り離せないからです。日本で「教会音楽」を演奏する人たちはたくさんいます。専門の合唱団もたくさんあります。信仰に基づいて歌っている団体も多くあります。でも、日本の団体で、あるいは教会音楽の研究者で、典礼について詳しい人が意外に少ないというのは事実です。教会音楽の解説も、音楽の面だけで解説している例が多くあります。典礼の面から音楽を見ると、通常の解釈とは全く違う解釈が成り立ってしまうことも良くあります。

今回フォーレのレクイエムを演奏するにあたり、あちこちの解説を読みましたが、典礼の面からの解説というか分析がなされていないものばかりでした。むしろ、この曲は典礼とは関係ない、とさえ言っている解説もありました。教会の聖歌隊長を長く担当し、深く典礼に関わっていたフォーレが、レクイエムを作曲するのに、典礼のことを意識しないで作曲したとは到底考えられません。私がこのレクイエムという作品を考えるときは、必ず典礼と結びつけて考えます。すると全く違う面が見えて来ます。これは、ある教会音楽の専門の方にお話ししても、納得していただけるものでした。

というわけで、音楽(教会音楽)と典礼、これは切り離せないもの。だから音楽ネタのこのブログでも時々この辺りを話題にするのです。

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ラッター指揮のフォーレレクイエム

後日できればもう少し詳しく感想を書きたいと思っていますが、合唱メンバーからこのCDをお借りして聴いてみました。これは、、、、、さすがラッターさん。とても良いです。なんというか、「うますぎ」という感じがしない、自然な感じ。ソロも合唱も力が入っていない、自然体というのがとても良いです。ソプラノもうまいです。あえて言えばバリトンに力みがあります。そしてラテン語の発音が少しおかしい感じです。

ラッターさんの曲作りは少し軽過ぎかな、という気がしないでもないけど、各声部は、声も器楽もとてもクリアで、それぞれのパートも良く聴こえます。「最高の演奏!」というには難しいですが、「(私にとって)最高に参考になるCD」であることは間違いありません。これから聴き続けたいと思います。自分でもほしいのですが、売っているところがなくて…。

レクイエムの他にもフォーレの合唱作品がいくつか入っています。Ave Verum Corpusも入っていました。女声合唱用ですが、、、、きれいです。モーツァルトとはまた違った美しさ。こんなの演奏してみたいなあ、と思わされます。(もちろん、自分は歌えません。)

こういうのを演奏会ではなく、礼拝のどこかで歌えたら最高なのに…。

更新は来週までお休みの予定でしたが、このCDがとても気に入ったのと、少し元気が出たのでちょっとだけ書きました。またよろしくお願いします。

*アマゾンでアメリカの業者の在庫を見つけたので注文してしまいました!(10月8日)

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2006/09/30

ジャン・フルネのフォーレ レクイエムのその2

フルネの指揮で、日本のメンバーが録音した(フォーレ協会の企画)CDについてはレポートをしましたが、こちらは1975年の録音です。今度の演奏会の出演メンバーの一人からお借りして聴きました。

指揮者は同じフルネとは言え、使用楽譜も違いますし、演奏する側(音を出す側)が全く違う、また録音時期も違うので、演奏は大分違います。
このCDでは、オーケストラ、合唱と、ソプラノのアメリングがオランダ、指揮者フルネとバリトンソロのクリュイセンがフランスです。
やはりまだ第2版の研究が進んでいなかった頃の録音ですので、使用楽譜はもちろん第3版であり、演奏もかなり大掛かりです。
今の私には「5000人の第九!」なんかを聴いているかのように感じます。ただ、表現があまり仰々しくないので、第3版にしては聴きやすい部類に入ります。
でも、やはり、第2版派の私にとっては、バッハをフル編成のオーケストラで演奏しているのを聴くようで、、、、。

発音が、やはりオランダ系のせいか(全然分かりませんが、)私の思うラテン語の発音とは大分違います。日本人が「エ」と発音するような音が殆どすべて「イ」に聞こえます。「レクイイェム イテルナム ドナ イース ドミニ」という感じです。フルネとフォーレ協会の録音に際してはフランス式ラテン語の発音に大分こだわったということですから、あの録音とは大分発音が違うところを見ても、オランダ系の発音なのでしょう。そう言えば、気のせいか、バリトンだけ発音が違うようです。

ソリストですが、アメリングも当時の録音ということもあるでしょうが、教会音楽らしくはないですね。でも、声の質からあまり「ドラマティック」ではないので心配したほど違和感がありませんでした。バリトンのクリュイセンは初めて聴きましたが、すこし、表情を付け過ぎと言うかちょっと無理をしている感じがします。もっと軽く歌っていいと思うのですが、、。ただ、こちらも、他のCDで聴いた、オペラ歌手の何かの勘違いのような歌い方ではないので、悪くないと思います。

全体にとてもテンポも速め、特にサンクトゥスはそう感じました。さっきも書きましたが、大編成の割には、軽めの演奏のため、あまり仰々しくないところが好感が持てます。まあ、第3版の演奏、と割切って聴くなら、その中では私の好みの演奏と言えましょう。

おなじCDにはパヴァーヌもフルネの指揮で収録されています。そのほか、デイヴィッド・ジンマンの指揮で、ペレアスとメリザンドから6曲が収録されています。殆ど初めて聴くものもありますが、美しいです。マンドリン合奏向きかどうかは分かりませんが、「フランス特集」をやるときには候補に入れたいです。

それから、演奏とは関係ありませんが、解説を書いている人。この当時の解説文なのでしかたがないかもしれませんが、あまり教会音楽には詳しくない感じです。あきらかにそれまでフォーレのレクイエムをいろんな人が評したものを集めて自分がまるで感じたかのように書いています。ちょっと納得できません。
教会音楽に関しては、日本では音楽の専門の人でもやはりその本質がとらえられていないなあ、と感じることが多いです。残念なことです。
この辺のことは、以下もお読みください。機会があったらその辺のことをもう少し詳しく話題にしたいと思います。
教会音楽専門の合唱団(を作りたいなあ)

ガブリエル・フォーレ レクイエム作品48
指揮:ジャン・フルネ
ソプラノ:エリー・アーメリング バリトン:ベルナルト・クリュイセン
オランダ放送合唱団
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団

他の収録曲 小ミサ曲
ディヴィッド・ジンマン指揮 オーケエストラは同じ
パヴァーヌ作品50
劇音楽「ペレアストメリザンド」より

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2006/09/26

バッハ・コレギウム・ジャパン 第74回定期演奏会

先日の東京スコラ・カントールムに続いてバッハのカンタータを聴いて来ました。
カンタータにはあまり詳しくないものの、バッハの作品の中心を占める作品群のため、ちゃんと聴かなければいけないと思っていたことと、バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏はCDでしか聴いたことがなかったので、ようやくその機会が訪れた、と思って行って来ました。

…が、大失敗。この日のプログラムはカンタータでもソロカンタータ、合唱ではなかったのです。また、そのためもあってオーケストラも少人数。いわば「バッハ・コレギウム・ジャパンの一部のメンバーによる演奏」でした。(声楽メンバーは0だし)

その事実を知ってから、ちょっとショックで、また連日の疲れもあり…(またいつもと同じような言い訳して…)前半は熟睡してしまいました。

わたしは、コンサートに行くと前半寝てしまうことが多いのです。申し訳ないというか、もったいないというか。チケットは一番安い席にしたとはいえ、それなりの金額だったし、演奏はよかった(後半参照)だけにもったいなかったです。

眠ってしまった、とはいえ、ソプラノのサンプソンさん、きれいな声ですし、教会音楽専門のソプラノという感じで落ち着いたよい演奏でした。バスのペーターコーイさんも、貫禄です。

休憩のときにコーヒーを飲み、サンドイッチも食べたかったのを我慢して…(600円はきついです)。

さて、後半です。

後半は、よかったですよ。先日の東京スコラ・カントールムのときと同じ、楽器が増えました。オーボエ・ダ・カッチャも登場しました。

プログラムが有料だったので買わず…、そのため細かいことはもう忘れてしまいましたが、169番のカウンターテナー、ブレイズさん。初めて聴きましたが、すごいですね。ソプラノより高い声かと思いました。すばらしい演奏で、拍手も一段と大きかったと思います。

次のバスのティルクさんもこれまた貫禄。

最後はソプラノとテノールの二人によるカンタータ。

早い話、4声それぞれのソリストが、一流ぞろいで、しかも曲によっては、終わりに合唱が入るのでそのときだけ合唱として4人で歌うというプログラムでした。聴き手からすれば贅沢ですね。

楽器もすばらしかったです。後半は楽器も凝っていて、169番では指揮者の鈴木さんがオルガンオブリガートでした。初めてオルガンを弾きながら指揮をするというのを見ました。
トラベルソのソロもありましたし、ヴァイオリンもソロがありました。カンタータとして歌が入る部分はもちろん、シンフォニアで器楽だけの部分もよかったです。これらから抜粋してアマデイでも…と、つい考えてしまいました。

聴いていて思ったのは、
1. 自分はバッハのことはまだまだ知らないんだ…知らない曲がたくさんある
2. でも、カンタータって、1日に1つか2つくらいが良いな
  もともと、バッハの教会カンタータは1つの礼拝で説教のような役目を
  果たしていたわけで、だから、1日に複数は上演されなかったはずなのだし。
3. やっぱりカンタータを聴くなら合唱版の方が良いな。
  (もともと歌は合唱の方が好き、というのがありますが)
4. ドイツ語が母国語のひとだと、歌詞は当然ながら直接意味を理解し、
  感じながら歌うんだな。
  これは、意味も分からずに歌う日本人
  (もちろん分かって歌っている人もたくさんいますが)
  とは比較にならないな。
5. 教会音楽はやはり専門家の演奏を聴くほうが良いな。
  オペラ歌手が片手間に歌っているのとは分けが違う。

何か、まとまりの悪いレポートですが、おゆるしください。

おまけです。
バッハ・コレギウム・ジャパンは今年の12月10日にモーツァルトの「証聖者のヴェスペレ」と「レクイエム」を演奏します。これはぜひ聴きたい!と思っています。

バッハ・コレギウム・ジャパン 第74回定期演奏会
J.S.バッハ:教会カンタータシリーズ Vol.47
~ソロ・カンタータ2~
2006年9月24日(日)15:00 東京オペラシティ コンサートホール

J.S.バッハ:
《偽りの世よ、われは汝に頼まじ》 BWV52
《われは足れり》 BWV82
《神にのみ わが心を捧げん》 BWV169
《われ哀れなる人、われ罪の下僕》 BWV55
《ああ神よ、いかに多き胸の悩み》 BWV58

キャロリン・サンプソン(ソプラノ) ロビン・ブレイズ(カウンター・テナー) 
ゲルト・テュルク(テノール) ペーター・コーイ(バス) 鈴木雅明(指揮) 

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2006/09/19

東京スコラ・カントールム第47回定期・慈善演奏会

今年の1月にメサイアを聴いた、東京スコラ・カントールムの演奏会でした。これは、知り合いも多いので、ほんと感想は書きにくいです。。。と言いつつ長文です。済みません。

今日は、ホールが青山学院のガウチャー記念礼拝堂。以前にも聴いたことがありますが新しい礼拝堂です。早めに着いてどこで聴こうかと思いましたが、2階席も聴けるようなので、2階の最前列で聴きました。

●先ず初めの印象は
音色(声色?)が変わったのでは、ということでした。会場のせいか、2階席だからか、はたまたこの団体の方向が変わったのか…。メサイアのときには感じなかった印象なので、分かりませんが、私としてはとても今までの演奏とは違う印象を受けました。

それは、合唱全体の柔らかい響きでした。特にソプラノは、普通、高音がどうしてもきつめになる団体が多いので(この団体も以前はそうだったと思います)、合唱はそういうもんだと思っていましたが、今日はそうは感じませんでした。オーケストラも少人数ということもあり、会場も広すぎないちょうど良い広さのせいか、力まず、自然に歌っていたように思います。

●今回は初めて聴く曲ばかりなので、あまりくわしいことは書けません。
全体に感じたのは、特に前半ではドイツ語がとても良く聞こえてくるということでした。ソリストの言葉はあまり聴き取れないのですが、合唱はとてもはっきりと聴き取れ、言葉が単純なせいもあって(それに聖句なので、これまでにも聴いたことがある言葉なので)、対訳を見なくても言葉が追えるほどでした。また、メサイアの時子音の収め方が不揃いで気になったのが、今日はとてもはっきりと聞こえるように揃っていました。やはり本番の指揮者が違うとこうなるのでしょう(ちなみに、合唱指導はメサイアのときも同じで、今日の本番の指揮者さんでした)。

●バッハのカンタータはソロが多い
合唱のでき、とは関係ないのですが、バッハのカンタータで私にとっては残念なのが、ソロがとても多い(長い)ことです。ことにこの団体のように、「合唱」を聴きたくて行く演奏会で、ソロの占める割合が高いと、どうしても違和感を感じるのです。

第2部の1曲目のカンタータは、合唱が途中で座っているくらい(1部は立ちっぱなし)ソロが長く、私に言わせると「これって、東京スコラ・カントールムの演奏会なの?」と言う感じなのです。オーケストラもソリストも指揮者も、演奏している人たちはプロばかりですから。

ある意味で、プロの演奏が聴けるのだから、という喜びはあるのですが、合唱をメインに聴きたくて行っているときは、どうもなじめないのです。曲の構造上仕方ないのは分かっていますが、、、、。

●オーケストラ
第2部のカンタータの方がオーケストラが多く、リコーダー(一部トラベルソを持ち替えてソロ)2つと、オーボエ・ダ・カッチャという珍しい楽器も入っていたので、その点はとても興味深く聴かせてもらいました。

トラベルソは、普段聴くフルートとはかなり違い、とても柔らかい音で、すごく良い響きでした。バッハの演奏にはああいうのが良いですねえ。今までもトラベルソは何度か聴いていますし、CDでも聴いていますが、今日ほど柔らかい響きは初めてです。ということは、合唱の響きもそう感じたくらいですから、やはりあのホールのせいもあるのでしょうか。

●今日の演奏で、1つだけ難を申し上げれば
(歌の下手なわたしが言うなんて生意気なのは承知の上です)

最後のモテットは問題ありでした。音程が定まらず、あやふやな響きで終始していました。2重合唱になって、更に一部分はソリ(一部のメンバーだけが歌う)になっていたりと、かなり声部が複雑なこともあって、とても言葉も聴き取りにくく、何だか分からない響きになってしまいました。

この曲だけはオーケストラ伴奏ではなく、チェロとヴィオローネが、それぞれの合唱につき、オルガンが両方を兼ねて通奏低音のみの伴奏でした。

私が思うに、オーケストラ伴奏のときは、楽器の音を聴いてその中の自分の音が拾えるために音程が保てたものの、通奏低音のみの伴奏になったときに、自分たちのパートの音程が分からなくなったのではないか、ということです。ソプラノはかなり弱くなってしまい、それに伴って他のパートも、、、。残念ながら、私としては、その辺をもう少し考慮した演奏ができていたら良かったのに、と思いました。普段の練習ではピアノで各パート音を出していたのではないか、と思います。そう言う助けがあれば問題はないのが、今日のような伴奏だと問題が出て来たのではと思います。最後のハレルヤ、だけはとても良く響いていましたが。

●ソリストは
ソプラノは初めて聴きましたが、名前は良く聴くので一度は聴いてみたかった藤崎さん。飛び抜けてうまい、とは思いませんが、教会音楽にふさわしい声、歌唱法はとても好感が持てました。アルト(カウンターテナー)は指揮者の青木さん。残念ですが、歌としてはもう少しだと思います。テノールの畑さん、この方は実力派と言う感じでワンランク上、余裕すら感じる演奏でした。バスの小笠原さんは、実力はあるものの、歌い方に力みがある感じで、ちょっと苦しい感じがします。もうすこし楽に歌ってほしいと思いました。

●今日もほぼ満席
それにしても、あまり広くないとは言え、この手の音楽会で、またもや満席でした。すごい団体です。
アマデイはどうでょうか、、、、、こことは集客力はまったくちがいますが。

●追加
こういう演奏会でも、やはりお客にマナーの悪い人がいるもので、ブラボーやではなかったものの、曲が終わるや否やゆっくりと、でもはっきりと拍手する、と言う場違いなことをする人がいて、一曲目は結構良い演奏だったのに、会場の雰囲気が沈んでしまいました。なんであんなことをするのでしょう。困ったものです。だれだってプログラム見てれば曲の終わりは分かるのに、我先にと拍手して、曲の終わりをしっていることを自慢したいのでしょうか。それにあのゆっくりした拍手は興ざめ以外の何ものでもなく、本当に迷惑な人だと思いました。

東京スコラ・カントールム第47回定期・慈善演奏会
大いなる祝福への目覚め(J.S.バッハのカンタータとモテット)
2006年9月18日 15:00
青山学院大学ガウチャー記念礼拝堂
指揮/アルト独唱:青木洋也
ソプラノ:藤崎美苗 テノール:畑儀文 バス:小笠原美敬
合唱/管弦楽:東京スコラ・カントールム

カンタータ「主は私たちをみ心に留めたもう」BWV196
カンタータ「深い淵の底から、主よ、私はあなたを呼びます」BWV131
カンタータ「装いせよ、おお、愛する魂よ」BWV180
モテット「新しい歌を主に向かって歌え」BWV225

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2006/09/11

メサイアの楽譜と演奏会情報

昨日メサイアのヴォーカルスコアを買いました。
これで楽譜だけで5冊になりました。後日楽譜と参考文献を紹介しましょう。
買ったのはNovello版。名前は良く聞くものの実際に手にしたことがなかったのですが、これが一番良さそうなので、来年(できるのか?)のメサイアの基準楽譜はこれで行こうと思います。
(理由は後日)

その勢いで(?)「メサイア演奏会情報」を更新しました。そしたら今日だけで4団体も追加になりました。良く演奏されますねえ。

それから、立教のスコットショー先生のブログを発見。今年の立教のメサイアの指揮者になったそうで、メサイアのことがこれからも記事として載るようです。リンクの許可を頂いたらホームページでリンクさせてもらうつもりです。(なので、まだここではリンクを張れません。)

私の持っているCDとDVDはこちら

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2006/09/09

9月3日の練習を振り返って

もう一週間近く経ってしまいましたが、先週の練習を簡単に振り返ってみます。
なぜ、前回8月20日の練習のときは、「もう本番でも良い」と思えたくらいだったのに、先日3日の練習では「いまいち」だったのでしょうか。3日は低音が充実していたし(マンドローネの迫力がすごかった)、フォーレらしい編成だったのに、、、。

改めて考えてみました。

1.会場の響き:

8月は、サンパウロのチャペル。板張りで跳ね返りが良かった。
座席の配置の関係もあり、器楽は私にかなり近づいて座っていたので、音がとても大きく感じられた。
9月3日は、リハーサルスタジオで音が吸収された。また、楽器の配置に余裕があり、特にコントラルトが私から遠かった。

2.楽器のバランス:
楽器の方は、低音が充実していたものの、コントラルトが3名で、前回より1名少なく、テノーレも1名少なめ。
つまり、低音の充実分、高音部が少なめだったため、旋律が聴こえにくかった。
フォーレは、器楽の高音部が歌の対旋律を受け持つことが多いため、歌だけが聴こえてもつまらなくなってしまう。
コントラルトやテノーレのオブリガートが浮き立つように仕上げなくては。
それから、8月は管楽器が3名、9月は0。これは音量はもちろん、音色ががらっと違ってしまう。それに、声部が足りない。つまり「なんか抜けてる」という印象が持たれるのも当然。

3.声のバランス:
8月は、ソプラノの割合が高かった。9月はアルト以下の割合が高かった。
ソプラノが聴こえないと他のパートも音量を落としてしまったりするので、全体にこじんまりしてしまった。
よい、悪いではなく、全体として「音色が大分変わった」感じがした。
  
4.力み過ぎ(これは私の問題!)
8月のときに充実感のある練習をしたものの、自分の振り方に問題があると感じたので、いっそう勉強した。
それを今回の練習で活かそうとしたため、前回までより表現を大きめに取った。そのため、必要以上に速度を上げ過ぎて制御できなくなったり、音量も大きめにしすぎたり、ちょっと本来のフォーレのレクイエム第2版の表現からはずれてしまったらしい。この一週間再度勉強し直して、ようやくく気づいた。これは深く反省。もう一度やり直し。

というわけで、次回まで再度見直しです。暗譜も、岩城さんの言われる「網膜へのフォトコピー」(著書「楽譜の風景」参照)はなかなかできないのですが、それでもだいぶ頭に入って来たので、なるべく譜面から目を離して、全体をまとめられるように、また自信を持って振れるようにしたいと思います。次回の練習が楽しみでもあり、不安でもあります。まだ一週間あるので、必死に勉強します。(本当は楽器も弾かなくちゃだけど、、、、、)

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2006/09/03

一日音楽ばっかり

今日は文字通り1日中音楽でした。
細かく書くのはやめますが、
10:00-17:00(勿論昼休みも取りましたが)アマデイの練習
その後、食事と移動
19:00-21:00 聖歌CD作成のための初練習

前回のアマデイの練習のときはそれだけでくたくただったのに、
今日はその上聖歌CDまで入ってそれは大変でした。
しかも最近寝不足だったし。
更に、今日は腰にきそうだったので、ちょっと焦りました。

練習レポートは後日書くことにして(ほんとに書くかなあ)、
おおざっぱにいうと、前回の練習ではすぐにでも本番をと思いましたが、
今日の練習ではまだまだ人には聞かせられない、と言う感じでした。
うーん、なぜ???それを洗い直して、次回の練習に活かそうと思います。
もちろん良いところもあったのですが、、、、。

聖歌のCDの方は、練習が思ったよりできなかった(曲数をこなせなかった)
というところはありますが、さすが合唱になれている人ばかり、
初めて見た楽譜でも、
2回も歌えば普通の教会の聖歌隊を超えるような演奏ができます。
ちょっと驚きました。

ただ、11月に録音というのはかなり無理がありそうで、
フォーレの練習と並行して練習しなくてはならないので、
やはりあきらめた方が良さそうです。

聖歌のCDの練習は次回がまだ決まっていません。
これから相談して決めて行きます。
楽譜の用意はできているので、後は練習日程だけですが。

関係各方面には改めてご連絡します。
今夜はここまででおしまいです。

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2006/09/02

教会音楽専門の合唱団2

前の記事に対するコメントにあった「日本語だったら」
……そう、「意味が分かって」歌っているなら、教会音楽を歌うことに抵抗を感じる人がもっと多いはずです。逆に言えば意味を知らずに(というか考えずに)歌っている人がそれだけ多いということですね。

今使っているフォーレのスコアで、ラッターさんが言っています。(英語ネイティブ向けですが)

「フォーレのレクイエムのような作品を英語で試みてみなさい。そうすれば自国語に訳したことで得ることのできる、意味の即時性、直接性にあなたは驚くかもしれない。たとえばLibera meに見られる血も凍るようなハルマゲドンの光景や、In Paradisumの崇高な最後の祈りと言った節である。…」

日本語版のフォーレを歌いたいとは思いませんが、リベラメを日本語のように自分にとって意味が直結して感じられる言葉で歌っていたら、普通の日本人は歌うのが嫌になってしまうのではないかと思いますね。

先の「募集要項(?)」の補足です。

団員資格のところで、

CREDの証明は、例えばこんなことも考えました。
○受洗者は所属教会を申告すればOK
(自己申告すれば、それを信用して、洗礼証明書等は不要)
○教会付属の聖歌隊で何年間か歌っていた経験があればそれもOK

この辺のことを考えていて、久しぶりにモーツァルトの「証聖者のヴェスペレ」を聴きました(フォーレのレクイエム以外を聴くのは久しぶり)。いいなあ、これ。こういうのを歌いたいです。それにこの曲オーケストラはマンドリンアンサンブルで結構合いそう。(まあ、そう思ったから以前アマデイの将来の選曲に挙げていたのですが。)それに、ラウダテドミヌムなんて最高です。

そうそう、新しい団体は、基本的に、ソリストも団員から出す。という方向で行きます。これは、今回のフォーレでも、次の企画の1つメサイアでもそうです。

なぜか、、、、お金がないから?ではありません。(いやそれもあるけど)
やはり、団員資格に当てはまらないプロのソリストはいやです。オペラチックに教会の音楽を歌う人はもってのほかですし。普段の練習にいないのもいやです。合唱が歌っているときに静かに座っているというのも変。だからです。

プロのソリスト、オケもプロ。そりゃあ「良い演奏」ができますよ。でも、それって本当に合唱団の向上にどれほど役立つでしょう。どれほど、良い捧げ物をするのに貢献するのでしょう。

私が演奏したいのは「良い音楽」であって、必ずしも「高度な技術の音楽」ではありません。早い話し、下手でも良いのです、一所懸命祈りを捧げるのであれば。だから、こう言っては何ですが、教会音楽専門の「研究団体」の演奏もあまり好きではないのです。私が求めるのは、修道士、修道女の、日々の祈りの歌の雰囲気です。力まず、自然に、静かに祈っている。その祈りの時間の中で歌を歌っている。きれいに歌おうではなく、いつも祈っているから自然に聴く人の心にも訴えかける歌になる……。これが理想だと思っています。

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2006/09/01

教会音楽専門の合唱団(を作りたいなあ)

マンドリン関係では実はJMUのことのほかにもトラブルが続いていて、少し落ち込み気味です。

そこで、

話題を変えて、もしかしたら、という夢をひとつ。

今、日本のカトリック教会の聖歌(合唱版)を集めたCDの作成を準備していますが、
それと、今度のフォーレのことが高じて、教会音楽専門の合唱団を作りたいなと思い始めました。

『仮想教会(超教派)の聖歌隊』のような位置づけです。(割と規模の小さめなもの)

だから、

(以下に述べるものはあくまで構想です。同調者はまだ一人もいませんので、
 同調者があらわれた段階で相談の上で規定を決めたいと思います。)

1.曲目
  
  a. 教派を問わず、美しい教会音楽の中から選曲します。
    合唱を中心として、アカペラから、オーケストラ伴奏まで。

  b. オーケストラ伴奏の曲も「オーケストラを伴奏に歌える!」なんてことを
    前面に出すのではなくあくまで、合唱が中心。
    オーケストラは合唱メンバーの出演者数、会場の広さに応じて自由に選び
    必ずしもオリジナルの編成にこだわらない。(だからマンドリン合奏もあり!)

  c. 時代はあまりこだわらないが、ルネサンスから近代まで(かなあ)。
    美しい音楽であればいつの時代でも良いでしょう。

2.団員資格
  
  a. 音取りが自分でできる。
  b. 外国語の歌の場合はせめて大意は自分で調べて理解する。
  c. 受洗者であるかないかは問いませんが、
    CRED(二ケア・コンスタンチノープル信条)を信仰告白として
    何らかの形で証明してもらう。

    *これはやり方が問題ですね。文書に署名するとか、
    オーディションで宣言するとか、、、、。
     
    でも、何でこんなことを言うかというと、団員には次のことを求めたいからです。
    1.歌う言葉を理解している(これは当然のこと)
    2.祈りの言葉を歌う以上、その祈りの言葉を心から祈りを持って歌ってほしい。
      (「信じます」と歌っていながら実は信じていない、
       ということは偽りの歌になるから。)

3.演奏会は基本的に無料で
  (必要があればチャリティーはするにしても、あくまで原則は無料)

  演奏は聴いてくれる人々のためでもありますが、何よりもまず捧げ物としたい。
  良い捧げ物ができたときは、それが自分の喜びとなる。
  (祈りを自分の楽しみのためにする人はいないでしょう。)

教会音楽は祈りの音楽であって、単なる「きれいな合唱音楽」ではありません。
日本では、まったくその本質を無視した演奏が多すぎて、むなしく感じます。
だから、ちゃんと本質を捉えた演奏をしたい、そういう団体を作りたいのです。

さてさて、同調者は現れるでしょうか。このブログを読む方は私のプロフィールはご存知でしょうけど、
もしご存じなかったら、ブログのプロフィール欄、あるいは、わたしのウェブサイトもご覧ください。

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2006/08/20

今日のアマデイの練習

今日は、当初午後器楽だけの予定だったのですが、出席可能な合唱メンバーが多めだったこと、またそれ以外にも諸事情があり、午前から練習にして、午後は合唱メンバーにも参加してもらっての一日練習でした。サンパウロのチャペルがいっぱいになるくらいのメンバーで練習しましたので、床が板張りということもあって音の跳ね返りも良いので、ボリューム満点、迫力のある練習となりました。

朝、前回とは打って変わり、10時少し前に既に7-8名が到着、セッティングに入りました。
10時少し過ぎには練習が始まりました。

●パーセルのシャコンヌ
基本的に付点4分と8分音符の組み合わせを、二重付点の4分音符と8分音符の組み合わせに変更したこと、テンポを少し速めにしたこと等で、初めはまだ少し重い感じもしたものの、大分良い雰囲気になりました。

本当は更にもう少し速めのテンポにしたいところです。それと、コントラルトのパートは、譜面に書かれていないトリルをもっとたくさん入れる必要があると分かりました。そうしないと、なんか抜けた感じなのです。後日、コントラルトのメンバーには装飾について連絡するつもりです。

●ブランデンブルク
今日は低音パートが多かったせいもあり、とても締まりのある演奏になりました。
まだ、全体に硬さが残り、また、パートによっては休みの後の入りに迷いがあったり、見失ったり(?)いろいろありますが、本番に自分が指揮をしなくても何とかなりそうな雰囲気になりました。

パーセルとバッハは、これまで時代を意識して、トレモロをしない演奏にしてきたのですが、この曲の2楽章はやはりトレモロなしではかえって不自然なので、かなりトレモロを使うことに急遽変更しました。低音は2分音符からトレモロ、高音は付点4分音符からトレモロという原則にしましたが、コントラルトについてはより細かいことをこれから検討して行く予定です。

●ソスピリ
初めて、オルガンの音色付きで合奏しました。やはり、今までとはちがった響きとなりました。また、メンバーが多めだったせいもあり、漸くそれらしい曲なって来たと思いました。

それから、テンポの揺れもかなりできたかなと思います。もっとも、指揮をしながら大声で「1と2と」と叫んでのテンポの変化ですから、これを、無言でできないとだめですね。これは演奏者側にも少し問題がありますが、先ずは指揮する者が叫ばなくても分かるような「振り」ができるようにならなければ、と痛感しました。

●フォーレのレクイエム
個々の曲について話していると長くなるので、まとめて、、、、
午前中の練習で、事前に楽器(弦)の重要ポイントのみ押さえた練習をしておいたので、合唱と合わせたときにも、良く音が聴こえて来て、楽器と声の対比をはっきり聴かせるところ、あるいは、楽器と声が一体になるべきところなどが以前より良くできたと思います。また、今日のフォーレの練習ではクラリネット2本に加え新たにオーボエも加わったため、管楽器が際立つところがあり、音色の変化や、音の厚みも表現に加わったのでとても豊かな演奏になったと思います。

また、今日は今まで割とインテンポで演奏していたような箇所でも、ちょっと間をあけたり、少しテンポを揺らしたりと、今まで勉強して来たことを実践してみました。所々、こちらの思いが伝わらずに、次の拍に飛び込んでしまうこともあったものの、おおむねうまく間を取ってもらえたと思います。初め間を取れなかったところでも、練習を繰り返して、できるようになりました。

後は、、、、自分です。イントロイトゥス冒頭の急なクレッシェンドの振り方、曲の終わり、合唱と楽器が別々に終わるときの合図、楽器と歌が絡み合うときの、合唱への子音の処理についての合図、テンポが急に変わるときの振り方、、、、まだまだだめなところが多いです。アマデイ(器楽メンバー)の曲の仕上げ方等の指導はこれまでにたくさんやって来たわけですが、「指揮者」というのは経験がまだ浅いです。だから、振り方、指示の出し方、などがだめですね。こんな「棒振り」(”棒”は使わなかったけど)なのに皆さん良くついて来てくれます。本当に感謝しています。

すべての練習を終えて帰る時、くたくたになっている自分に気づきました。いつも練習の後は皆と話したいからお茶をしたくなります(あ、「お茶」でないときもあります)。今日は、都合で一人残ってしまったので皆と「お茶」は無理だったのですが、それでもとてもそのまま電車に乗れず、一人で喫茶店でアイスコーヒーでした。ゆっくりしながら、今日の練習を思い返すと、一日が楽しくて仕方ありませんでした。「疲れた」と言っても心地よい疲れでした。今日ぐらいの演奏ができるなら、もう本番を迎えてしまいたいとも思いました。次回の練習がまたまた楽しみです。今日の練習が次回更に良いものになること期待しています。また、私自身がもっと勉強しなくては、と思っています。

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2006/08/19

フォーレの研究(レクイエム解説)について

数名の方のご協力をあおぎつつ、漸く昨日完成しました。と言っても、演奏に関係する部分のみですが。

「研究発表」というよりは、「詳しい曲目解説」になった感じです。本当なら、演奏会のプログラムに数ページかけて載せたいくらいですが、ページ数が増えると、プログラム作成費用も馬鹿にならないので、それに手間も大変なので、どうするか迷うところです。

先ずは出演者向けのものなので、出演者向けブログでダウンロードできるようにしました。

関係者以外の方には申し訳ないのですが、今のところ非公開です。でも、自分の知識を総動員して、フォーレの7曲の選曲の意図、また、作品の構成等について、カトリックの典礼に即してかなり踏み込んだところまで検証しているので、本当はフォーレのレクイエムの研究者にも読んでもらいたいとは思っています。

ただ、安易に公開するのはいろいろと問題があるので、公開する場合もその方法をよく検討してからにしなくてはなりません。教会音楽、特に、レクイエムのような典礼の音楽は、典礼の知識のある人、いえ、「知識」というより、実際に典礼に預かるような人たちでないと本当のところ、その意味するところは理解できないと私は思っています。そうでないと、「知識」はあっても、意味を全く取り違えていたりしますし、信仰に基づかない「研究」は私にはむなしく思えます。

だから、私が、このようなものを書いて読んでもらいたい人、あるいは意見を聞きたい人は、やはり教会音楽の関係者(教会で音楽奉仕に携わっている人たち)、あるいは、教会関係者でなくても実際に自分と一緒に演奏してくれる人たちです。それ以外の人たちには、文献を読んでもらうより、演奏を聴いてもらうことが先ず第一だと思っています。

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2006/08/15

ホームページで調べることの不確実性

いろいろなことがホームページで調べられるようになって便利にはなりましたが、ホームページに記載されている記事がどれほど信用できるか、ということにはとても注意が必要です。

ホームページに載っている記事の多くは素人の調べたものです。その記事内容の根拠や参考文献等がまったく記載されていないことも多いです。時には他のページに載っていた記事をそのまま写しただけというものもあります。引用(といえるのか?)元が正しいかどうかもチェックしていないで。

マンドリン関係のサイトはそれこそアマチュアのものが多いですね。マンドリンという楽器について、あるいはその歴史について書いてあるページが結構ありますが、間違いが多く閉口します。もっともマンドリンについては、プロと言われている人の記事でも間違いが多いのであきれることも多いです。とくに18世紀のマンドリン関係は、本や、CDの解説でも平気で間違いが載せられています。

マンドリンの歴史については、ホームページは勿論、教本のちょっとした記事や、CDの解説等は信用せず、ちゃんとした歴史の文献を調べることをお進めします(もっとも日本語のものは少ないですが)。
→参考 (私のブログ)18世紀のマンドリンに対しての誤解

以前、マンドラ・コントラルトのことを調べてみようと検索してみましたが、ほとんどの解説がWikipediaのマンドラの項をそのまま引用(勝手に借用)しているだけでしたし、コントラルトがなぜ使われなくなったかなどについて書かれていたサイトでは、その理由がコントラルトを見たこともない人(勿論音も聞いたこともない人)が勝手に推測して書かいていて、それも的外れなものが多かったです。

ホームページの記事の間違いというのはマンドリンだけではないですね。何についてもそうです。

以前メサイアについて調べた時、聖書や教会のことについてはあまり詳しくなさそうな人が、なぜか詳しく(?)メサイアの解説を書いていて、しかも、そのサイトはあちこちで推薦されていたのです。でも私が一読しておかしいと思える記事がいくつかありました。

「闘牛士の祈り」のことを調べたときも、Wikipediaに「原曲はマンドリン四重奏」と書かれていて、これまた何を根拠にこんなことを書いたのか、と驚きました。

今、フォーレのレクイエムを調べていますが、典礼のことや、歌詞の対訳等で明らかに間違っているサイトも多いです。教会暦の説明で一番びっくりしたのが、「聖霊降臨祭」を「マリアが聖霊によって身ごもったことを記念する日」となっていました。とんでもないです。勿論正しくは、「(キリストが昇天された後、)エルサレムの家に集まって祈っていた使徒たちの上に聖霊が降ったことを記念する日(使徒言行録2章1節参照)」です。

その人は全く教会暦を知らない人のようです。少なくとも教会の典礼に実際に関わったことがなく、本を読んだだけで想像して書いている人でしょう。どこかで記憶違いをしたのだと思います。そういう人が、詳しくと言うか長々と論文のようにして説明を書き、それを発表し、それを演奏会のプログラムに載せたりしているのか、と思うとやりきれない思いです。

インターネットによって情報収集が簡単になり、充分な調査(裏付け)もなく発表することができるようになりました。それだけに、自分が調べるときは注意した方が良いと思います。私も今、フォーレのレクイエムの解説を書いていますが、公表する前に何人かに読んでもらい、誤りがないかチェックしてもらっています。このブログも含めてですが、人に読んでもらう以上は自分の文章に責任を持ちたいと思っています。

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2006/08/13

ヘレヴェッへ、他のCDを聴いて

フォーレの参考にしようと、これまでJ.フルネの演奏を聴き続けていたわけですが、先日以来変更しました。フルネの演奏はオケ、ソロ、合唱ともに日本人による演奏で、それでいて私はかなりの良い出来の演奏であると思っていたのですが、やはりあらもあります。ホームページ等を見ると、評価も分かれています。私はこの演奏は支持する方ですが。

でも、自分の演奏の参考にしようとすると、やはり、ネクトゥー/ドラージュ版であるのがネックで、聴いて覚えようとすると、自分の演奏する版とは違うので、やはり困るのです。特に、リベラ・メのホルンの音は全くリズムが違うので、、、。

というわけで、久々に、ボーイズエアクワイアと、ウェストミンスター大聖堂聖歌隊、そして、先日購入したヘレヴェッへのCDと3種類を聴き比べてみました。

ボーイズエアクワイア:これはもともと感動的な演奏と思っていたのですが、改めて聴いてみてやはり私にとっては最高のものと思いました。ラテン語の発音の仕方、息継ぎなどはこれをそのまままねしたいくらいです。ボーイソプラノの美しさ…「ピエ・イエズ」なんて泣けます。それに、少人数で歌っているところも、今回のアマデイの演奏に参考になります。その上、少人数故に、各パートがはっきりしていて、それぞれのパートの旋律が聴き取りやすいので、覚えるのにも役に立ちます。楽器の方もスタジオ録音らしいのでやはり各パートがはっきりと聴こえます。参考音源としてはダントツでしょう。
あえて難点を挙げれば、少年合唱用の編曲版であり、オリジナルの中低音がないこと、スタジオ録音ならではのちょっと「作られた音」であること。そして、1900年版の演奏であることでしょうか。

ウェストミンスター大聖堂聖歌隊の方は、少年合唱と男声合唱という、フォーレが理想とした編成での演奏であることが利点なのですが、規模が大きすぎること、そしてなんと言っても、バリトンソロが「何か勘違いしているのではないの?」と言いたくなるようなオペラチックな演奏がいけません。

で、ヘレヴェッヘですが、ネクトゥー/ドラージュ版であることが、自分にとって良い点と悪い点と両方でした。フルネ同様、ネクトゥー/ドラージュ版であっても第2版であるという点では、今回のアマデイの演奏に参考になるわけですが、逆に、ラッター版とは相違点がはっきりしていて、聴き続けるには違和感があります。そして、このヘレヴェッヘの演奏の特徴は、第2版でありながら、第3版に限りなく近い、つまり、フルオーケストラ版のような雰囲気の演奏であるということです。「これ本当に第2版なの」と思うような演奏。そして、私に言わせると、このような演奏を目指すなら、第2版を使う理由はないじゃないか、第3版を使えば、と思ってしまいます。(ヘレヴェッヘは第3版のCDも出しています。)

そんなわけで、いろいろ参考に聴いてみましたが、実用的という面からも、ボーイズエアクワイアの演奏をiPodに入れて持ち歩いて聴いています。表情付けもフルネとは違うので、この表情も参考にしようと思っています。というか、かなり私の思っているものに近いので、そのまま使わせていただきます。

今日は、時間が取れたのフォーレの研究文書をまとめました。まだ第1段階くらいですが、テスト版を数名の方に読んでもらっています。その方達のアドバイスを頂いてから、いずれ、出演者には資料として配布する予定です。

この勉強と、音楽を聴く勉強を重ねて、勿論楽譜をよむ勉強を重ねて、来週の練習に臨みたいと思います。スケジュールでは次回がもう折り返しくらいです。今回の演奏会は、当初の予想を上回る出演者になりそうで、これまでのアマデイで最大規模の演奏会になります。私自身も、全体を統率する立場としてがんばり、自分たちの持てる最高の演奏をしたいと思っています。

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2006/08/12

新団体の設立(ほのかな希望)

今年5月のアマデウス2006の演奏会、お客様は見事に(?)少なく寂しかったのですが、演奏自体は結構良いものになったと思っています。私のもとへ帰って来た反応(感想)のなかで何よりうれしかった言葉は「原曲の良さが損なわれていない」演奏だったということです。「マンドリンでもこんな演奏ができる」と言うと力みがあるみたいですが、マンドリンで演奏されたものを聴いて「違和感を感じない」というよう感想を頂けると、とてもうれしくなります。それは、演奏会も私が目指していた「普通のクラシック音楽会」というものに近いものになったと言うことにもなると思います。

去年のバッハの演奏会のときも、「マンドリンによるバッハも良いものですね」というような評価を頂き、本当にうれしく思いました。古楽関係のお仕事の方からも、とても豊かなプログラムで全く飽きさせない演奏だったと言われたのを覚えています。

それで、思い立って去年のバッハ演奏会の録音を聴いてみました。
曲にもよりますが、とてもマンドリン合奏としっくり来ています。違和感がありません。

まあ、演奏のできを厳しく判断したら、バッハの演奏会は、出演者も多く不揃いなところもあり、もちろん問題も多いです。ですが、そのことより自分で聴いていて、とにかく「悪くない」。この時代の音楽はマンドリンで演奏しても違和感がないな、と改めて思いました。

また演奏したいです。まじめに、バロック音楽(から古典派くらいまで、いわゆる古楽の世界)を専門に演奏するマンドリンアンサンブルを作りたいと思っています。どなたか賛同する方はいないでしょうか。

演奏する以上は本格的なものを求めます。楽器は古楽器でなくても(マンドリンで演奏するのだから、当時の音の再現はもともとも不可能なわけで)、古楽にふさわしい演奏ができるように勉強し、古楽の演奏法を用い、会場もふさわしいところを用意し、必要があればチェンバロや、オルガンも積極的に用いる、そんな団体を作れたら、と思っています。こんな団体は他にないと思うので、一緒に演奏したいという方が現れるのを期待したいと思います。

私がマンドリン奏者だからマンドリンを中心にしたアンサンブルを作りたいわけですが、いわゆる「マンドリンクラブ」は目指しません。「マンドリンを中心とした音楽団体」です。編成は、弦楽(ヴァイオリン族楽器)をマンドリン属に置き換えたようなもので、それ以外の管楽器は、楽譜に指定された楽器をそのまま、あるいは、リコーダーその他、そこに集まったメンバーの楽器に音を振り分けて演奏するというものです。また、マンドリン属楽器はマンドラ・テノーレまでを中心とし、低音の方は無理にマンドリン属にしないでも良いと思います。それはこれまでの経験から、低音はヴァイオリン属そのものの方が無理がないと感じるからです。

ここ数年、マンドリン以外の楽器、声楽の方とふれあうことが増えました。そして、マンドリンを初めて聴いたような方達でも、共演するときに違和感を感じないで演奏してくれることが多いです。合奏練習をしてみるまでは多少警戒心もあるようですが、一緒に演奏してみて安心していただけるようです。ならばどんどん一緒に演奏したいと思います。

今年は、モーツァルトの曲だけの演奏会を特別ユニットで演奏しました。来年はバッハ、あるいは、バロック音楽の専門ユニットを(1回だけのつもりで)結成してみましょうか。それがうまく行ったら継続団体にするとか…。何か目標を持てば、設立も可能かな、とほのかな希望を持っています。

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2006/08/10

フォーレのレクイエム研究は

演奏の参考にしてもらうため、レクイエムについていろいろと調べたものをまとめて、出演者に読んでもらおうと思っています。今日たまたま少し時間が取れたので、書き始めましたが、頭にあることをすべて書こうとすると、あまりに膨大な量になり、とても1日はもちろん数日かけても終わりそうもないと分かりました。(こんなだから、ブログも長くなるのです……)

かといって、遅くなればなるほど、それを読んで演奏に反映してもらうことが難しくなるので、やはり早めにまとめなければなりません。まずは演奏に影響しそうなことだけをまとめたものを作ることを最優先しましょう。それ以外の部分はあとで、場合によっては演奏会以後でも、演奏に関わるものと合わせて1つの研究論文としてまとめられるようにすれば良いかな、と思います。

といいつつ、「演奏に関わるもの」をまとめるのも大変そうです。できるかなあ。

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2006/07/30

フォーレのレクイエムの参考音源と文献

詳しい人はもっとたくさん持っていると思いますが、私が今回の演奏会のために入手したものをまとめてみたいと思います。

●CD

A. クリュイタンス指揮 パリ音楽院管弦楽団 エリザベト・ブラッスール合唱団 1962年 EMI(第3版)
C. バロウズ指揮 ロンドン室内アカデミー ボーイズ・エアー・クワイア 2004年 ビクターエンターテイメント(第3版)
J. フルネ指揮 日本フォーレ協会管弦楽団 東京少年少女合唱隊/日本フォーレ協会男声合唱 1998年 Camerata(第2版 ネクトゥー/ドラージュ版)
D. ヒル指揮 シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア ウェストミンスター大聖堂聖歌隊 録音年不明 Regis Recordings
P. ヘレヴェッヘ指揮 アンサンブル・ミュジーク・オブリーク シャペル・ロワイヤル 1988年 ハルモニアムンディ(第2版 ネクトゥー/ドラージュ版)

●参考文献

レクイエム・ハンドブック 高橋正平著 ショパン
ミサ曲 ラテン語・教会音楽ハンドブック 三ヶ尻正著 ショパン
最新名曲解説全集 音楽之友社
フォーレ手帖第9号 日本フォーレ協会会誌1998
フォーレ手帖第10号 日本フォーレ協会会誌1999
Liber Usualis 聖ボナベントゥラ出版
公教典禮聖歌集 光明社

●楽譜

1893年ネクトゥー/ドラージュ版(ミニチュアスコア) アメル社
1893年ラッター版(ヴォーカルスコア) オックスフォード大学出版局
1900年版(ミニチュアスコア) オイレンブルクー全音楽譜出版社
女声合唱版(ヴォーカルスコア) カワイ出版

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2006/07/19

夏期講習会レポート

講習会の正式な名称は「教会音楽講習会」です。現在では「夏期」はつきません。

今回の講習会では、故ゲレオン・ゴールドマン神父様の日本における最後の典礼講義(1993年夏期講習会)のVTRが講義のひとつとなっていました。神父様がミサ、典礼について、細かく、熱心に話されている姿を見て、当時を懐かしく思い出しました。また、今回ビデオを見て(神父様の話を聞いて)改めて「勉強した」こともありました。当時は聞いても理解できなかったこともあるでしょうし、あるいは、忘れてしまったこともあったのでしょう。

ところで、今回の講習の初日は私は不参加だったのですが、その日に見た分のビデオには私(13年前…もちろん13歳若い!)が映っていたそうです。画面には神父様しか普通は映らないのですが、たまたま講義の中で、ある文章を読む役をしたらしく、その姿が映っていたので、あとで、知り合いの何人かから、「映っていたよ、若かったねえ」と言われました。自分は全く記憶がないし、映像も観ていないので、ちょっと残念です。

もう1つの中心になる講義が、「聖霊降臨祭のためのグレゴリオ聖歌について」です。グレゴリオ聖歌の歌い方、写本を基にした細かいニュアンスまでを考慮した歌い方を習います。おそらく他ではここまで細かく教わることは難しいでしょう。ただ、細かすぎて、初めて習う方は戸惑うこともあります。私も本科に入学した当初は戸惑いましたから、短期集中講座のこの講習会では戸惑う方もあって当然です。でも、こういうものは「慣れ」なんですね。私の場合は、本科に入る前からCDである程度グレゴリオ聖歌を聴いていたので、何となく旋律や雰囲気が頭にありましたので、その上で細かいこと習ったので、良かったと思います。細かいことをすべて覚えるというのではなく、周りの声を聞きながら、歌いながら慣れて行く、初めはどうせ分からないのだから…、くらいのつもりで気軽にやっていると自然と身に付いてくるものです。今回の講習会出席者のかたたちがどんな風に感じられたかが気になるところです。

今回の講習会は「聖霊降臨祭の歌」が中心だったわけですが、最終日のミサは、上記ゲレオン神父様(グレゴリオの家の初代理事長)の追悼ミサでした。そのため、一部とは言え「レクイエム」歌いました。一時は全曲を「レクイエム」で、ということにもなりかけたのですが、準備の問題と、ミサの趣旨からしてふさわしくないため、部分的に取り入れるということになりました。

実は、最近、フォーレのレクイエムの演奏の参考にするためにグレゴリオ聖歌のレクイエムを勉強し始めていて、これを、アマデイの出演者たちにも紹介しようと思っていたので、ちょうど良い勉強の機会を得ることができました。(そう言う意味からすると、全曲レクイエムでやれた方が良かったですけどね。…それは趣旨が違いますね。)

久々の「祈りと音楽」の3日間でした。普段の生活ではなかなかできない時間を思い出す貴重なひとときとなりました。また、私は、これまでも「教会音楽の演奏は、ふさわしく演奏しなければ意味がない」と思い実践して来ました。フォーレのレクイエムを「きれいな合唱曲」なんて思って演奏していたのでは、何も訴えてくるものがないのです。…日本ではこういう演奏があまりにも多く、がっくりすることもしばしばです。今回の講習会を通して、「教会音楽」を演奏する以上は、祈りの音楽、礼拝のときはもちろん演奏会であっても、祈りを持って演奏する、神を賛美する、お捧げする、そう言う気持ちを忘れずに演奏しなければ、と改めて思わされる良い機会となりました。

念のため申し上げますが、アマデイのメンバーや共演者に「宗教」を押し付けるようなつもりは毛頭ありません。あくまで、指揮者として、フォーレのレクイエムをまとめる立場にあるものとして、昨年のバッハの時もそうだったように、「祈りの音楽」という面を大切にして、演奏に関わりたいものだと思ったということです。

アマデイの演奏会がどのようなものになるか、そう言う面からも興味を持って聴いていただけたらと思っています。

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2006/07/15

ちょっと忙しい音楽生活

音楽生活スケジュール
今日は、午前午後と、カルチャーセンター教室で教えたあと、古巣(?)聖グレゴリオの家での講習会に参加しました。一応「スタッフ」という名目ですが、要するにお手伝いという立場で居候しているわけです。私は本科生時代から数年間はこの講習会に常に参加してお手伝いをして来ましたが、ここ数年はなかなか参加できず、名目上のスタッフとなっていました。今年は久しぶりにスケジュールが合ったというわけです。

今日は、夜到着しただけなので、ほとんど仕事はなく、ただ、一緒に礼拝(終課=寝る前の祈り)に参加しただけでした。

あすは早朝の朝の祈り担当の予定です。また講習の間に行われるミサの雑務をお手伝いすることになっています。

これを読んでいる方からすると、「音楽」のことというより、「キリスト教の祭儀」の話のように思われると思います。グレゴリオの家は教会音楽の専門学校であり、音楽をただ学ぶというより、礼拝、賛美を通じてその礼拝に用いられるキリスト教音楽、特にグレゴリオ聖歌を学ぶことを重要視していますから、学生は当然「祭儀」も実践として学ぶのです。面白いことに学生が皆キリスト教徒と言うわけでもありません。またキリスト教といっても、カトリックの他にも聖公会もプロテスタントの人もいます。それぞれ普段は全く違う礼拝をしている人も、キリスト教音楽の大本を学ぶ以上カトリックの祭儀を体験する必要があります。というわけで、本科を卒業するころには、プロテスタントの人でさえも、一般のカトリック信徒よりカトリックの祭儀に詳しくなります。もっとも学校での教育の常として、勉強する側の姿勢によっては、全く頭に残らないこともあり、人によってはもっと深く掘り下げて勉強することもありますから、ひとそれぞれですが。

さて、話がそれましたが、私は、そんなわけで、スタッフとしてお手伝いしながら、講習を一部聞きかじるという恩恵にもあずかるわけです。今日も久しぶりにグレゴリオ聖歌を他の参加者と一緒にうたいました。不慣れな人も多いので、多少間延びしているのが気にはなりましたが。
…この講習会は17日月曜日までです。
19日は夜オーケストラの演奏会を聴きに行きます。
土曜日22日は栃木の女子高に指導に行きます。
年に6回程度教えに行きますが、たいてい一時期に集中していることが多いので、間も大分空くことがあります。今年度はこれが初めてです。多分9月には学校祭があるので、その準備をすることになるでしょう。1年生とは初めてお会いします。

22日の午後は、個人レッスンと、アマデイの補強練習です。
23日(日)は午前中、「聴くのも勉強のうちだよ、生徒さん」というコンサートで、マンドリンソロを演奏します。午後はアマデイの合唱付きの練習です。

翌24日と25日は東京藝術大学で指揮講習会に参加します。
一年前の講習会でとても大きなものを得たので、今年も楽しみにしています。去年は3日間で、最終日に全員が芸大の学生弦楽オーケストラを指揮させてもらったのですが、今年は選抜された人だけになると思うので、なんとか選ばれたいと思います。

というわけで、ここ一週間ほどは結構忙しい音楽生活となりそうです。それぞれのイベント(?)が終了したら、改めてレポートしたいと思っています。

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オルガンメディテーション

今日はカトリックの総本山(なんて言い方をするのだろうか)東京カテドラルで行われたオルガンメディテーションに参加して来ました。(演奏会を聴いたに近いのですが、一応祈りの時間、ということなので)

晩の祈りとオルガン音楽、と言う副題が付いていて、形としては、聖務日課(というのは古い言い方で現代のカトリックでは「教会の祈り」と言う)の晩課(同様に「晩の祈り」)の中で、前奏、間奏、後奏にオルガンが奏されるというものです。ですが、参加者のほとんどは祈りのため、というよりオルガンを聴きに来ていた感じでした。実際、この企画の広報は「祈り」の部分はあまり強調されていませんでした。

そのせいもありますし、他の面でもトラブルもあり、また主催者側の式の進行の問題もあり、はっきり言って「祈りの時間」としては、とても「司教座聖堂」(カテドラル)で行われるものにふさわしいものとは言いがたいものでした。

しかし、、、、

オルガンは良かったです。ここのオルガンは古い時は何度か聴いたことはあったのですが、今の新しいものが備えられてからはまだ聴いたことがありませんでした。

オルガニストは、よく共演していただいている浅井さん(普通は伏せ字にしますが、今日は演奏会の主役ですから)。グレゴリオの家のオルガニストですが、現在は四ッ谷の聖イグナチオ教会の首席オルガニストという地位にもあるため、礼拝におけるオルガンはもうなんというか、「普通の」こと。危なげなんてありませんし、特別なことのように思えないのです、、、、(うまく表現できない)

1曲目は「前奏」に当たります。ブクステフーデです。オルガニストなら必ず弾く作曲家ですね。
曲もトッカータニ短調、バッハを思わせる壮大なトッカータです。初めて聴く新しいオルガンは、あの残響の長いカテドラルを計算して設計されただけに音がよく聴こえます。以前のようにこもって混じりあってしまうということがないようにくっきりと聴こえて来たのが印象的でした。

2曲目は、詩編を唱え終わったあとに演奏された、エリアスの「サルヴェ・レジナによる」という曲。静かに瞑想を誘うような曲だったのですが、会場でなぜかそれを妨げるような雑音が何度も入り(マイクを誰かが勝手にいたずらした?)、雰囲気が壊れてしまいました。演奏する浅井さんが気の毒でした。静かな良い曲だったのに…。

3、4曲目は後奏ですが、新しいオルガンを意識したのか、それとも曲順を追って時代を新しいものにしようという意図なのか、近代の作品でした。
この3曲目のトレス作曲「祈り」はとても良かったです。今日のお気に入りです。19世紀終わり頃から20世紀の初め頃にかけて活躍した(と思われる)作曲家の作品で、近代的な響きの美しさ、オルガンの高音部がこんなにきれいだったかと思わせるような響きでした。1人でオーケストラを演奏しているような各パートに分かれて流れるような旋律が聴こえて来ました。

4曲目のディリュフレのフーガも良かったです。華やかさはダントツ。ちょっとブクステフーデを現代版にしたような、、、。私は、あまり大オルガン向けの曲は好きではないのですが(だいたいうるさすぎるものが多い)、この作品はそんなことなく、じっと聴き入ることができました。作品もですが、あのオルガンと大聖堂の空間がマッチしていたと言えるでしょう。あれは、CDはもちろん、コンサートホールでは絶対に味わえない響き、それこそ「メディテーション」にふさわしい音楽でした。天上の教会、礼拝ではこんな感じで神と向き合うのだろうか、、、などと思ってしまいました。
これでもちょっとはオルガンをかじったものなので、、、浅井さんのレジストレーション(音色の選び方)もさすがだと思いました。変化に富み、音量にも幅があり、激しさも繊細さも、一台のオルガンで、一曲の中で表現してしまう、、、。オルガンならではの演奏でした。

終演後、ご挨拶もせずに失礼しましたが、母親に近いくらいのご婦人方に囲まれ、またたくさんご挨拶するために待っている人がいるのを見て、ああ、こんな立派な(うーん、うまい表現ではないなあ)人と何度も共演できるなんて幸せだなあ、と思いながらかえって来ました。

オルガンメディテーション
2006年7月14日 19:00
東京カテドラル 聖マリア大聖堂
オルガン:浅井寛子
D. ブクステフーデ:トッカータニ短調 BuxWV155
J. エリアス:作品第7番「サルヴェ・レジナによる」
E. トレス:祈り
M. デュリュフレ:ソワッソン大聖堂の鐘の主題によるフーガ

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2006/07/13

オペラ「ディドとエネアス」

先日の日曜日の午後、保谷市で上演されたパーセルのオペラ「ディドとエネアス」の公演を観に行きました。この公演には、合唱メンバーに知人が出演し、更にオーケストラは私が目標としている(遥か向こうですが)「古典四重奏団」あるいはその関連団体「BWV2001」のメンバーなどが中心になって組織された特別編成のものということで、非常に関心を持って行きました。

第1部はそのオーケストラメンバーによる器楽。
1曲目はパーセルのシャコンヌ:アマデイで秋に取り上げる曲です。模範演奏を聴かせていただいたような感じでした。古楽器の演奏は、自分の持っているCDに比べ遥かに地味でした。それは悪い意味ではなく、楽器自体は音量も表現力も押さえられた古楽器。でもそのわずかな表情、内に秘められた情感を感じさせる響き、古楽ならではの魅力が込められていて、マンドリン合奏にとても参考になる演奏でもありました。

2曲目のヘンデルの合奏協奏曲。当時の協奏曲の典型的な形です。これも、近代の大編成のオーケストラとソロとの対比というより、フォルテとピアノの対比を楽器の数で表現しているようなコンチェルトでした。

面白いことに第1部はだんだんと出演者が減って行く構成。3曲目では2つのヴァイオリンとチェロとチェンバロになり、トリオソナタでした。クープランは優雅な音楽の作曲家、という印象が強かったのですが、この「スタインケルク」は戦争を題材としているせいか、荒々しさが感じられ、クープランの違った面をみた思いでした。

1部最後のステージは、なんとヴァイオリン無伴奏独奏。ビーバーのロザリオのソナタよりパッサカリアです。1部のメインを一人で演奏するなんて、、、。私の舞台構成からはとても思いつきません。そしてそれほど、川原さんのソロが聴きごたえのあるものであることを表したものでしょう。低音の単純な旋律の上に繰り広げられる豊かな変奏。静かな中にも情熱の激しさを込めたような音の動き。ヴァイオリンの技術を極限まで引き出した作品です。マンドリンではかなり難しそうではありますが、バッハのシャコンヌよりマンドリン向きかなあ、などと思いながら聴きました。今度チャレンジしてみようっと。

さてメインは第2部です。
合唱には市民が参加するという企画だったので、正直言って簡単なオペラか、明るくわいわい、と言う感じかと思っていましたが、全く違いました。

まずストーリーは悲劇です。そして、合唱の役目も大きく、また早変わりもあり、踊りあり、舞台転換あり、それらを市民の合唱が担当するのです。ただ歌っていれば良いわけではありません(オペラですから当たり前ですが)。相当な訓練が必要だったでしょう。歌としても立派でしたが、それぞれの役をしっかりとこなしているところは、すごいな、と思いました。

私はかつて1年ほどオペラ団体の事務局に勤務していましたが、それまでオペラは観たことがなく、職員時代、およびその後を通じてもあまりオペラは観たことがありません。けれど、今回のオペラは総合芸術と呼ばれるにふさわしいすばらしいものでした。

音楽はもちろんですが、舞台も、小さな、そして限られた装置にも関わらず場面を表すに十分に思え、同じような舞台なのに違う場所を表していることが全く不自然に感じられませんでした。

ソロ陣はさすがのメンバーばかり。特にタイトルロールの佐竹さんはいつだったか演奏会で聴いた時とは比較にならないほどすばらしく、最後の死を迎えるシーンでは長い歌を聴衆を引きつけ続け歌いきり、そして舞台に伏し、まんじりともせず延々と降り注ぐ雪(?)と花びらに埋もれて行く、、、、。
感動ものでした。

バロックオペラは初めて聴きましたが、バッハのマタイ受難曲などでよく聴かれるレチタティーヴォのすばらしさ。ただ語るより、音楽に乗って、歌うでもなく語るでもなく、、、のまさにオペラならではの語り口に聴き入りました。

それにしても、この企画はこのホールで3年間に渡る「古楽の旅」というシリーズの最後を飾るものだったのですが、それにふさわしいすばらしい舞台でした。市民参加ということで、客席は2回公演にも関わらずほぼ満席、すごい盛り上がりでした。関係者の努力が実ったと言えますが、おもて方裏方ともに大変な努力が必要だったと思います。敬服するとともにこういった企画に関われた方は幸せだな、と思いました。

2006年7月9日(日)15:00(2回公演の2日目)
保谷こもれびホール

企画制作 加久間朋子
指揮・音楽監督 田崎瑞博
演出 十川稔
出演 ディド/佐竹由美、エネアス/田中誠 ほか
合唱 こもれびバロック市民合唱団
合奏 こもれび古楽アンサンブル

第1部 
H. パーセル:シャコニー ト短調
G.F. ヘンデル:合奏協奏曲 作品6の12 ロ短調
F. クープラン:ラ・スタインケルク
H.I.F. ビーバー:ロザリオのソナタより パッサカリア ト短調
第2部
H. パーセル作曲 
オペラ「ディドとエネアス」全3幕

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2006/07/10

グレゴリオ聖歌のレクイエム

今日はブログに書きたいことがたくさんありました。
でもこのごろ時間が取れないので、1つだけ。

池袋に行ったのでHMVに寄り、グレゴリオ聖歌のCDを買いました。それも「レクイエム」です。
1枚だけありました。今聴きながら書いています。

グレゴリオ聖歌のCDはたくさんありますが、レクイエムが収録されているのはあまりないのです。でも、フォーレのレクイエムの演奏に当たって、どうしても原典であるグレゴリオ聖歌を聴いておきたいと思いました。楽譜は持っているから自分で歌ってみれば良いのですが、やはり、歌っているCDを聴く方がずっと良いですから。
ちなみに、一緒に、フォーレのレクイエムのCDも、持っていないものを1枚買って来ました。
これはまた聴いたらレポートしましょう。

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2006/07/06

アンサンブル”雲水”

先日の日曜日、古楽アンサンブルの演奏会を聴いてきました。バロック・ヴァイオリンとリコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのアンサンブルです。以前にも聴いたことがある「アンサンブル雲水」というグループです。

今回はテレマンの特集でした。
結構楽しみにしていたのですが、午前中から1日マンドリンの練習をしたあとだったので、前半は今一つ集中できませんでした。(つまり……ごめんなさい。)

それでも素朴でかつ息の合ったアンサンブルは楽しいものでした。このアンサンブルのリーダー、リコーダーの中川つよしさんは、演奏スタイルは、体が動きすぎという感じで、正直なところあまり好きではないのですが、演奏そのもの(音楽)は素晴らしいです。音は美しく、また不安定な感じが全くありません。そして速いフレーズでも難無くこなしているところはさすがです。ちょっとびっくりしてしまいます。

一部の最後の曲(楽章?)で少し乱れたかな?という感じもしましたが、あとはまったく問題になるようなところはない素晴らしい演奏でした。

後半はテレマンの後期の作品が演奏されました。同じ作曲家の作品が、時とともにより充実していくということが感じられました。多楽章の作品が多いのですが、一つひとつ楽章は小さな曲なので聴きやすいと感じました。

一曲だけなぜかチェンバロのソロがありました。私はチェンバロが好きなので、その綺麗な音楽をとても楽しく聴くことができました。

ガンバは通常、通奏低音でチェンバロとともに地味な役まわりが多いのですが、今回は「四重奏曲」などでヴァイオリン、リコーダーとともに第3の旋律律楽器として活躍していました。そのせいか、あるいは会場の響きのせいか、前回聴いた時よりガンバがよく聴こえていたように思います。
ああ、いつかはチェンバロとガンバと一緒にバロックの演奏会をしたいなあ。

田端文士村記念館ホール バロック音楽コンサート
「完全なる楽長/G.Ph.テレマンの室内楽」
2006年7月2日(日) 18:00
田端文士村記念館ホール
出演;アンサンブル”雲水”
曲目 ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767)
四重奏曲 ト短調
デュエット ト長調(「忠実なる音楽の師」より)
ソナタイ長調(パリ四重奏曲 第3番)
トリオ・ソナタ ニ短調
独奏チェンバロのためのファンタジー
パリ四重奏曲 第12番 ホ短調

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2006/05/14

グレゴリオ聖歌によるミサに出席しました

グレゴリオ聖歌を聴いたことがある方もあると思います。でもCDではなく、演奏を直接お聴きになった方はどれくらいいるでしょうか。今はいろいろな合唱団でもグレゴリオ聖歌を歌うので、聴く機会も増えているかもしれません。

ご存知だと思いますが、「グレゴリオ聖歌」とは、ミサ(カトリックまたはいつくかの教派の礼拝を指します)または聖務日課(主に修道院で行われる一日数回の祈りの時間)に、祈りの歌として歌われるもので、カトリック教会のかなり古くから歌われ続けて来たラテン語の単旋律の聖歌のことです。

もっとも、このグレゴリオ聖歌も、いまのカトリック教会では実際には歌われることがとても少なくなりました。ミサはその国の言葉で行われますし、司祭でもラテン語を知らない人も出ているので、ミサをラテン語ですることはほとんどないからです。

それでも、今日出席したグレゴリオの家では、ラテン語のミサが普通に行われています(と言っても、ミサがすべてラテン語だけで進むのではなく聖書の朗読などは日本語で行われます)。その上、今日は外国の修道院から特別に修道院長様がいらしてミサをするということで、特別に荘厳ミサが行われました。…ミサ曲の中で「ミサソレムニス」と呼ばれるものが「荘厳ミサ」というものです。

それで、きょうは私も久しぶりに参列して来ました。(わたしはこのグレゴリオの家にある音楽院の修了生です)
礼拝堂の荘重なパイプオルガン(オルガニストは私と共演していただくことの多いA井さん)、礼拝の中で、たびたび歌われるいくつものグレゴリオ聖歌…。なんとも心に響く歌声、地上の苦しみから解放されて天国にいるような気持ちにもさせられるほどの至福なひとときでした。

ラテン語を歌うというのは日本人には難しいですね。いえ、ヨーロッパの人でさえもラテン語は簡単ではありません。したがって、グレゴリオの家でさえも、ラテン語で聖歌を歌うと間延びします。私はかつて生徒としてたびたび礼拝に参加していた時、この間延びがとてもつらく思いました。どうしてもっとさっと歌えないのか…と。

礼拝では聖歌隊がリードします。今の聖歌隊は大分訓練されているようで、ラテン語の歌もそれなりのテンポで心地よく響きました。しかし、最もびっくりしたのは(いえ、本当はびっくりするようなことではないのですが)司式司祭の修道院長様のラテン語は全く自然だったということです。もちろん間延びなどしません。歌っているのか、ただ唱えているのか、分からないほど自然に流れるラテン語。歌うような語り(唱え)、語るような歌……全く自然に語られるラテン語がなんとすばらしかったことか。もちろん司祭が歌う部分のグレゴリオ聖歌もすばらしいものでした。

聖歌は「歌」というよりは「祈り」です。だから、深い祈りの人が歌うときに最も心に訴えかけられるものなのです。歌うことがうまいかどうかではなく、どれほど祈っているか、それが最も大切なのです。祈りが自然と美しい歌になるのです。

今日はそう言うことを再認識させられるようなミサでした。
演奏を聴くのではなく本来の姿の礼拝に参加でき、幸せなひとときでした。

おまけ

礼拝のあと、オルガンが後奏として演奏します。その時オルガンに載っている楽譜は、最後に皆で歌ったときの聖歌の譜面だけです。そう、オルガニスト(A井さん)は、即興演奏をするのです。その聖歌のテーマを使って。

「即興演奏」って、バロック音楽の歴史などを学ぶと出て来ますよね。通奏低音などをすると鍵盤奏者は右手で「即興的に和声を付ける」なんてことを学びます。でもそれだけでなく、あるテーマを即興的に装飾しながら1つの曲のように演奏するのが「即興演奏」です。そのような演奏は過去のことかと思われやすいですが、現代でも演奏する人はたくさんいるのです。そして、私が何度も共演している人もその一人なのです。何か不思議な気持ちになります。

グレゴリオ聖歌に限らず「ミサ曲」と呼ばれるものは本来礼拝の中で、その場その場で歌われ、全曲を通して(続けて)歌われることはありません。それが本来の姿です。できることならその本来の姿に接していただきたいと思います。(この件については後日またお話しします。)

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2006/01/22

東京スコラ・カントールム メサイア演奏会

●はじめに
この合唱団は、身内みたいなもので(私は一時期所属していました)、はっきり言って感想は書きにくいです。これを「身内」の方が見たら、おこられそうです。それでも、「身内だから書かない」というのはフェアでないと変なところにこだわるので書かせていただきます。

まず、合唱本体は、「さすがは東京スコラ・カントールム」と言う感じでした。音程もしっかりしていました。男性の割合も高く、特にテノールには実力のあるメンバーがいるようで、張りのある歌声がすっきりしていてよい印象を得ました。(すりすり、、、ではなくほんとです)

●発音
気になったのは、発音です。子音がはっきりしない。特に語尾は揃えようとしていないのか、はっきり発音することをあまり重要視されていない感じで、語尾が聴こえないことが多くありました。フォルテで終わるような曲でさえも語尾の無声音が聴こえないのはとても気になりました。これは、合唱側というより、指揮者側の問題ではないかと思いました。(実際指揮ぶりを見ても、語尾を気にしている感じがなかったのです)

指揮者の指示でしょうか、合唱の並びはソプラノからバスまでを混ぜて並んでいました。どの場所からも同じようなバランスで聴こえてくることを狙ったのだと思いますが、あまり効果的とは思いませんでした。

ソプラノはどうしても高い音が多いので、発音がはっきりしにくくなります。アルトは音域のせいもあり、若干弱くなってしまいます。その辺が克服されたらもっと良い演奏になっただろうと思いました。

●指揮者シュトラウベさん
指揮者については、やはり、(私などがそんなことを言ったらほんとに叱られそうですが)私としては、あまり好ましいとは思えませんでした(ファヴォリートの演奏会参照)。合唱の並ばせ方(指揮者が決めたとは決まっていませんが)や、語尾をあまり気にしていない様子もそうですが、今日の古楽器を使った演奏なのに、むしろロマンチックな感じの演奏が私には納得できませんでした。弦は少しべたっとした感じで演奏していましたし、古楽の演奏で良く聴かれる付点を鋭く演奏すること避けているなど、私の持つ古楽の印象とはだいぶ違っていました。付点の問題は、実際、パート間でずれているのかと思えるような音の出方が何度かありました。この辺は演奏解釈の問題であり、好みの問題でもあるので、「善し悪し」ではないと言えます。でも少なくとも私の知っている古楽の演奏とは少し違うと思いました。

●オーケストラ
オーケストラは古楽のプロフェッショナルで、落ち着いた演奏でした。中にはかなりリラックスしていた人もいたようですが、そのせいか、細かなミスが時々ありました。一度はかなりひどいミスの音も聴こえました。ですが、全体には良い演奏だったと思います。
トランペットは音が外れることも結構ありましたが、見るとピストンのない、トランペットです(私はあまり詳しくないですが、古楽器だから当然かな)。したがって、ヘンデルのあのトランペットパートはかなり難しいでしょう。特に終わりに近いトランペットのソロは至難の業ですから、あれだけの演奏が出来れば少々の音はずれは許容範囲かなと思います。それから、ティンパニもほんとうに古い楽器というかんじで、少し野暮ったい感じの音でしたが、それがかえって最近のペダルティンパニなどの音に比べていかにも「古楽器」と言う感じで、かえってよかったと思います。

●ソロ歌手たち
ソプラノは東京スコラ・カントールムとは長い付き合いの五十嵐さん。私が所属していたときも何度か出演されていたことがあります。そのせいか、五十嵐さんはもっと教会音楽向きの方だと思っていました。しかし今日聴いた感じでは、風格は他のソリストとは数段違いましたが、歌い方がオペレチック過ぎ、ヴィブラートが強すぎて英語が聞き取れないくらいでした(イタリア語ならあれで良いのかもしれませんが)。18曲目の「Rejoice greatly」など華やかな曲は、さすがと思わせるすばらしい歌でしたが、しっとり歌うもの、静かに歌うアリアや、レチタディーヴォなどは、やはりもっとヴィブラートは押さえてほしいと思いました。

アルトはカウンターテナーが歌いましたが、残念ながらまだカウンターテナーとして歌うには無理があるのでは、と思えました。ファルセットで歌っているようにしか聴こえず、声に芯がない感じで、とても不安定、声量も足りない感じでした。それでも後半は少し良くなりましたが。この方は、今回の合唱指導をして来た方で、今日の合唱の演奏を聴く限り、かなりきちっとした指導者であることは間違いありません。ただ、良い指導者=良い演奏者とは限らないということです。それとまだかなり若いので、これからもっと延びるのかもしれません。

テノールはダントツですばらしかったです。文句の付けようがありません。不安になるところはほとんどありませんでした。(1回歌い間違えたかもしれませんが。)

バスは若干実力不足でした。それなりに良かったし、後半は結構良かったです。ただ、声量、声の魅力ともにもう少しと言う感じでした。(バスも歌い間違えたところがあるように思いました。)

●珍しかったこと
ソリストの座る配置が、オーケストラの両翼と言う感じで、歌うときに中央によって来て歌っていました。
そのため、ソリストが歌いだすときは若干時間がかかるやり方でしたが、逆に合唱のときに早い曲では、私が知っている限りで最も速いテンポで歌う時もありました。合唱はなんとかついて来ていて、その辺も実力のある合唱であることを示していました。フォルテで歌う合唱の聴かせどころは良かったと思います。

メサイアでは珍しく、ハレルヤも、アーメンもソリストは座ったままで歌いませんでした。
ですから、その時は、前の曲からすぐにその曲に入ります。間が空きませんでした。それらのせいもあるのでしょう、ハレルヤでも客席のほとんどの人が座ったままでした。私はあの方が好きです。客席で立つことは意味がないと思っています。

もう1つ珍しく、アンコールがありました。予定していたのか、急に決めたのか分かりませんが、ソリストも合唱のところに加わって、ハレルヤコーラスでした。これは、アンコールということもあり、ソリストも入ったため、華やかでとてもすてきでした。合唱メンバーが1年間一所懸命練習して来たことを知っているだけに、ちょっと目頭が熱くなりました。

いいなあ、メサイア。いつかマンドリン合奏でやってみたいものです。

東京スコラ・カントールム 第46回定期・慈善演奏会 ヘンデル「メサイア」
2006年1月22日(日)
ティアラ江東
指揮 イェルク・シュトラウベ
ソプラノ 五十嵐郁子 アルト 青木洋也 テノール 水越啓 バス 藤井大輔
管弦楽 オーケストラ・シンポシオン

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2006/01/18

カペラ・グレゴリアーナファヴォリート演奏会

カペラ・グレゴリアーナ ファヴォリートという声楽アンサンブルのコンサートに行ってきました。
実は自分が卒業した音楽学校の母体となる研究所に所属するアンサンブルなので、親戚のようなものです。指導者の先生は(今回は表に出来てませんが)私の先生でもあるし、メンバーの一部も知り合いなので、ちょっと書きにくいのですが、やはり書きましょう。

テーマが「ドイツ教会音楽の流れ」となっているし、指揮者はドイツから来られた専門家、更にアンサンブルはプロということで、大きな期待をして行きました。

1曲目は女声だけでした。出だしを聴いて「うわ、きれいだ、さすが」と思いました。ですが、その後内声部の音程が怪しい感じがしました。
2曲目はメンバーの中でもソリストとして活躍している方の長いソロと、その後合唱との掛け合いでした。ソロはさすがに良かったですが、しかし合唱が出てくるとどうも音程が気になりました。

私は正直音程を聞き分ける力は弱いと思います。だから、自分の耳が悪いのではとも思いましたが、どうも「響きが良くない」のです。会場(東京文化会館小ホール)のせいかとも思いました。

オルガンソロのあと、男声が加わってからの数曲は、始まりだけオルガンの音がして、その後は伴奏なしのいわゆる「アカペラ」でした。曲によってはそのオルガンの和音と、歌いだしで既に和音の感じが違うのです。わたしには明らかに濁って聴こえるのです。こうなると、自分の耳が悪いのではないのでは、と思い始めました。

それから、今日の演奏の曲はほとんど知らない曲ばかりでした。それで、演奏の善し悪しも判断しづらかったのです。特に、何曲かある現代曲は和音も複雑で、不協和音をたくさん使うので、よけい、正しい音程なのか、ああいう響きを求めているのか、判断が出来ませんでした。

休憩後にオルガンとヴィオラ・ダ・ガンバの伴奏でバロック音楽の曲を演奏したのですが、こちらは私にとっても分かりやすい音楽でしたし、伴奏がつくと音程も取りやすいのか、調子良く歌っている感じでした。この辺りは、知らない曲ではありましたが、一番楽しく聴くことが出来ました。そして、このときはきれいなハーモニーに聴こえたのですから、やはり伴奏なしのときは音程が悪かったのだと思います。それから、音程だけでなく、音色も、今ひとつしっくり来ませんでした。特にソプラノは、教会音楽の合唱にふさわしい透明感のある歌声には感じられませんでした。

以上のことはあくまで私が感じたことです。席も一番後ろの壁にくっついた席で聴いていましたから、響きも悪かったかもしれません。きのうは小ホールの9割近くが埋まるほどのお客さんで、もちろん声楽関係者が多かったでしょうから、彼らの感想を聞いてみたいものです。

先日アンサンブルシュテルンの演奏会でフォーレのレクイエムを聴いたばかりなので、どうしても比較してしまいます。彼らは、まだ学生くらいだと思いますし、教会音楽の専門ではありませんでした。私は、常々教会音楽は、やはりそれを専門に学んだ人たちに歌ってほしいと思っていますし、実際、そうでないとあまり良い演奏に当たらなかったのです。ところが、先日のレクイエムは、特に合唱は(ソロも)音色がきれいで、とても感動的でした。なによりも「音色がきれい」「響きがきれい」だと思ったのです。それだけに今日の演奏はどうもしっくり来ませんでした。ホームグラウンドである、グレゴリオの家の聖堂で聴いたらまた違ったのかもしれません。

今日の指揮者の方は、とても実力のある有名な方らしいですが、私は詳しいことは知りません。ただ、今日の演奏を聴く限り、あまり良いとは思えませんでした。
今度の日曜日にメサイアの演奏会があり、そこでも指揮をされます。そちらも、私の関わりの深い団体であり、曲はよく知っているメサイアですから、今度こそ迷わず判断が出来るでしょう。

判断」などというと、いつも「評価」するために聴いているみたいですが、わたしは「楽しめた」時に評価が高いのです。別に批評をしたくて聴いているわけではありません。ただ「勉強のため」ということはありますが。それと、今後の自分の企画する演奏会に演奏を依頼すべき団体を探している、ということもあり、純粋に楽しみで聴いてるばかりではないということはあります。

いずれにせよ、アマチュアの演奏会を聴くのとはちがい、プロ、あるいはプロを目指して勉強中の人たちの演奏についてはどうしても厳しくなってしまいます。それは期待が大きいということでもあります。その点、辛口批評になってしまってもお許しいただきたいと思います。

対話 Dialog  〜ドイツ教会音楽の流れ〜
カペラ・グレゴリアーナ ファヴォリート 声楽アンサンブル・コンサート
日時:2006年1月17日(火)19:00開演
会場:東京文化会館小ホール
出演:イェルグ・シュトラウベ(指揮)
   カペラ・グレゴリアーナ ファヴォリート(合唱)
   諸岡亮子(ポジティフ・オルガン)、福沢宏(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
*曲目は多いので省略します

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2006/01/13

昨日のフォーレのレクイエムの演奏会

昨日聴いて来たアンサンブルシュテルンという団体の演奏会についてコメントしたいと思います。
この団体については、昨年、この演奏会の指揮者でもある、石川星太郎さんが設立したものということしか詳しいことは分かりません。私が調べた限りでは、藝大の学生さんのようで、おそらく団体のメンバーも同じ学生さんだろうと思います。(あくまで推測です)

演奏会のプログラム1曲目はベートーヴェンの弦楽四重奏曲「セリオーソ」をマーラーが弦楽合奏用に編曲した作品でした。その道の方達であれば皆ご存知の曲のようですが、私は知りませんでした。いかにもベートーヴェンらしい「難しい曲」と言う感じでした。「難しい」というのは、指が回るのが大変とか、音程が難しいとかではなく、簡単には理解できない、素人は受け付けない、というような印象を持つ曲ということです。

だから、ということもあるのでしょうが、残念ながら、あまり良い印象ではありませんでした。
第1回目の演奏会で、しかもしょっぱなの曲ということで、オーケストラも乗っていない感じでしたし、実際曲をこなしきれていないと言う感じでした。こういっては悪いですが、この演奏会の2曲目がピアノコンチェルト、後半はレクイエムで、弦楽器が目立つ曲が少ないということ、また、「挑戦」するような曲がないということから、この曲に「挑戦」したのでは、というように思いました。最後の楽章あたりは、だいぶ音程が怪しかったように思います。

2曲目はモーツァルトのピアノ協奏曲12番でした。これも、ピアノコンチェルトに疎い私はあまり知りませんでした。ピアニストも若手の実力派のようです。軽々と演奏していましたし、終始にっこりしてつい見とれてしまいそうでした。この曲はオーケストラの方も楽しいのでしょう、オケのメンバーの中にもニコニコして演奏しているひともいましたし、特に1楽章はモーツァルトらしい明るく伸びやかな曲のせいもあり、オケ全体が、あきらかに「乗っている」感じで、のびのびと演奏していました。

若いオーケストラのせいでしょう、緩やかな2楽章は今ひとつ、と言う感じです。静かなところでの弦の音の始まりに弓のこする音が目立ちました。管楽器の若干不安定なところも多く、出が揃わなかったり、音がひっくり返ったりとかもありました。少人数のオーケストラなので、ピアノコンチェルトとしてのバランスは全体的には良かったのですが、2楽章で、オケが音量を落としきれないためにバランスが悪くなってしまいました。3楽章は楽しく聴けました。結構盛り上がってよかったと思います。

さて後半のフォーレのレクイエムですが、まず驚いたのは、合唱が相当訓練されているということです。おそらく、音大の学生さんたちだと思うので、アマチュア合唱団とはレヴェル違うのは当然ですが、それにしても、レクイエムにふさわしいヴィブラートをおさえた、澄んだ声でとてもきれいでした。どのパートもきれいでしたが、特にテノールは2人だけでしたが、控えめな歌声がまた特に美しく、聴き入ってしまいました。正直、教会音楽の専門でない団体ですので、合唱はあまり期待していませんでした。ただ、合唱は指導者に平松英子さんと言うその道の方の指導を受けていたそうなので、指導者の力もすごいと思いました。

第1曲 イントロイトゥスとキリエ 頭のフォルテがずれました。単に出だしが合わない、というのだけならそれほどでもないのですが、そのあとすぐにピアノになっていく時のディミヌエンドが合わないので残念でした。
第2曲 オッフェルトリウムも、出だしのチェロとオルガンが合いませんでした。指揮者の指示の仕方にも問題があるのではと思いました。途中から出てくるバリトンのソロは良かったです。私の一番好きなところです。ただ、器楽がもう少し落としてほしかった。バリトンの方はきれいに歌おうというためでしょう若干音量が小さめだったので、楽器の音が大き過ぎという感じがしました。部分的にアカペラ合唱になるところ、あるいはオルガンだけが伴奏するところはきれいでした。
第3曲 サンクトゥス 始めの方の長いソプラノとテノール、バスの掛け合いはきれいでした。ハープはもう少し大きく出した方が良かったと思います。ホザンナで盛り上がった時のホルンとトランペットは良かったですね。なるほど、このためにこれらの管楽器はあるのか、と納得させられるようでした。この曲だけに出てくるヴァイオリン、ヴィオラを弾いていたコンサートマスターが持ち替えていましたが、さすがコンマスは自信たっぷりの演奏で、きれいでした。
第4曲 ピエイエズ ソプラノソロはかなり緊張気味でしたが、きれいな声で歌えたと思います。もう少しまろやかな音色と、控えめでも伸びのある声になったら最高だと思います。
第5曲 アニュスデイ 出だしの弦の響きはいいですね。静かに流れるテノール、全合唱のきれいなハーモニー、その後の盛り上がり、ホルンのフォルテ、イントロイトゥスの始めの部分が再現されたあとに静かに終わる。この1曲だけでもレクエイム全体を表すかのような変化に富んだ曲の良さが出ていました。
第6曲 リベラメ バリトンのソロは良かったですが、一番盛り上がったところで、声が少し割れた感じがしたのが惜しかったと思います。力みが入ったのでしょうか。フォルテになっても、他のところのようにきれいに歌えたら最高だなと思いました。
第7曲 インパラディスム その名の通り「天国(楽園)に」いるかのような不思議な音楽です。きれいに響いていました。ソプラノはプログラムでは3人でしたが、実際には2人だったようで、若干弱かったでですが、きれいでした。

全体に言えたのは、(レクイエムに限らず)オーケストラは、フォルテはかなり良いですが、ピアノの部分がまだ勉強が必要と言う感じでした。逆に合唱は、ピアノがとてもきれいなので好感を持てましたが、フォルテをきれいに歌えたら怖いもの無し、と言う感じなので、もっともっと勉強してほしいと思いました。

いろいろ細かいことまで書きましたが、自分が考えていたような規模のオーケストラと合唱での「レクイエム」とても刺激になりましたし、きれいでした。ああ、こんなメンバーで演奏できるなんてうらやましいと思いました。

指揮者の石川さんはまだこれから、と言う感じです。内にある音楽はきっといいものを持っているのだと思いますが、まだ指揮ぶりにそれが出て来ていない感じでした。今後このオーケストラが継続して行けばきっと良い指揮者になるでしょう。この演奏会は若いメンバーなので、会場はおそらく家族や友人、先生と思われるひとばかりでしたが、その分暖かい拍手で、フォーレの熱演も相まって、割れんばかりの拍手になりました。

出入りの仕方、お辞儀の仕方、立ち居振る舞いがまださまになっていませんでしたが、それは良い意味での若さを感じさせ、かえってよい印象を与えてくれました(って、こんな風に感じるなんて、歳とったのかなあ)。

アンサンブルシュテルン第1回演奏会
2006年1月12日 19:00
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲へ短調Op.95「セリオーソ」(マーラー編曲)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番イ長調K.414
フォーレ:レクイエム1893年(ネクトゥー/ドラージュ版) Op.48
指揮:石川星太郎 ピアノ:加納裕生野

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フォーレのレクイエムを聴いてきました

アンサンブルシュテルンという新しい、若い演奏家たちの管弦楽と合唱の団体の演奏会でした。
詳しいレポートを書きたかったのですが、今日は早めに寝る必要があるので、明日にまわします。

ひとこと、レクイエムは良かったですよ。合唱/ソロもよく勉強されてきれいな声でした。初めて生で聴き、なおかつ自分が求めるような規模の演奏会でとても興味深く聴きました。あんなきれいな音楽を聴くと、なんとしても今年の秋にやりたいな、と強く思いました。

では詳しくは明日。

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2005/12/29

フルネ指揮フォーレ レクイエム

またまた(何度目だ)フォーレのレクイエムです。
先日お店で迷っているうちに売れてしまって買いそびれたCDをアマゾンで買いました。
ファン・フルネ指揮 日本フォーレ協会の録音です。
はっきり言って、これはすごいです。日本でもこのレクイエムを少年少女合唱と男声合唱でこんなにすばらしく演奏できるのか、と驚きました。ソプラノのソロはこの東京少年少女合唱隊の団員が歌っているのです。こんな編成は外国しかできないと思っていました。ちょっと驚きました。

少年少女合唱のきれいなこと、バリトンのソリスト鎌田さんもとても良い、きれいな声です。もちろん、オペラチックな歌い方ではなく、ヴィブラートを押さえ気味にして、きれいに歌ってくれます。

今日だけで2度聴きましたが、感動しました。技術的には合唱はやはり、ボーイズ・エア・クワイアの方が良いですが、あちらは、ボーイソプラノを3声部にわけただけでできるように編曲したものになってしまっていますので、本来の編成でのCDとしては、私のもっている中では最高のものになりました。
(というほどたくさんはもっていないですが)
フォーレとメサイアで紹介したウェストミンスター大聖堂聖歌隊の合唱とは比較が難しいですが、あちらの方がやはり上かな、とは感じます。でも、この日本で、日本人による(指揮者はジャン・フルネですが)演奏でこれだけのものを作ったという点では、ダントツに評価できます。

これは結構お薦めです。またはまってしまいそうです。

フォーレ作曲 レクイエム作品48
(1893年 ネクトゥー/ドラージュ版)

指揮:ジャン・フルネ
ソプラノ:水谷任佑 バリトン:鎌田直純
東京少年少女合唱隊
日本フォーレ協会編成による男声合唱
日本フォーレ協会によるオーケストラ

他の収録曲 小ミサ曲
ジャン・フルネ指揮 アンサンブル コンセールCの演奏

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2005/12/24

メサイアの録音(CD&DVD)

私の持っているCD/DVDと聴いたことのあるCDをご紹介しましょう。
とは言え、きっちり調べて比較できるようにしようとすると、時間がかかってしまい、今夜はできそうもないので、
簡単に紹介します。
(他のサイトではこの数倍から数十倍のCDを集めて紹介しているサイトもいくつかあります。
それに比べたら遥かに規模が小さいです。)

●カールリヒター 指揮 ミュンヘンバッハオーケストラ/合唱団 ドイツ語版 序曲のテンポの遅さに閉口
●ネビルマリナー指揮 セントマーチンインザフィールズアカデミー&合唱団(DVD) 現代的な演奏…ちょっとね
●鈴木雅明指揮 バッハ・コレギウム・ジャパン 完成度が高いです。出来過ぎの感もあります。米良さんのカウンターテナーによるアルトは美しい。
●武久源造指揮 コンヴェルスム・ムジクス(人から借りたCDで聴いたもの) いろいろな試みをしているという点では評価できますが、実況録音ということもあり、完成度の点では、もう少しという感じがします。
●クリストファー・ホグウッド指揮 エンシェント室内管弦楽団 1754年捨子養育院版による演奏。研究した演奏、と言う感じです。合唱の実力はいまいちですが、BCJとは対照的に、完成しきれていないところの良さみたいなものを感じます。ソプラノのエマカークビーは好みの問題もあるでしょうが、他のソリストとは一線を画す、と言う感じです。
●ニコラス・マギーガン指揮 フィルハーモニア・バロック・オーケストラ ヘンデルの残した異稿をほぼ全部収録しているという変わり種。演奏云々より、研究用と言う感じです。そのせいかまだちゃんと聴いていません。(すみません)
●スティーヴン・クレバリー指揮 ブランデンブルク・コンソート/キングズ・カレッジ・クワイア 
これについては、こちらを参照

以上です。これからまだ聴いてみたい録音がいくつかあります。それもまたの機会に。それから、後日演奏会のレポートもしみましょう。(今年の立教についてはこちら

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2005/12/22

キングズカレッジクワイアのメサイア

フォーレとメサイア」の時に書きましたキングズ・カレッジ・クワイア(「ケンブリッジ・キングズ・カレッジ聖歌隊」)の「メサイア」の演奏(CD)を聴きました。

この演奏は、ライブレコーディングでした。だから時々雑音も入っていますが良い演奏です。
さすがはキングズ・カレッジ・クワイアです。きれいです。…合唱は。ソロはやはり一様にオペラチックです。それでも中ではソプラノが良い感じだと思いました。

合唱はやはりとてもきれいです。どのパートも旋律がはっきりしていて、言葉も分かりやすい。
旋律がはっきり聴こえるのは、音程が良いのはもちろんでしょうけど、一般のアマチュア合唱団と違って人数が多すぎないということもあるのでは、と思います。
ことばも古い英語とは言え、彼らの母国語とは大まかには同じで、意味を知って歌っているでしょうし、発音ももちろんなれたものでしょうから、はっきり聴こえるのも、当然と言えば当然ですね。でもしゃべるときと違って、歌っている場合は、言葉が聞き取れるように歌うのは母国語でも難しいですね。やはり正しい発声をしていないと、聴く側に届く発音では歌えないと思います。

合唱は良いのですが、あえて言えば、バスがちょっと苦しいかなと感じました。低音が出し切れない、というか、声域の低いほうが出せないメンバーが多いのでは、という感じです。

メサイアは、曲自体がかなり劇的に作られているから、オペラチックな演奏もそれほどおかしくはないのですが、でもやはり、このCDのソロはメサイアには若干不向きに感じました。ソロは、ホグウッドのCDの方が良いな、と感じました。

キングズ・カレッジ・クワイアのメサイアのCDは、もう1枚あるようですが、今は手に入らないようです。でも、そちらはソプラノのソロは隊員がやっているらしいので(ということは少年が歌っている)、本当はそちらを聴いてみたいです。いつかは手に入れたいと思っています。

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2005/12/12

フォーレとメサイア

(へんな略し方ですみません。フォーレのレクイエムと、ヘンデルのメサイアですけど、わかってますよね。)

最近この話が多くて、この辺に興味がある方は良いのですが、興味の無い方はちょっと……でしょうね。それでも、はまってしまった私は、なんと、今日またフォーレのレクイエムのCDを買ってしまいました。
はまってしまった はまってしまった2 はまってしまった